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「ドジンコ」だったとしゆきちゃん マカピーの日々#1010

マカピーです。
子供が自由につけるあだ名には、時としてドキリとするものがあります。

小中学校などでも「君」「さん」呼びから、最近は性別を問わない「さん」で統一しているところがあると聞いたのは、ずいぶん前だったこと事でした。

BLDG運動や性同一性障害?への配慮もあってか、性別の申請も自由になってきている傾向があります。

海外でも各種申請用紙に男女以外に「Other(その他)」という項目がふつうに見られるようになってきました。

ただし、Otherを選択した人パスポートにはおそらくしっかり性別が記載されているとは思うのですけど。

これがニッパと呼ばれる海水の入る沼沢地に生えるヤシの仲間です。かつては家々の屋根の材料になっていました。

マカピーは昨年から一般的に「フィリピン系」と呼ばれるサバ州の人と付き合うようになったのですが、その幾人かはゲイです。

化粧の仕方も、服装も明らかに「ポンダン」(マレー語でゲイ)なのですが、礼儀も物腰も丁寧だし好感が持てます。

もちろん、言い寄られることもないのはマカピーがストレートであると知っているからだと思いますが(笑)

ところで、マカピーの子供の頃に「ドジンコ」と呼ばれた同級生がいました。そう名づけたのは小学校2年生で父親の商売の関係で東京に転校して行っちゃったカオルちゃんでした。

ドジンコとはつまりは「土人の子供」という意味だったと思います。おそらく現在では放送禁止用語的な命名ですよね!

で、名付けられたとしゆきちゃんの肌が他のクラスメートよりも濃かったわけではないのですが、この命名がスッとクラスのみんなに受け入れられたのでした。

今思えばとしゆきちゃんの両親が聞いたら「やめてくれ!」って言ってたかもしれませんが、マカピー達は「ドジンコ」の家に行き一緒に遊んでいました。

確かに当時の群馬の郷里では、そんなことを気にする雰囲気はなかったですね。


お、カワセミの仲間がいました!

もう一人は「としかずちゃん」で彼の場合は「カッパ」になりました。
ただし彼の場合は、彼のお母さんに似て端正な顔をしていたのですが、ちょっと寂しそうに口をとがらせているのが、河童に似ていたのでこれも自然に馴染んだのでした。

不思議な事に、他の人はそういうあだ名を付けられるようなことは無かったんですね。

マカピーも普通に名前を呼ばれていました。

「ドジンコ」も中学生になり野球部に入るとヤジでもさすがにそう呼ばれませんでしたし、成人してからは仕事の都合で九州に転居してしまったと聞きますのでどうしているのか分かりません。

一方「としかずちゃん」は地元に残っていたので時々会うのですが、同じく幼馴染のふみちゃんが現在でも「カッパちゃん」と呼んでいるのを聞いてマカピーはすごく感動したんです。

そうか、まだあのあだ名が生きていたんだ!

呼び名なんてあまり気にしなくていいって思うかもしれませんが、呼ばれる本人はどう思ってるんでしょうかね?

マカピーはカッパちゃんとは中学校時代同じバレーボール部だったのですが、試合の最中に「カッパ」とは呼ばず「としかず」って本名で呼んでいたと思うんです。


野生ゾウの糞です。これって民家の直ぐ近くでなんですよ。
サバの野生ゾウは昔人為的に持ち込まれ野生化した可能性があると言われています。
アジアゾウの中でもかなり小型で人を襲ったりしませんが
ヤシの木を倒してその先にある成長点近くの柔らかい若芽を食べちゃったりします。

当時は上級生にはその苗字に「○○さん」と付け、同級生以下は名前を呼びような習慣だったので現在ともそう変わらないと思います。

長年経ったのにとしかずちゃんは「カッパ」と呼ばれて続けているって面白い事だなあって妙に感心するのでした。

それでも、もしクラス会に突然「としゆきちゃん」が現れたとして、「おい、ドジンコ元気か?」って声を掛けたいなあ。

そしたらドジンコはどんな顔をするだろうかしら?

結構喜んでくれるんじゃないかな?(笑)

その名前を聞いただけで、「一瞬にして当時にタイムスリップできるカギ」だってマカピーは思うんですけどね!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。お~い「ドジンコ」元気かよー!


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マカピー
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