三国志と水虫薬がつながった瞬間 マカピーな日々#0457
マカピーです。
先日健康診断で訪れた近所の内科クリニックで順番待ちしていた時にふと手に取った横山光輝さんの『三国志』に名医「華陀」のエピソードのある章でマカピーの埃が積もった記憶の倉庫で何か動いた気がしたのでした。
華陀は実在した人物らしく三国志にもその名をとどめています。
ウイキペディアでも「華陀」と実在の「華佗」では、表記がちょっと違っていますね。(本当は同じかもしれませんけど)
マニアックな話になるかも知れませんが、三国志では、華陀を呉の地に住む医者であり「天下の名医」としています。
華陀は孫策や関羽に治療を施すし龐徳との戦で左手に矢傷を受けた関羽の元に現れ治療を行い、華陀が血を抜き骨を削るという荒療治の最中、平然と治療を受ける関羽を「天下の名患者」と喩えるというエピソードがあります。
後に華陀は曹操の元にも診断に訪れた際に、逆に関羽との繋がりを疑われて非業の死を遂げるのですが、牢屋番が華陀の医学の資料を引き継いでくれと頼まれるのでした。ところがその奥さんが「災いの元」と旦那が寝ている間にそれが災いとなると恐れて焼き捨ててしてしまったという描写があり、暗喩的なものを感じます。
実はマカピーが華陀という名を知ったのは別の場面でした。
それは水虫薬にその名も『華陀膏』というレトロな製品があったからです。
マカピーは左足にだけ水虫があるのです。不思議と右足には感染しないし家族にも感染しないけど各種の水虫薬を使用しても、根絶しないシツコイ水虫で長年の付き合いなんです。
もちろん、液体タイプでTVの宣伝でも有名な新薬配合を謳うやつを使っていても高価な割に改善せず困っていたんです。
ところが、内科クリニックでの待合室でマンガ『三国志』のある場面に目が釘付けになり閃いたのでした。
そうだ!華陀膏があるじゃないか!
近くの薬局を幾つか回って華陀膏を探すのですが水虫薬コーナーには見当たらないんです!
そこでアマゾンで調べると、おおお、ありました(もともと中国の製品なんですね)
ちょっとレトロ感満載で水虫薬の効能も書いてあり、伝統的な感じもしていまだに売れているのだからきっといい薬なんだと解釈して、注文しました。
マカピー気温も高くなったので、普段は素足なのですがアフリカに行くと、当然事務所勤務で靴を長く履き続けることになり水虫がぶり返す可能性があるのです。
そこでこの華陀膏の4つパックを購入し、出発前までに一つ使っても、残り三つで何とかしのげると考えたのでした。
今は液体水虫薬が空になってから、この軟膏をつけています。
マカピーの水虫はカサカサしているのですが、時折猛烈な痒みにおそわれるのです。華陀膏にはワセリンも含まれていて皮膚を柔らかくしてくれます。最初の1週間はさほど改善がありませんでしたが今ではとても良い感じになっています。
包装も、容器の絵もちょっとレトロな感じですがマカピーの水虫には相性がよさそうです。(あくまでも個人的な感想ですからね、あくまでも)
こういうのってセレンディピティっていうのかしら?
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。靴を履いてもかゆくないぞ!(笑)
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