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「商売」は諦めないことなんだろうね!マカピーの日々#1046

マカピーです。
一瞬シマッタ!って思ったのですが気持ちを入れ替えたら上手く行ったんです。

今回は金曜日にコタキナバル(KK)に上京?して火曜日に戻る4泊の予定だったのです。

土曜日にクアラルンプールから来た友人夫妻をキナバル山方面に案内し、日曜日にKKの沖合にあるガヤ島を訪れました。

で、本命は今日の月曜日のKKでの銀行口座開設と会社登記だったんです。

ところが、日曜日に最終確認すると、その立ち合いに必要なハナさんの親戚がインドネシアに行ってしまっていた事が分かったのです!

えーっ、そんなの以前から言ってあったじゃん!(ガックシ)

一方日本から来る幼馴染のシゲちゃんがKKにやって来るので、それに合わせて又上京するつもりだったので「まあ、2週間後に来ようかしらね!」とマカピーは鷹揚に構えてみたものの、内心は「計画性が感じられない」事に少し苛立っていたのでした。


日曜日ガヤ島からコタキナバル側に戻るボートは飛沫を飛ばして走るのでした

そこで、空いてしまった月曜日をどう使うか作戦会議をすることにしました。

それでキナバル山周遊をして帰って来る際に車の不調があったのでこれを直すことにしました。

不調と言うのはバンパーのスカートが脱落した際に、タイヤハウスとの接合部分が、留め金が外れてガバガバになってしまい、どうやらその部分がカタカタいいはじめていたのです。

RAV4を購入し再登録する際に車検が必要だったので、車の点検及びタイヤ交換をお願いしたワークショップに持ってゆくつもりだったのですが、あまりに泥だらけなのでまず洗車をすることにしたんです。


かなりマニュアルでやっている「全自動」ドライブスルー洗車場

マカピーは自分で洗車をしていたので、誰かにお願いしたり全自動の機械で洗車した事が無かったのです。

今回は生まれて初めてお金を払って洗車したのです。
洗車用のスプレイガンでざっと綺麗にした後で「特にタイヤハウス内はきれいにしてね」とお願いし、機械による洗剤洗車と手による洗車そして車内のクリーニングまでやってもらい占めて25リンギ(800円ぐらい)でした。

それをワークショップに持って行くのですが、2月から乗り始め一体どれだけ乗り回したのか、走行距離を確認するとチョッキリ5000㎞!

一カ月で5000㎞走ったんだ!(もっとも金曜日はKKまで片道500㎞だもの!)

じゃあ、ついでに定期点検とエンジンオイル交換などもお願いしたのです。

前回のように顧客が列をなしておらず、1時間足らずで完了!こちらは220リンギ(7千円くらい)


5000キロ毎の車両点検サービス

お、まだ昼前だぞ!

昼食前にコタキナバル工業団地にある、マカピーの扱っている生産物を取引する会社を訪れてみる事にしたんです!

一時期は「もう間に合ってます」と突然交渉が打ち切られたのですがしばらくしてから「いい生産物が5トン出来てますよ!」って伝えていたら「買いたい」って言ってきたんです。

実はこんなこともあろうかと、サンプルをジップロックに入れて持参していたのです。

突然訪問したのでびっくりさせたのですが、工場長のバーディも我々をよく覚えてくれていて更にオフィスに行くと社長のサイモンとアシスタントのフランがやってきました。

フラン:「で、いくらで売ってくれるの?」
マカピー:「だから、サンプルを持ってきたんだ」
サイモン:「実は最近別口の供給者とトラブルがあって原料が欲しいんだ」
ハナ:「で、どのくらい欲しいの?」
サイモン:「5トン全部買うよ」
フラン:「だからそちらの言い値が欲しいのよ。今直ぐ!」
マカピー:「ちょっと二人で検討するから待ってよ」


夕暮れ迫る午後の街中の様子。沖合の島影がガヤ島です!

会議室に二人残されると対策を練る事にしました。

マカピー:「3月いっぱいは供給があるからボクらのものは不要だって言ってたのに、今度は直ぐにでも欲しいんだ!」
ハナ:「やっぱり来てみて対面で話してみると違うわね」
マカピー:「でも彼らの価格レンジだと儲けが殆ど無いよ」
ハナ:「それでも在庫を抱えているのよりもいいじゃない」
マカピー:「それから倉庫を増設する必要もあるしね。市場価格が落ちているけど、一度売り払ってしまおう」

こちらの希望買取価格を伝えると、3日以内に返事をもらう事でサイモンの会社を後にしました。


洗車場にあったホンダの1500㏄グランドツーリズモタイプ。Honda Gold Wing Interstates

マカピー:「あと二つサンプルがあるんでイバールの会社へも行って見よう。何か分かるかも知れない」
ハナ:「そうね、トン単位で買い取ってほしいと伝えたら、しばらくイバールから返事が無いものね」

今度は車を空港近くに走らせイバールの会社へ。
こちらも突然の訪問になりますが、実際には3回目の訪問です。

ドアのチャイムを鳴らすと大男のイバールがマスクをして現れました。

マカピー:「事前の連絡なしで申し訳ない。急遽今日の予定が変わりサンプルを持って来たんで寄ってみたんだ。ちょっといいかな?」
イバール:「久しぶり。大丈夫だよ。そうだボクのボスがいるから会ってもらうよ」

イバールが会議室から消えるとマカピー達は二人で話をしました。

マカピー:「え、イバールが会わせたがらなかった中華系スタッフの事?」
ハナ:「やっぱりイバールはその人に雇われていたんだ」

フィリップと言う50歳くらいの中華系の経営者が現れました。


もちろんこのバイクも中古車で20年以上経過しています

マカピー:「お会いできてうれしいです。今回は御社が興味を持っているというサンプルをお持ちしました。こちらがそうで、もう一つは普通タイプのものです」
フィリップ:「そうなんだ、ボクのクライアントはこれが欲しいんですよ。既にイバールから聞いていると思いますが、ぼくらも別の場所で生産に関わっていたんですが、スタッフも少なく現場での生産指導をしている余裕がいないことで困っていたんです。マカピーとハナさんの会社がその生産を受け持ってくれるなら、ぼくらも他の事業に専念できるんです。一緒に組んで仕事をしたいですね!」
ハナ:「とりあえず、1トン分このタイプのものを準備しますね」
イバール:「輸送賃を除いた買取価格はいくらになりますか?」
マカピー:「戻ってすぐにお知らせいたします」

どうやら今日訪問してみて、二つの会社とも態度が変わってきたように感じるのでした。

ホテルに戻るクルマの中でマカピーはハナさんと話したんです。

マカピー:「やっぱり、直接訪問してよかったよ。インターネットでテキストや写真を送ってもうまく行かないのがこうして面白い展開になって来たよ!」
ハナ:「そうね。今日の予定がつぶれてうまく行かないように見えてもこうして行動するとうまく行くものね。これは神の思し召しなのよ」
マカピー:「まだ決まった訳じゃないけどね!喜べるのは最終的に売れて収入が入ってからだろうし、ようやく最初の商売が成立しそうになって嬉しいよ」
ハナ:「インシアラー!」


こんなに白いコガネムシを見たのは初めて!キナバル山公園にて

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。早とちりで諦めない事が大切!



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