黒猫の夜這い マカピーの日々 ♯1510
マカピーです。
ハマナスレストランの二階で「夜這い」があったんです!
午前2時ころ、悲鳴が上がってマカピーは飛び起きました。
といっても、一時的に宿泊している女性スタッフのミナとサリナが襲われたわけではありませんでした。
ものすごい唸り声をあげたのは近所の黒猫で、アジズのメーメー(母ネコ)と三匹の仔猫たちは侵入者(ネコ)とにらみ合っていました!
本当のところメーメーが襲われたのかと思いましたが、彼女は発情していないはずです。
というのも、既に母ネコに迫る成長を遂げているのに三匹の仔猫たちがおっぱいをねだっているからで、離乳しないとメス猫には発情が来ないのです。
最初、マカピーには暗がりの中にメーメーしか見えなかったのですが、近づくと黒い固まりが窓を駆け上って出て行くところで「黒猫」と分かりました。
黒猫がこの仔猫たちの父かな?
実は近所のどのオス猫が父親なのか分からないのです。
何となく、三匹にそれぞれ縞模様がでているのでトラ猫じゃないだろうかと思っていますが確信はありません。
マカピーが黒猫を追ってベランダのドアを開けて追いかけると、彼は厨房の屋根の上でうずくまると「ウギャー」「ウビャー」と唸り声をあげるのでした。
「なんでお前さん、勝手にうちに入って来るの? 目当てはメーメー? それともその仔猫のグレグレ(メス)かいな? もうドッタンバッタンうるさいので眠れんよ! 迷惑だからあっちへ行ってくれ!」
ところが、この黒猫は性懲りもなく午前6時ころまたやって来て唸るのでした。
「またお前さんか・・・アレもしかして、餌を狙ってるの?」
容器に入っていたはずの夕べのネコ餌の残りが無くなっていたので、黒猫が食べたので目的はメス猫ではなく「餌」のように思えました。
それでも、早速メーメーの再妊娠を防ぎたいのと仔猫たちの不妊治療やワクチン接種の情報を取りに畜産局の獣医クリニックを訪問しました。
夜這いが増えるとその叫ぶような唸り声には困りますしね。
それで、日程を決めて翌日に4頭全部一斉に予防接種することになったんです!
マカピーは慌てて近くのペットショップへ運搬用のケージ(カゴ)を購入したのでした。
なんと、そこにメーメーとそっくりの毛並みと短尾のオス猫がいました。
デカッ! 6㎏くらいあるかな?
店番に尋ねると「去勢済み」だそうです。
マカピーはハナさんに言いました。
「見てよ、この去勢猫。ダイエットに気をつけないとうちのオス猫2頭もこんな風になっちゃうよ!」
「どうしたらいいの?」
「グルメ食は禁物。 やっぱり粗食だね!」
「でも、彼らが好きなこのブランドのキャットフードは必要よ!買って帰るわ」
「・・・」
小児科医であるのにハナさんは、ネコに関しては何も分かっていないようでした。
ヤレヤレ
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。「ネコ可愛がり」は世界中同じ?(笑)
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