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ご近所だもの マカピーな日々#0863

マカピーです。
暗がりで地面から突然音楽が鳴ったのでびっくりしました!

夜にマカピー妻と近くのスーパーに買い出しに行き戻ってくる途中でした。

あるアパートの入口で突然、着信音が鳴ったので「え?誰かいるの?」
目の前のアパートのドアは閉まっているし「どこ?」

これって何の実かな?

なんと、足元でガラケー(スマホ以前の旧タイプの携帯電話)が発光とバイブレーションしながら鳴ったのでした。

マカピーは両手が買い物袋でふさがっていたので

マカピー:「ありゃりゃ、きっと誰かが落としたんだよ。だからきっとケータイを探している電話だから出てあげてよ!」
マカピー妻:「いやよ!誰のケータイなのか、わからないじゃない」
マカピー:「そりゃそうだけど、ガラケー使っているくらいだからきっと年配の人だよ」
マカピー妻:「えー、どうして? 放っておけばいいじゃない。 あ、切れた!」

ヘチマの花に蛾がとまってます

すると、また電話がかかって来たのです。

マカピー:「ほら、この落としたケータイを探している人がいるんだよ!」
マカピー妻:「そんなこと言ったって、変な人が向こうに出たら犯罪に巻き込まれるかもしれないじゃない!? そしたらどうする?」
マカピー:「そんなこと言っているから、また通話が切れちゃったじゃない! 返事してよ!年配者だろうから、困ってるよ。きっと!」

刈り取った草の間からキノコが生えた

マカピー妻:「えー、しょうがないなあ。 ええとガラケーの使い方忘れちゃった。どこのキーを押すの?」
マカピー:「どれどれ、ここは暗くて見えないよ! そうだスマホのライトをつけよう! あれ、どうやって点けるんだっけ? 忘れちゃったよ・・・」

ヤレヤレ

悪戦苦闘の末、暗がりでガラケーの履歴を探し出してかかって来た「ワタナベ(夫)」に返信するも通話中

マカピー妻:「えー、通話中だよ!」
マカピー:「ほら、一生懸命この形態を探しているんだよ!」
マカピー妻:「じゃあ、もう一回トライしよう・・・うーんダメだなあ」

そこに向こうから連絡が入りました!

マカピー妻:「もしもし!」
ワタナベ(夫):「あ、スミマセン。間違えました!」
マカピー妻:「間違ってません! このケータイを拾ったので私が受けたんです!」

田んぼの水際の草が鮮やか

結局、ワタナベさんは同じ町内の住人だという事が分かったので目印になりそうな電設事務所に集合することにしました。

ところが30分ほど待っても来ません。そこに電話がかかってきました。

ワタナベ(夫):「すみません、集合場所の電設事務所が分かりません」
マカピー妻:「最近、そこは新しい事務所に移動したんです。3丁目公民館のちかくです」
ワタナベ(夫):「ああ、それならわかります、今からそちらに伺います!」

それから5分後、ようやく街灯に浮かぶゆっくり動く二人の人影。
一人は長身の男性、もう一人はかなり小さいので孫でも連れて来たかな?


ガマの穂



近づくと、80歳程のご夫妻である事が分かりました!(爆)


ワタナベ(夫):「この度は大変お世話になりました!」
マカピー妻:「ハイどうぞ、良かったですね。じゃあこれで私たちは」
ワタナベ(妻):「あの、お名前を?」
マカピー妻:「お互い様ですから。では気を付けてお帰り下さい、おやすみなさーい」

マカピーは路地を曲がって帰って来たのでした。

不敵な笑みを浮かべる近所の猫

ところがこれには後日談があり、翌日の午後マカピーが外出から帰るとキッチンに包みがありました。

マカピー:「これ何?」
マカピー妻:「昨晩のワタナベさんが訪ねてきてお礼ですって!」
マカピー:「どうやって分かったの?」

なんとワタナベご夫妻は、昨夜別れた路地から一軒一軒訪ねて我が家までたどり着いたのだそうです!

いただいたシャイン・マスカットがとても美味しかったです!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。ね、町内で仲良くしましょう!

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