2月って短いのね! マカピーの日々 #1380
マカピーです。
二月が短いのは知っていましたが、それを実感するのでした。
と言うのはマレーシアで仕事を始めて月末の支払い(店舗、倉庫代)などが生じるようになったからです。
なかなか固定客が増加しないレストラン経営では、まだ収入が安定していません。
利益が出るのは固定費・仕入れは収益の55%未満なんて言われていますが、そこに至っていなので「月末が苦しい」という中小企業経営者の感覚がマカピーにも良く分かるようになったのです。
そうなんですよ、2月は他の月よりも収入日の機会が少ないんです!
それでも今年は「閏年(うるうどし)」ですから、一日多いだけましなのかもね(笑)
今朝はまず市場に行きレストランの仕入れをした後で、雨の中車でハナさんと一緒に100㎞程離れた一昨日のハナさんの従弟や親戚のいる村に戻りました。
アジズはハナさんの代わりにレストランの「飲み物係」と会計を見てもらうことンしました。
やっぱり、他の人には任せられないんですよね。
一昨日に会ったカニナさんに加えて、彼女の妹のレンさん、カシアさんも来ていました。
今日が亡くなって100日目のクンドリ(法事)で、故人の生前の希望で墓は家が見下ろせるアブラヤシの丘に作られたのですが、この日その墓をセメントで固める作業も行われたのでした。
マカピーにとってはその家に行くのは、故人が亡くなった直後に訪問したので2回目でした。
海が近い事もあってマングローブ林を切り開いた沼沢地があり、そこに木の板を並べた木道というか橋があるのでした。
この木道を行けない車両は、グルーッと遠回りをしないとその家にたどり着けない地形だったのです。
雨の合間の強い日差しを受けて木道に差し掛かった時に、目の前をサルの集団が木道を横切って上流側に消えて行きました。
あれ、このあたりに普通に見られるハヌマンラングールとかとは違うようです。
20頭ほどの集団のサルの体毛もねずみ色ではなく小さなものは黄金色に近かく、捕食行動がやはり独特で横に跳躍していたのです。
彼らが通り過ぎた後で、マカピー達も木道を渡り始め草むらの中に頭を出しているサルの集団の特徴ある顔を見てびっくりしたんです。
鼻が異様に大きい・・・わーっ野生のテングザル(英名:プロボシス)だよ!
動物園で見たことがありますが、野生の状態のテングザルを見たのは初めてでした。
こんな民家の近くに生息しているんだ!
サバに来たらコタキナバルから「テングザル観察ツアー」が出ているくらい有名なおサルさんですが、ボートに乗ってマングローブ林に餌を求めてくる未明と夕方が会えるチャンスだと聞いていたんです。
それがちょうど正午あたりの日差しガンガンの中をワサワサと目の前にいるのでした。
マカピーはラッキーだなあ!
写真は遠すぎてうまく撮れませんでしたが、とっても幸せな気分でした。
昼食を頂いた後で、故人の長男が広い居間で一同を前にムスリムの祈りを行い、時折みんなが唱和するのでした。
マカピーは分からないので、目を閉じていると先ほど食べた昼食のせいもあって気持ちよくなって寝入ってしまいました!
これで、イベントは終了で散会なり三々五々人々が去って行くのでした。
参集した皆さんは、男女とも中年以降の年代でこうしたクンドリや結婚式がない限り親戚が会う機会も少なくなっているのは現代社会の傾向のようです。
名残惜しそうに、老婆たちが抱き合いキスしあってお互いの健康と再会を期している姿を見ていると、マカピーの心にジンと来るものがありました。
そう言えば幼い子供は沢山いましたが、若者はいなかったなあ。
戻ってくる車にレンさんが同乗したのは、コタキナバルに戻る前にハマナスレストラン2号店に立ち寄りたかったからです。
ハナさんの異母姉妹であるレンさんのおかげでこちらの事業を開始できることになった経緯もあり、マカピー達も彼女に是非見ていただきたかったのでした。
マカピーでした。
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