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朝の散歩で食物連鎖と共食いを考える マカピーな日々#0492

マカピーです。

今朝はいつもの散歩コースを変更してきました。

すると「生きとし生けるもの」の壮絶な光景に出会ったのでした。

マカピーの住む埼玉県北東部のこの地域の稲作は早生(わせ)で稲穂がたれ始めて色づき始めている田んぼがあり、そうした場所ではお盆の頃には早くも収穫(稲刈り)すると言われています。

私の郷里の群馬よりもなんと田植えから収穫も1か月早いです!

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さて小さな祠があったのでお参りしようとすると周辺をぴょこぴょこと跳ねるものがありました。

カエルです。

これまで黒っぽかった腹部には緑色の筋が出ているので、おそらく若いトノサマガエルですがわずか3㎝ほどの大きさなんです!


その写真を撮り、田んぼの様子を見に行くと足元に先ほどの小さなカエルが四方八方に逃げまとうのでした。

シラサギなどが、田んぼに降り立ってパクパク食べているのはこうした生餌であり、タンパク源になるわけです。

いわゆる「食物連鎖」の下部に位置するのがカエルであり、上部にシラサギやヘビといった肉食動物があると、生物の教科書では習ったのでした。

ところが、その田んぼの縁では妙な動きをするカエルが目についたのは、しきりと首を振り回している一匹がいたからです。

「なんだ、なんだ?」

跳躍する体長3㎝ほどの小さな生き物にそっと近づいてみてビックリしました!

なんと、カエルが仲間のカエルを飲み込んでいるのでした!

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数年前にナショナルジオグラフィックの映像であったか、BBCの「Planet of Earth」であったのか忘れましたが、映像に砂漠の砂丘で流砂の中にたたずむ2頭のカメレオンがいて、突然大きい方のカメレオンが小さい方をパクっと食べてしまったのでした。

「え?・・・」

見事なカメラワークだったと鮮明な記憶として残っていたのです。

さて、割と頻繁に起こっているかも知れない、今朝の小さなカエルの間での「共食い」を知って驚いた、マカピー自身が単に初心(うぶ)だったのしょうか?


哺乳類、特に類人猿でもチンパンジーの集団内で共食いが発生することがあると記録がありますし、それは新しいボスが交代すると、前のボスの子供を妊娠している母親を殺すといった不要な遺伝子を絶つ意味があるそうです。

では更に人間社会ではどんなものでしょうか?

「人食い」の話は世界中で記録されていて、マカピーが滞在していたボルネオ島でもかつてはカンニバリズム(共食い)があったと博物館でシャレコウベ(頭蓋骨)が軒下にぶら下げられた民家の模型などがありました。

パプアニューギニア島のある地方でも近年まで人食いがあったと言われています。

人間の人食いでは、美味しいからではなく戦った勇者を食する事でパワーアップができると信じられていたとか言いますが、戦時中の戦場や飢饉の中での「人肉食」の話もありましたし、アンデス山中に墜落した飛行機で生き延びた人達の話も有名です。

ウーム奥が深いなあ!

一人で歩きながら考えると、発想が縦横無尽になるのを楽しめる朝の散歩となりました。

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。TV観戦した札幌のオリンピック競歩も暑さで脱落者続出!




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