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何で約束守れないの? マカピーの日々 #1378

マカピーです。
不思議と時間にルーズな若者たちでした。

アイビルが去ってしまい、レストランの接客がいなくなりました。

その前からピンチヒッターで出続けているハナさんも限界なので、貼り紙に「急募接客、飲み物係」と出していると、ちゃんと声がかかりました。

それでサリナとシャフィカの高卒17歳コンビがスタッフに加わることになりました。

二人ともまったくの未経験者ですが、なんとか二日目を迎えています。

なんだか「花も恥じらう17歳」という感じで二人で恥ずかしがってばかりいますが、なんだか新鮮です(笑)

こころなしか、アジズを含む男性スタッフが「元気」になった感じがするのは何故でしょう?(笑)

飲み物係は先日「祈祷」してもらった女性を通じて紹介してもらったのが「何でもするお手伝いの男性」20歳だったのですが、約束の翌朝に来なかったのです。

すると、祈祷女性から「今日は別件があり働いてもらっていたので行けなくゴメンナサイ。明日朝に他の飲み物係と一緒に行くから」と電話がありました。

それで、さらに翌日の朝から待っていたのに現れずしまいでした。

一方でこの日からサフィカとサリナは働き始めていたのです。

それが閉店ごろになり一男二女がレストランを訪問してきたんです。

確かに例の紹介のあった若者男性が、飲み物と接客係候補の女性二人を連れて来たのです。

テーブルでマカピーとハナさんが彼らに話をしている間も、三人の態度が落ち着かないのです。

それに果たしてこちらが話をしていても、まともに聞いているのか聞いていないのか分からないのでした。

ハナさんが「どう?」って尋ねるので「ハッキリ言っとくけどボクの印象は良くないなあ。これまでの経験から、かなり早く辞めてしまうパターンだね」

マカピー:「それに、昨日サリナとシャフィカの二人を雇ったばかりだから、三人追加は難しいよ」

ハナ:「私が欲しいのは飲み物係だけ」

マカピー:「じゃあ、他の二人は不採用?」

ハナ:「うん、そうね。引き取ってもらうわ」

という事で、既に人が足りていると伝え、飲み物係が出来る眼鏡をかけた女性が翌朝来ることになったのでした。

このインタビューは、彼らから異論もなくすんなりと終わりになりました。

ところで、この眼鏡さんとサリナはどちらも家が遠いのでレストラン二階に泊まりたいと言っていたのです。

マカピー:「それって、もう止めようって話していた事だよね」

ハナ:「だって、仕方ないでしょう。夜遅く独身女性を帰らせる方が危険よ!アジズの部屋を空けさせてそこに二人泊まらせるわ」

マカピー:「・・・OK」

で、翌朝マカピーは眼鏡さん用のエプロンを持ってレストランで待つことンしました。

8時過ぎにサリナとシャフィカもやって来て掃除に加わり、通常業務が始まったのでした。

ところが眼鏡さんは現れません。

マカピー:「どういう事? 初日からこれっておかしくない?」

ハナ:「まあ神様の思し召しってことね」

マカピー:「じゃあ、諦めるの?」

ハナ:「しょうがないわ。きっと彼女の代わりが見つかるってことよ」

案外サバサバしているハナさんにマカピーは驚きました。

それにしても、眼鏡さん常識ありそうな23歳だというのに連絡して来ないないのかなあ。

マカピーは、どうもその感覚が良く分からないのでした。

ハナさんが昨夜のインタビューで名前も連絡先も交換しなかったのは、案外彼女にもそんな予感がしていたからかもしれません。

その後で青年を紹介してくれた祈祷女性が閉店後に立ち寄り、追加の聖水?をくれました。

ハナさんは彼女に「せっかく紹介してもらったのに、カクカクシカジカだったの」と伝えました。

すると、意外にも祈祷女性からも「私からも幾度も連絡とりなさいって伝えたんだけどね。良く分からないわあの頃の年代の若者は!」ですって。

ヤレヤレ

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。ご縁が無かったという事ですね。

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