に、臭いますか?マカピーの日々 #1321
マカピーです。
ギンナンて好きな人が多いんですよ。あげると皆さん喜びます。
公園で拾ってきたギンナンは、既に近所の人にあげ、自分でも食べていたら少なくなってきました。
まあ、マカピーが日本にいる間は十分かなあ?
チラッとクリスマスに泊りがけで来てくれたミサッチにもおすそ分けしたのですが、聞いてみたんです。
「ミサッチ、近くの公園に行ったら沢山ギンナンの実が拾えるよ!」
「うん、でもワタシはこうしてきれいに皮むきされて、後はチンすればいい状態のギンナンが好きなのよ!」
つまり、一緒にギンナン拾いはしたくないという事!
やっぱり、みなさんそういう事なんです。
ギンナンは食べたいけど、処理するのは他の人にやってもらいたい!
確かにねー、ギンナンの皮むき、乾燥をやると腰が痛くなるんです。
それでも、喜んで食べる人がいると思うと「もうちょっと、収穫してこようかしら」って思っちゃうんですよね。
で、昨日お昼休みの公園に行きイチョウの木の周辺をかき集めたんです。
すると、持ってきたプラスチック袋に入りきらず、一度家に戻り二袋分になってしまいました。
一瞬、そのままにして置いたら、誰かが持ち帰ってくれるかなあ?って脳裏をかすめたのですが、当てにならない希望より自分で処理することにしたんです。
でも、15㎏ぐらい拾って来てしまったのは、重量オーバーで失敗でした。
と言うのもマカピーが一人で皮むき作業をしなくちゃいけないからです。
朝のうちは寒すぎて戸外での作業は出来ませんが、午前9時を回るとようやく暖かくなります。それでも冬の日は短く午後2時を回ると日陰になってしまい一気に寒くなるので作業を止めなければなりません。
時間が限られています。
ご存知の通り、ギンナンは臭います。
ですから、家の中での作業は御法度(ごはっと)です!
知っている人の方が多いと思いますが、あれが家中に臭うとどんな寒空でも逃げ出したくなります。
その昔、米国のアイオワ州で酪農実習していた際にスカンクのにおいを嗅いだことがありましたが一瞬息が詰まって「この世のものとは思えない臭い」に苦しみました。
もちろんギンナンはそれほど臭くはありませんけど(笑)
それでも、果肉が付いたままオーブントースターで焼いたりすると、家じゅうに異様な臭いが充満することになります。
ですから、きれいに果肉を取る必要があるんです。
マカピーは庭の縁石に腰かけゴム手袋してギンナンの山を崩してゆきます。
一粒一粒指で種を押し出すのですが、ジューシーな実ですとその際にプシュッと液が体や顔にかかるんです。
3時間ほどギンナン処理をやっていると、もはや体中から異様な臭いを発生するようになります。
敏感な人は、家の前の道路を歩きながらその臭いに気付いてキョロキョロしています。
さらに、マカピーを認めてあんなところにうずくまって、何やってんだろう?っていぶかしそうにこちらを見るんですよ!
ヤレヤレ
まず一つ一つの実から種と他のゴミを分別します。
選別した実にもまだ果肉や皮、そして葉っぱなどが紛れ込んでいるのでお風呂からのお湯を入れてかき混ぜます。
そうしてゴミを分離したところで脱水して、乾燥するのにコンクリート床の上に広げます。
後はそのまま2‐3日干したら出来上がりです。
ほら簡単でしょう?
ただし作業は簡単で単純なのですが、じっと座りながら皮むきするのは辛いものがあります。
でもねマカピーはこう思うんです。
「美味しいものを食べるには、こうした苦労があっていい」って
美味しものは簡単に手に入らない、キノコ採りだって同じでしょう。
自然とはうまくしたものだなあってマカピーは思うのでした。
そんな事を考えながら、そのままの服装で図書館と市役所に行ったのです。
そこでは、すれ違う誰もがマカピーに振り返るような気がしたのです。
きっとマカピーの気のせいですよね?
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。まだ半分しか処理出来てません!
もしもサポートいただければとても嬉しいです。そのサポートは感謝のバトンタッチとして使わせていただきます!