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頭も体も動かす マカピーの日々 #1141

マカピーです。
久々の筋肉疲労で良く寝られそうです!

マカピーの事業は農民から原料を買い取りそれを仲買人に売る仕事で開始されたのです。(最初の販売は今年3月に入ってからでした)

つまり、差額が大きければ利益が増すのですが価格低迷が続いていて殆ど差額が無くなってしまったのです。


極楽鳥花の仲間

それでも利益を上げようとすれば農民から「買いたたく」事も可能ですが、それでは普通のエージェント(仲買人)がやる事です。

マカピーとハナさんがこの事業に係る農民の安定収入を目指すために事業を開始したのに本末転倒になりかねません。

そこで、薄利でもいいから出来るだけ沢山の原料を買い取りそれを売り回転資金に充てようという事にしています。

もちろん、それに甘んじているわけでもなく自分たちで原料加工をすることで付加価値を増そうと考えています。

幸いなことに日本の協力者からいろいろな案を頂いているので、それを現場でどうやれるか日々考えています。

ハイビスカスはいろいろな色があります!

それには、ある程度の場所と機材と資金が必要です。

それが可能になれば地産地消型の製品開発ができるかも知れません!


商売繁盛している店舗オーナーが資材置き場の倉庫建設をしていました

「ナイナイ」が続いていても、マカピーが日本に2か月間いる間にもハナさんはマイさんと一緒になって「レストラン事業」を開始すべく準備していました。

つまり多角化による経営安定を図る案です。

マカピーがコタキナバルに到着した時にホテルの部屋の片隅に何やら買い物の袋が積まれていたので尋ねると「コタキナバルではレストランで使う食器類が安かったので買ってきた」との事でした。

ウーン、厳しい時期に逆に打って出るとはハナさんは違うなあ!(笑)

確かに倉庫を持とうとした際に、そこの場所の隣がCOVID-19前はレストランをやっていた所なので「居抜き」で冷蔵庫やキッチンの一切も使えないかと検討した事がありました。

それでも、マカピーは将来的な話で、すぐに始まるとは思っていませんでした(笑)

ダンプカーから降ろされた砕石が道路の中央まではみ出ている!

マカピー:「店舗の場所はどうするの?」
ハナ:「うん、話はつけてあるの。後は改装するだけなのよ」
マカピー:「フーン。いい物件が見つかってよかったね」

で、コタキナバルから現場に戻って来てその店舗というのを見せてもらい、マカピーは啞然としました。

ボロボロです。

マカピー:「かなり長く使ってないね!天井の梁が白アリにやられているしともかく全面改装が必要だよ」
ハナ:「だから安いのよ!」
マカピー:「オーナーって誰なの?」
ハナ:「アディ、ほらそこにいる女性」

マカピーはトドンをかぶって小さな男の子を連れた女性に挨拶しました。

通行の邪魔のならないように砕石を端に寄せるアズミン

彼女の案内で元店舗内に入ると、男の人が4人ほどいて、二人がベッドで寝ています。

マカピー:「この人たちってアディが雇った防犯番なの?」
マイ:「違うのよ。かってにここを使っている人たちで、出て行ってもらいたいと言っても居座っている人たちなの」
ハナ:「だから私達が工事をするからって、彼らを追い出すことになったのよ」
マカピー:「ふーん。で、ぼくらが修理した後で今度はぼくらが追い払われたら目も当てられないよ!」
マイ:「そんなことないわ、契約も結ぶし彼女ははワタシの古くからの友達で信用できるわよ」

農民の一人でこうした請負をしているルスランと相談すると見積もりを作ってくれたのでした。

ルスランは資材があれば20日間で仕上げると言ってくれたので、原料出荷で利用した事のあるハネフの7トン車を借り上げて100㎞離れた町に資材を買いに行ったのでした。

ここで大方の資材を購入しました

既にコンクリート打ちに使う、砂と砕石は4トンほど調達してありますので、コンクリートブロック600個、セメン30袋、合板14枚、PVCパイプ、雨樋、2x2木材など買い求めて来て戻ってきました。

夕方になって同じ広場にあるレストランが開店する中、マカピー達は荷下ろしした資材を担いで搬入していました。

マカピーはダンプカーで配達された砂が道路の中ほどまでにはみ出ていたのでスコップで道路をクリアにしてから、資材搬入を手伝いました。

もちろんルスラン、アズミン、タンの3人の請負仕事ですけど一緒にコンクリートブロックも搬入しました。

どっと汗をかきながら「明日ボクの腰は大丈夫かしら?」って案じながらの作業で他でもない自分の店舗を作るために働いているのだというのをルスラン達に見せたかったのです。



セメンの袋の後で合板を乗せます

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。心地よい疲労感!





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