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想う日本の春 マカピーの日々 #1399

マカピーです。
これから春爛漫を迎える日本を想像しています。

熱帯地方であるマレイシアに住んでいますが、ゆるい雨季乾季があるくらいで四季がありません。

ですから春夏秋冬の季節の移り変わりをめでる感覚がありません。

もっとも地元の人はそれで生きてきたのですから「当然」として受け入れているわけです。

放っといてくれ!

リースを通じて仕入れたヤシの実、古くて飲み物ように使えず返却

マカピーは地元の人からよく聞かれます。

「日本の冬って寒いんだろう?雪が降るんだって?」

そこで「ウンたしかに冷凍庫の中みたいに冬は寒いよ。ところが夏はむしろここより暑いんだよ」って言うとビックリしています。

確かに冬服も夏服も必要な国に住んでいると、何かと生活費がかかるわけですよね(笑)

「マラス」というマレー語があります。

それは「ルーズ」だとか「怠慢」を指す言葉です。

熱帯地方では人々の行動はゆっくりしていてはた目には「マラス」に映るようですが、実際は結構な忙しさの中で暮らしていると思います。

農業が中心だった頃は、暑くなる日の出前と日没前が作業時間として当てられ、日中は体力温存をしていたのを「マラス」と誰かが言ったのかも知れません。

その辛さは炎天下での農作業をやってみればすぐに理解できます!


可憐な花を見るとホッとする

それでもマレイシアでも公務員をはじめホワイトカラーが増えてくると、日本人と同じような生活様式を持っている人も増えました。

彼らは彼らなりに時間に縛られ、こんな田舎町なのに朝夕のラッシュアワーでは道路が渋滞するんです。

こちらでは公共交通機関が発達していないので、自家用車に頼るしか選択の余地がないというのが正しいところですけど。

ですからマレイシアでは貧富の格差は結構大きいと思います。

日本も近年格差拡大が叫ばれていますが、こちらでは違法滞在者と言われるフィリピン系の住人とかも多く不法居住しているのでその比ではないと思います。

大きな交差点では警察も相手にしたがらない路上生活する家族連れが物乞いしています。

その交差点で老体ともいえる2000年製造のRav4をだましだまし使っているマカピーの脇を新車のトヨタ・ハイラックスとかいすゞのD-Maxといった4輪駆動ピックアップがガンガン追い抜いてゆきます。

ローンで購入しているにしても結構裕福な人も多いんだなあ!

おそらく、首都クアラルンプールのペトロナスタワーのある当たりに行けばもはや日本の東京以上の高級感あふれる快適な場所になっているのでしょう。

そんな場所はボルネオ島のサバ州には存在していませんが、有名高級ホテルに行けば溢れんばかりの富裕層に出会えます。

そして彼らは「日本は良いところよね」などと、普通の事の様に日本旅行経験を語ったりします。


夜明けに到着したレンをバスターミナルに迎えに行く

1月に来たレストランのお客さんがマカピーを日本人と知ると尋ねてきました。

「今度、日本に行こうかと思うんだけどいつが良いかな?」

「そりゃ、桜の季節が一番だと思うよ。3月中旬以降かな。北緯や標高の高いところへ行けばまだ雪もあるしね!」

「でもボクは寒いのは苦手なんだ」

「大丈夫。こちらで防寒着を準備して行けばOK. 本当に綺麗な季節なんだよ、日本の春って! 」

話していながら、地元にある桜並木を思い出しました。

ああ春を迎える日本にマカピーも帰りたくなっちゃった!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。いろいろな国に行って思うのは四季のある日本の国の素晴らしいところですね!


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マカピー
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