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いつでもどこでもだれとでも マカピーの日々#1048

マカピーです。
マカピーはどこでも寝られる特技を持ってます!

かつてマカピー妻にこう言われた事がありました。

マカピー妻:「アナタって、本当にどこでも寝ちゃうんだから!」
マカピー:「お酒を飲んでも、車を運転しても、会議をしていても・・・」
マカピー妻:「まったく情けない!もっとちゃんとしなさいよ!」
マカピー:「ハイハイ」
マカピー妻:「ハイは一回でいいの!」
マカピー:「ハイハイ。おっと、ハイ!」
マカピー妻:「・・・(タメイキ)」


この床に5人で寝ました!

ですから、枕が変わったから寝られないとか、隣のベッドに知らない人がいても問題なく寝られます!

マカピー妻:「つまりアナタは『いつでもどこでもだれとでも寝られる』んだ!」
マカピー:「たしかに周囲が気になって眠れない夜って言うのは、これまで殆ど無いなあ」
マカピー妻:「ウルトラマンのカラータイマーが効いているように、あっという間に寝るわね!まったく心配で眠れないってことは無いの?ワタシなんてあなたに頭に来て寝つかれない夜が幾晩あったことか・・・」
マカピー:「まあ、これも『特技』っていう事でよろしく!」
マカピー妻:「・・・言うだけ無駄だったようね(タメイキ)」

それで思い出したのですが、マカピー妻と結婚する前にタイのバンコクの彼女の借りていたフラットに転がり込んだことがあったんです。

その頃彼女は仕事で使うタイ語のブラッシュアップにバンコクに来ていて、そろそろ帰国するところでした。

独身女性が同じ部屋にマカピーを泊めてくれるのでなんとなく期待しないでもなかったのは、部屋にはベッドが一つしかなかったからです。

マカピー妻(未婚時代):「マカピーの寝床はそこね」
彼女が指さした先はベッドの横のタイル張りの床でした!

「それから、これ使っていいから!」と手渡されたのは茣蓙(ござ)でした。もっともバンコクは暑いのでこれだけで眠る事が出来たのですが、マカピーでも固い床はちょっときつかった。


何だかとっても気持ちよさそうな二匹

それでもいつもの通り寝入ってしまい、明け方に肩や腰が痛いので目が覚めると隣のベッドの上ではすやすやと寝ている彼女がいたんです。ヤレヤレ。

マカピーはトイレに行き鏡を見てびっくりしました。
だってマカピーの顔にタイルの格子状の跡がついているんです!

どうやら、ゴザからはみ出て寝ていたせいで床に直接顔がついていたらしいんです。

彼女の帰国が迫り一方でマカピーはバンコクからインドの旅に出かける予定だったのです。

彼女のフラットの部屋を片付けるのを手伝っていると「ハイ、マカピーこれあげるわ!」って手渡されたのは昨日まで彼女が使っていたカラフルな縞のベッドシーツ。

マカピー:「え、これって?」
マカピー妻(未婚時代):「インドを旅する時に駅の構内なんかで待たなくちゃいけないでしょう。そんな時にこれをかぶっちゃうのよ。そうすると外国人だって分からないからちょっかい出されなくて済むのよ。結構便利なのよ」
マカピー:「へー、さすが経験者は違うね。じゃあ、ありがたく貰っておくよ」

フラットを引き払うと、バンコクの親しくしている駐在員宅のコンドミにつれて行かれそこの駐在員妻のミワコさんに紹介されました。

つまりマカピー妻(未婚時代)はここの一室で3泊ほど過ごして帰国するという予定だったんです。


タイル床で寝るネコ。お前はどこで寝ても痛くなさそうだね!

しばらくお話をした後で、マカピーはおいとましようとするとミワコさんが声をかけてきました。

ミワコ:「マカピーさん、これからどうするの?」
マカピー:「カルカッタ行きの旅行日まで、そのあたりの安宿を探します」
ミワコ:「彼女と同じ部屋でよかったらどうぞ!」

普通、初めてあった人に部屋を提供しますかね?

マカピーはちょっとびっくりしました。

マカピー:「よろしいんですか?」
ミワコ:「狭い部屋だけど、どうぞ。じゃあ彼女に案内してもらってね」

マカピーはその部屋に入って、すぐ気が付いたのはベッドが一つしかないことでした。

すると、マカピー妻(未婚時代)は「ハイ、あなたの場所はそこね。はいゴザはこれね」と彼女のベッド脇の床を指したのでした。

マカピーはこの時点でタイル張りの床から、木のフローリングに格上げしてもらったのですが、相変わらず床だったのには苦笑しました。

そういえば、海岸のテントで寝たことがあるけど砂って冷たかった!

さて、結婚した後でしばらくして、当時の事をマカピー妻と話したことがありました。

マカピー:「当時、あのフラットにはキミの友達が出入りしていたよね」
マカピー妻:「ああ、アナタも含めていろいろな人が泊って行ったわ」
マカピー:「へー、じゃあ当時君に片思いしていたヤスさんも?」
マカピー妻:「彼はダメ。ああいうタイプは変に勘違いするから泊められなかったの。そのくらい私にだってわかるわよ」


拾った貝の中にヤドカリがいたんで海に返しました


マカピー:「ボクだって当時、突然豹変したらどうなってたかなあ?」
マカピー妻:「何言ってんの、あの時のアナタにそんな事が出来ないって分かってたわよ!」
マカピー:「え、すべてお見通しだったわけだ?」
マカピー妻:「さあ、どうだったかしら。私は結構モテていたし、あの一年後にアナタと結婚するなんて思わなかったもの」
マカピー:「ふーん、数奇な運命だね(笑)」

マカピー妻:「それでもミワコさんは、アナタの事をすごく気に入って結婚するならああいう人が良いって言ってたのよ」
マカピー:「へーそうだったんだ。そういえば、初めて会った日にボクも一緒に泊めてくれたよね」
マカピー妻:「まったくアナタは外面(そとづら)が良いから徳ね!」
マカピー:「それって、褒めていないよね(笑)」

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)って薪の上に寝るんですよね。やっぱり床の上の方がいいなあ。


さあ舟に乗って家に帰ろう!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。マレーシアでも床の上に寝る事があります!



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