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「正しく年老いる」って? マカピーの日々 #1092

マカピーです。
果たして本当の老い方って事はどういう事なのでしょうか?

3か月ぶりにマレーシアから帰って来ると、義父母の認知能力の低下が進んでいるように感じました。

義父母は近所で二人だけで一軒家に暮らしています。


風雨に耐えた社(やしろ)の構造にある木目はとても美しいです

マカピー:「最近お義母さんの話って、つじつまが合わなくなってない?」
マカピー妻:「しょうがないよ。アンタがマレーシアに行っていてる間に、お母さんからの電話で困ったことが幾度もあったのよ」
マカピー:「お義父さんは?」
マカピー妻:「あれは論外!怒鳴られてばかりいるんで辟易しちゃった。ワタシは長い間彼とは話をしてないよ」
マカピー:「ああ、確かにボクも行くたびに怒鳴られるんだ。話をしようとすると聞こえないのか『言ってる事が分からん!』ていうから言い直すと今度は『何でお前はすぐ怒鳴るんだ』ってまた怒られるんだよ」

マカピー妻:「本当に頑固さに磨きがかかって来たわね!補聴器を付けるように幾度もトライしたけど結局本人が受け入れなかったし・・・」
マカピー:「よく、お義母さんがここに避難しに来るって?」
マカピー妻:「そうなのよ。長年連れ添っていても、一日中怒鳴り散らされたら気が滅入るって!」
マカピー:「その点、家も近所だし娘の君がいてくれてよかったよ!」

鎮守の森も今では木々が切り払われてしまいました

マカピー:「テッチャン(義弟)は毎週水曜日に会いに行って食事しているの?」
マカピー妻:「アイツもついに父にはお手上げだって。食事中ずっと怒鳴られっぱなしで苦痛なんだって。でも『オヤジはオレが面倒見る』って言ったんだから、絶対最後は後始末をさせるわよ」


マカピー:「お義父さんが『オマエは娘のところへ行けるんで良いなあ』って言われるとお義母さんが言ってたよ。一緒に来ればいいのに!」
マカピー妻:「何言ってんの!それじゃここがお母さんの避難場所にならないでしょ。バカね」

マカピー:「じゃあ、以前のように義父母宅で一緒にご飯食べよう!」
マカピー妻:「だから、まともな会話ができなくなっちゃってるのよ。もう以前の父じゃないのよ!分かる? 病院だって私たちが手伝うって言っても、父は断って自分で評判悪いクリニックに行っているでしょう。もう彼のやりたいようにやらせるしかないわよ」


お稲荷さんですかね


マカピー:「家の中の修理をしようとすると『勝手にオレの家をいじるんじゃない!』って怒られるんで、お義母さんの依頼でも手も足も出ないよ」
マカピー妻:「もう、アンタも諦めるしかないわ。お母さんとは私たちが通院の後で一緒に買い物したり外食して、ついでに我が家でお茶する事で彼女の正気を保っているのよ」
マカピー:「・・・年老いるって大変だね」
マカピー妻:「今更何言ってんのよ。アンタもいずれそうなるかと思うと気が重いわよ!」

え、そうか・・・マカピーもそうなっちゃうのかな?

変わらないものと変わって行く風景

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。年老い方観察中です!



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