散骨しました! マカピーな日々#0903
マカピーです。(サバ滞在中)
マカピーが昔こちらでお世話になった人を探したら亡くなっていました。
前回7月の来サバ時にエヌさんの話をこちらに長く住んでいるカズエさんから聞いたときには「会いたかったのに・・・」と口にしたとたん不覚にも涙がポロポロ落ちたのでした。
エヌさんは協力隊の先輩でもあり、こちらで結婚されていたのでした。
いつもニコニコして「ほら、不景気な顔をしていちゃいかんぞ!」ってはっぱをかけてくれました。
マカピーが地方のKudatからコタキナバルに上ってきた際にはご自宅に呼んでくれたりしました。
それから20年ほど経った頃、カンボジアのプノンペンの日本人の集会で偶然エヌさんにお会いしたんです。
すると、彼は「うん、結婚して子供いる?じゃあ奥さんを連れて来て一緒にご飯を食べよう!」って会食を設定してくれました。
ご飯を食べながら、彼の現在の仕事の話や今後の展開について話した後で、突然エヌさんはマカピー達に「ところで、マカピー夫婦はダンスする?」って聞いてきたんです。
マカピー:「ステップを習ったことがあるのですが、その後続けなかったので踊れません」
エヌ:「いいんだ、いいんだ。これから覚えれば! ダンスはいいぞ、夫婦でずっと二人で踊ってられるんだから!ゴルフは一人のプレーだろう?でもダンスは二人なんだ。奥さんも一緒に習って踊り続けられたら最高だよ!(笑)」
どうやらその頃エヌさんがダンスに覚醒したのか、しきりと勧める姿が今でも目に焼き付いています。
数年前にエヌさんは出張先でマラリアに罹ってしまい処置が遅れて、搬送された日本で亡くなったと聞きました。
ところがエヌ娘さんが日本人関係の組織で働いているときいていたのです。
じゃあ一度会ってご霊前に挨拶だけでもしたいと、その団体に行ってきました。
他人伝えに聞いていたクリスティーナという名前を伝えると、中国系と思われる20代の若い女性がやってきて、英語で話しかけられたのです。
ちょっと想像していた方より若そうです!
マカピー:「初めまして、マカピーです。昔エヌさんにお世話になりました」
クリスティーナ:「???」目をしばたいているので
マカピー:「クリスティーナさんはエヌさんの娘さんですよね?」
クリスティーナ:「違います。私はクリスティーナですがエヌさんは知りません」
マカピー:「それは失礼しました。エヌさんが数年前に亡くなってるのですが、その娘さんがここで働いているって聞いたものですから訪ねてきたんです」
クリスティーナ:「それは残念でした。でもちょっと待ってください、何年か前にここで働いていた人で日本人の父親がいるっ人て、聞いたことがあります。あちらに誰か覚えていると思います」
と事務室に消えて、一枚の紙きれを携えて戻ってきました。
クリスティーナ:「きっとこの方でしょう。ジュリアです」
名前と一緒に電話番号が記されていました。
クリスティーナさんに御礼を言い、家に戻りその電話番号に連絡しました。
マカピー:「これはジュリア・エヌさんの電話番号ですか?」
ジュリア:「はいそうです」
マカピー:「マカピーと言います。その昔お父様にお世話になった者です」
ジュリア:「あ、日本人の方ですか?どうぞ日本語でお話しください!」
それから、主婦というジュリアさんとしばらくお話をして、今度の土曜日に会う事になりました。
最後にジュリアさんがこう言いました。
ジュリア:「えーと残念ですが、父のお墓は無いんです」
マカピー:「あ、そうなんですか」
ジュリア:「亡くなった後、遺灰を分けてサバに持ってきた後で海に散骨しましたから」
マカピー:「それじゃあ、マカピーはこちらに来て毎日リカス湾を歩いているから、エヌさんと会っているようなもんですね」
ジュリア:「(笑) きっとそうですね!」
マカピーも死んだら、どこの海でもいいから散骨してもらうのが良いなあ。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。社交ダンスかあ
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