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ヤギ肉料理を買いに行ったんですけど マカピーの日々 ♯1567

割引あり

マカピーです。
昼食を買いに行ったら気に入った車があったんです!

新しいイフガオのクリニックとなった場所を提供するフローレンスの「雲海を見に行こう」という誘いは今回実現しませんでした。

それは、ハナさんが「どうにも体が疲れてしまって」動きたくないという理由からでした。

それでも、相変わらず朝の6時から患者さんがハリー叔父宅に押し掛けてくるのはさばいているので午前中は仕事をしているのですが。

これで午後は新しいクリニックとなるアギナルドのフローレンスの給油所へ行って夜中に戻ってくるのは負担が大きくきついのです。

だってバイクに二人乗りしてハナさんは薬の入った大きなバッグを背負っているのです。

疲れてバイクの事故が会ったら、それこそ本末転倒です。


どうやら酔っぱらったのでバイクを停めて寝ているオジサンです!

フローレンスには「申し訳ないけど休ませてくれ」と連絡して休むことにしました。

それで午後2時近くなって「あ、ハリー叔父にお昼ご飯を食べさせなくちゃ」といつもと違う幹線道路を反対方向に行った所にあるはずの「ヤギ肉料理の店」を目指しバイクで走ることにしました。

ところがこの日は日曜日です。

カソリックの人口の多い国で多くの住民が教会に行ったり交友を深めるのが日曜日でサリサリストア(雑貨店)さえも多くが閉まっているのでした。

「そろそろヤギ料理店があるはず」という地点に近くなり、バイクのスピードを緩め路肩沿いをゆっくり走る事にすると偶然に小さな中古車販売店があったのです。

「へー、こんなところに中古車が売ってるんだ」

屋根付きのガレージにあったのはたった8台の車両でトヨタハイラックス、三菱のトライトンタイプのピックアップなどの中に黒い小型車がありました。

「これなんて言う車かしら?スズキのエスプレッソよりも大きいわね」

「ちょっと見てみようか」

バイクを駐車して、その車に近づくと「韓国のKIAのSoulっていう車種だね」

「これいいわね。天井が高いから乗り易そう」

すると隣のバンブーハウスのオフィスから短パンランニングシャツに入れ墨たっぷりのヤンキーな店員?が対応に来ました。

「中を見せて」

直ぐにキーを持ってきて車内を見せてくれました。


こんな車もいいなあ

2012年製とのことで、さすがにドアの内側の装備などが変色していましたが、前オーナーがパンパンガ州の女性だったとの事できれいに乗っていたのが分かる清潔さです。

「試乗してみますか?」と店員さんが言うので一瞬ためらったものの

「じゃあ乗ってみよう!」

マカピーが幹線道路に乗り出して2‐3㎞走って戻ってきました。

マレーシアでRav4を乗っているマカピーですが、フィリピンでは交通システムが右側通行なので座席が左側になり早速ワイパーとウインカーのレバーを間違えてしまいました。

オートマなのでドライブポジションに入れればその後はシフトチェンジしなくていいので楽ですね(笑)

走り出すと安定していますが、若干「加速が弱い」感じがしましたが悪くありません。

「荷物も載せられるし、ハリー叔父を乗せる事も出来るわ。彼の機能回復が進めばオートマだから彼自身が運転する事だってできる。背の高い叔父でも楽に乗り込むことが出来るわ」

実はこの朝の食事の際にハリー叔父に「車を探している」事を伝えたんです。

「どんな車が欲しいんだい?」

「小さくて取り回しの楽な車。山道やぬかるみを考えるとスズキのジムニーがいいんだけど結構高価なんですよね。普通は幹線道路が中心だからエスプレッソタイプの中古車が良いんじゃないかって考えています」

「ヒュンダイのスターレックスはどうかな?」

「ああ、先日バギオへ行くのでドドンに運転してもらったあの車ですね。それが売りに出ているんですか?」

「50万ペソって聞いている」

「機会があったら見てみても良いですね」

そんなやり取りがあったばかりだったんです。


黄金色に色付いた田んぼ。そろそろ収穫です!

一方こちらのキアのソウルは36万ペソだそうです。

さらに現金一括購入であれば34万5千ペソまでまけるといっています。

「手付金を頂ければ、車を他の人に売りませんがどうします?」

店員が聞いて来たので「じゃあそうするわ」とハナさん。

え、買うの?

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