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インチョンの夕陽が目に染みた マカピーな日々#0805

マカピーです。
早速旅行の出発地点である成田空港で問題が発生したのでした。

成田第一ターミナルのJin Airというのは初めて乗る機体でしたが、もともと大韓航空の子会社LCCでした。それがほぼ満員らしく、のろのろと進む長蛇の列に並んで自分のチェックインの番が来たのは1時間後でした。

女性係;「パスポート他の書類を見せてください。・・・インチョン経由コタキナバル行きですね」
マカピー:「はい、荷物はスルー(乗り継ぎ便に荷物を送ってくれるサービス)できますか?」
女性係:「ハイ大丈夫です。それからマレイシア保健省アプリはスマホに入っていますか?それを見せてください」
マカピー:「うっ、それは入っているのですが・・・」

実は日本のMy SOSと同じようにマレイシアも入国する旅行者が事前にワクチン接種記録等を登録しておくアプリのMySejahteraの事なんです。

マカピーはノババックスで3回目の接種した後、このアプリにPCで個人情報を入力したのですが、その後同じことをスマホアプリにダウンロードして・・・「あれ?パスワードがわからないぞ」と放っておいてしまっていたのでした。

さて、どうしたものか?

女性係:「思い出せませんか、パスワード?」
マカピー:「最初にPCで登録したので、そちらにはあるはずです」
女性係:「では探し出してこちらにお持ちください。荷物はこちらでホールドしておきます」

やれやれ、チェックインがお預けとなってしまいました。

とにかくMy Sejahteraを開いて見せない事にはチェックインできないというのです。座れる場所まで移動してバッグからスマホとPCを出して格闘すること約一時間。
長かったらチェックイン待ちの列も消えて「やばいなあ」って思っていると、案の定マカピーを呼び出すアナウンスが流れました。

女性係:「どうですか、開けることができましたか?」
マカピー:「申し訳ありません。スマホアプリ画面でパスワードを忘れたとしてSMSでOTP(One Time Password)を送ってもらってその番号を入れるのですが全く受け付けてくれないのです。5分しか有効でないOTPを再度要求すると約1時間後だというのです。それから最初登録したPCの方でもパスワードを自動発生したのですが記録をとっていないのでアクセスできません」
男性係:「困りましたね。もうすぐ搭乗が始まってしまいます。ちょっと本部に聞いてみますね」
マカピー:「よろしくお願いします」

しばらくして

男性係:「特別にこのフライトでインチョンまで行ってください。ただしそこでアプリで登録内容が提示できなければコタキナバル行きには搭乗できません。それから帰国はシンガポール経由となっていますので、インチョンで搭乗できませんとそのまま成田に帰ってきてもらうのですが、帰りの便とは違うのでこちらは実費払いとなりますが御了承いただけますか?」
マカピー:「お手数かけますが、そうさせてください。インチョンの乗り継ぎ中何とかアクセスできるようにします」
男性係:「それでは、こちらの誓約書に今の内容で了承した旨の住所、氏名、サインお願いします」

こうして何とか乗り込むことのできたJin Airの機中でいろいろ解決策を考えてみました。

そもそも自動発生したパスワードはどこにあるんだろう?
カスペルスキーだったかしら?ドロップボックスだったかしら?
それとも全然違うところかしら?

インチョン到着後4時間ほどある乗り継ぎで空港フリーWi-Fiにつないで再度MySejahteraのアクセスコードを探し求めることにしました。

その時にフッと思ったのが、「もしかしてGoogleで検索すればいいのかも?」って思いついたのです。

そこで「自動発生したパスワードを忘れてしまった場合」と検索するとGoogle Chromeでよくある問題として解決方法が公開されていたのです!

これまで作っていたパスワードのリストからMySejahteraを見つけました!
やったー!

これをスマホアプリに入力するとアクセスできました。
そして、不足していたフライト情報、コタキナバル滞在先情報、3回の接種内容などを入力したところ、自分のプロフィールが「感染リスクが低い・グリーン」と表示されたのですが更にステータスを示す色付きの画面が出てこないのでした。

リフレッシュのボタンを押しても変化しません。
インターネットでの処理に時間がかかっているのかも知れません。
まあ、ここまで来たらこれを提示できるだけでもOKかな?

不安が渦巻きます。

搭乗40分ほど前になり、係の人が4人ほどゲートに並ぶのを見ていると、そこからマカピーの名前が呼び出されたのでした。

お、来たぞー!

係の女性がスマホを受け取り内容を確認するのですが、やはり難しい顔をしているのは情報が不足しているようです。

女性係:「もしかすると、姓名の順序が違っているのでうまくゆかないのかも知れません。あちらの空港に到着した後で、ワクチン記録とともにこのアプリを提示してください!」

つまり何とかギリギリ、セーフ判定。

19:15のコタキナバル行きに搭乗するとちょうど夕陽がインチョン空港を包んでいて、マカピーは少し感傷的になって「この景色は忘れまい!」って思ったのでした。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。道は開かれる、諦めない事です。

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