無かったら作ればいい! マカピーの日々 #1213
マカピーです。
こんなのを作りたいって思いませんか?
倉庫に移り住んで4日経ちました。
で、タンさんたちが毎日来ては作業を続けています。
何を作っているのかと言うと、例えば今日作ったものは作業テーブル、それに階段。
朝8時から午後3時までの7時間の停電があっても、彼らは黙々と作業を続けます。
もちろん電気工具は使えないので、それ以外の事をするのです。
そもそも彼らはAdik Kitchenの改修工事に雇われたのですが、一応水タンク設置以外は終了してこちらの倉庫関連での仕事に移ってもらっています。
気がつけば既に2か月雇い続けています。
タンさんより若いランさんは煙草をくわえながら、いろいろな作業をします。
時々、彼のスマホにはメッセージが届くのですが、日本語で「お兄ちゃん、メッセージ」という着信なのです!
貴重品を入れているウェストバッグは『One Piece(ワンピース)』で、彼のお気に入りになのです。
ひょうきんでいつもハナさんを笑わせていますが、結構まじめな性格です。
彼は大工仕事一般に加えて、タイル貼り、電気配線、電気溶接、なんとガス溶接も出来るそうです。
少ない工具や道具で色々な物を作り出します。
ランさんはアディさんに頼まれたテーブルつくりをさっさと仕上げてお店に持って行き、更に店の屋根に取り付ける帯状のLEDライトも設置しました。
タンさんは昨日はアジズのベッドを作りました。
もともとあった木製のベッド?が壊れていたのですが、それをマカピーが持ってきて修理をしてもらったのですが、天板も含めてほとんど新しい材料で作り直すようなものでした。
アジズは「これでやっと眠れる」と喜んでいました。
そうなんです、彼は通路だったのを閉じて部屋に改造した狭い場所にいるのでした。
それから、キッチンのライトと天井扇風機を設置してくれました、しかもスイッチも場所を指定して。
作業テーブル製作はもともと倉庫の片隅にあったごつい木製扉で少し材が腐っているものでした。
マカピーは直ぐに気に入ってタンさんたちに「これを作業テーブルに仕立ててね」と頼んでいたのです。
多目的テーブルとしては、古いですが硬い材質の木でどっしりとしたものができ、裏口に近い屋根付きの場所に落ち着いた感じがします。
夕暮れ時にここで過ごすのもいいかもしれません!
階段は傾斜地の盛り土の壁を伝って「アディ・キッチン」のあるダタラン(プラザ、広場の意味)に近道できるのですが、フィールドアスレティクスをやるように、一部崩壊した場所をよじ登っていたのです。
そこを、これまた木製パーツ整理棚が朽ちかけていたのでそれを見たマカピーが「この部分を使えば階段を作れるよね?」と尋ねるとランさんが「うん、出来るね!」と必要部分を切り取って、階段に仕立ててくれました。
マカピーが「やっぱり、上り下りのバランスが悪いので手すりが欲しいよね」って言うとランさんが、「うん、わかった」と作ってくれたのでした。
最近分かったのはマカピーが以前買い求めていたパラン(蛮刀:ばんとう)が彼らの作業にとって非常に重宝するのでした。
木の材質を熟知しているので、加工をするのにノコギリを使うのよりもパランを使った方が簡単に調整できるからです。
彼らの作業を見ていると、ナルホドなあって思う事が沢山あるのでした。
そして、出来合いのものを買ってくるのではなく自分たちの目的に会ったアレンジをしてくれるのってすごくないですか?
無かったら作っちゃえばいいんですから!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。ほんとうに器用だなあ!
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