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ハナマスレストラン挑戦に復帰 マカピーの日々 ♯1471

マカピーです。
コタキナバルコタから帰ってハマナスレストランの挑戦に戻りました。

昨日はヒラチンを空港に送り届けましたが、歩行困難の彼をMAS(マレーシア航空)のカウンターに案内した際に「車椅子頼もうか?」と聞くとヒラチンも「アプローチが長そうだからお願いしようかな」と言うのでチェックインの際に車椅子も頼むことにしました。

指定された場所へ行くと「車椅子だけでよろしいですか?」「いえ、ボクは一緒に行けませんので車椅子を押してくれる方もお願いします」「では、こちらでお待ちください」と言うような会話の後で、ヒラチンがやって来たのです。

「じゃあ、また会おうね」

「いろいろ世話になったね。ハナさんにもよろしく」

最後はヒラチンと抱き合って別れ空港を後にしたのです。

ハナさんは「私はお別れの言葉が嫌いなの」と車に残っていたのです。

霧雨のあるクロッカー山脈内の峠で一休み

さて今回はコタキナバルからはいつものキナバル山ルートを通らずに100㎞以上も遠い南ルートを試したんです。

全体で550㎞程あったのですがそのうちの400㎞はマカピーにとって未知な場所でした。

その区間はガソリンスタンドがほとんど存在しない事を予想して満タンにしてから望んだのです。

走り始めて2時間ほどは案外いい道だったので「次はこっちをメインにしようかなあ」なんて話していたのですが半分も行かないうちに考えを改めました。

未舗装道路が頻繁に現れるようになっただけでなく、道路の片側が崩れ落ちているような危険地帯が沢山あるのです。

ヤバヤバ

しかも、よく見かける「ゾウ注意」の表示ではなく「ゾウの横断あり」と具体的な標識を見かけたのは初めてです。

やっぱりいるんだ!

ここを一カ月ほど前に通過したタッキーは「まあ、何とか大丈夫でしたよ。日が暮れてからパンクしちゃってコタキナバル到着が真夜中になったけど」

「ゾウが出るって言うけど見た? 夜だけだよねきっと」

「あ、見ました見ました。親子連れが道路際にいたのを写真に撮りました。ほらこれです」

本当にこのルートには野生のゾウが出るんです!

幸か不幸かマカピー達はゾウには会いませんでしたが、悪路走行が続いて車が相当傷んだような気がします。

マカピーは夜間走行は避けるべきルートであることをしっかり頭に刻み込みました!

マカピーは休みなしで7時間ほど走行したので、ハナさんに途中1時間ほど運転を代わってもらいました。


出店があり、蒸かし饅頭が売っていて美味しくて三つも食べちゃいました!

そんな折にアジズから電話があり「レストランの電気パネルから煙がでた!」とありました。

「え、火事発生したの?」

「うーん、どうも様子が分からない。店を閉じるのか聞くとそうでも無いと言うし・・・」

午後7時過ぎに店に戻ってみると、火事らしい様子もなくお客さんも入っていました。

後でアジズに尋ねると、配電盤と電気メーターの間の回路から火花がでて煙が発生したので配電盤ボックスのスイッチをOFFにしたそうです。

それで、通常の業務が出来るので様子を見ながら営業していたという事でした。


安全運転で行きましょう!

翌日の月曜日にも電力会社に連絡して点検してもらうべきとハナさんに伝えたのは、マカピー達がフィリピンに行っている際にシェフのランが住んでいる直ぐ近くの民家が二軒分全焼したのが、配線からの火災発生だったと聞いていたからです。

ハナマスレストランのある商業地区の建物は独立家屋ではありませんから、類焼も考えるととんでもない被害となりそうです。

ハナさんは団体客の相手に仕事に入り、マカピーは旅の洗濯ものと店の洗濯ものをすることにしました。

10時過ぎに部屋に戻ってくるとアジズから「洗い物係のバシットが明日から二日休みたい」と伝えてきたのです。

ハナさんは「サリナも休んでいるのにこの時期に休みを取れないでしょう。それでも休むというのなら明日給与を支払って出て行ってもらうわ」と息巻いているのでした。

ヤレヤレ

現実の世界に戻って来たなあ、と実感するマカピーでした。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。マカピーはここで勝負するんですよ!



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