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エンストもリースがいればOKさ!マカピーの日々 #1392

マカピーです。
仕入れ先の市場で愛車のRav4がエンストしたんです。

実はその予兆はあったのです。

半年以上も前にメーター類が壊れ、ゲージが全てゼロを指したままになっているRav4です。

ですからオドメーターも3ヶ月程前に整備したころ40万キロになったくらいだと覚えているのですが、いつしか5千キロ毎の定期点検もおろそかになっていたんですね。

で、野菜市場で仕入れをした後、車に乗り込みイグニッションを・・・

ガッ・・・ あれ、おかしいな。エンジン掛からないよ!

それでもエアコンとかは動いています。

更に幾度かキーを回すのですがエンジンはかかりません。

もしかして、またバッテリーが脱落しかかっているのかな?

そりゃないな、だってエンジンだけかからないでライトもエアコンも動くんだから、エンジンの電装関係だろうなあ。

色々考えますが埒が明かない。

とにかくボンネットを開けてみよう!

おや、ドアを開けようとするとそこに警官が二人います。

(駐車でイチャモンつけられるかなあ。前回は市場前で駐禁で罰金だったからなあ)

警官:「どうしたんだい?」

マカピー:「さっき駐車したばかりなのに、エンジンがかからなくなったんだ」

警官:「バッテリーだろう。ジャンプ(ブースターケーブルをつなぐ)したら大丈夫だろう。やってみな」

そう言うならここにパトカーを回して助けてくれてもよさそうなものなのに、と思っているとそれ以上関わりたくないのか振り向くと二人はいなくなっていました。

ヤレヤレ


こんな所に住む生活ってどうでしょう?(ヨルダン)

そこにハナさんが戻って来て事態を知って「あらま!」

取りあえずエンジンルームを見るけど分からない。

バッテリーのターミナルもちゃんとしている。

そこで、集まって来たタバコ売りの兄ちゃんたちが言うのでした。

「あそこのガレージのメカニックに来てもらえばいい!」

なるほど、マカピーは100mほど離れた場所に見えるスペアパーツの看板のあるガレージに行って事情を説明しました。

「悪いけど沢山客が待ってるんでそっちに行けないよ。ボクはやっぱりバッテリーだと思う。イグニッションには大きな負荷がかかるから他の電気がついても弱っている場合があるんだ。ジャンプしてもらって他の修理工場に持って行けば?」

マカピーは戻って来て「ジャンプを試みよう」と伝えると、タバコ売りのひとりが駐車しているトヨタハイラックスのおっちゃんに掛け合ってくれてました。

彼は車を回してくれボンネットを開け、マカピーが車載していたブースターケーブルをつないで試したのですが、やはりうんともすんとも言いません。

「バッテリーじゃないな。エンジンの電装系だろう」

ここに置いておいても仕方ないので、先ほどのガレージまでみんなで車を押してゆきました。

しかし先ほどと状況は変わらず、ここではサービスを受けられないというので、牽引と修理が出来る所へ案内してくれるリースに来てもらいました。

このリースという男は数日前にお店に来たお客の一人だったのですが、持ち去られてしまったレストランの監視カメラシステムの話に応じてくれたり、喜んで何でもやってくれる人だったんです。

奥さんが妊娠していて、ハナさんがその相談に乗ったこともありしょっちゅう出入りするようになったのです。


紀元前からあると言われている「Kings Way」(ヨルダン)

マカピーは最初戸惑ったのです。

そもそもリースっていったいどういう人間なのか?

ハナさんは、医学的にリースの挙動の特徴に注目してました。

確かに彼は話し始めると止めどもなく話し続けるのでした。

そして、おそらく彼は精神的な障害があるけれども、上手く付き合えば安全だろうと。

結局リースは車をレッカー移動させた後、車を修理させたのですがエンジンオイルが交換されていなかったのでオイルだけは買って来ていたのですが、その交換のためにメカニックを呼んできたのは夜中12時を回っていました。

店の前の電灯をつけても車体の下は暗いので、スマホのライトをつけて交換するほどだったんです。

リース達っていったいどういう感覚をしているんだろう?

ただ、マカピーは今回の車の故障をリースに任せたのですが全然心配していませんでした。

リースがやってくれるんだったら、彼に任せればいいんじゃない!

他にやる事があった事もあるけど、これまでのようにどうなるか分からない不安から気になって仕方が無かったのですが、今回はそれが無くてとても楽な気持ちだったのです。


このあたりをモーゼがイスラエルの民を率いてさまよったのかしら?

リースは現在監視カメラシステム、Wi-Fiルーターの設置などに関わっています。

彼自身が忙しくしている事を楽しんでいるのと、大きな報酬を要求しないで沢山の知り合いを巻き込んで仕事をしているのでした。

うーん、ちょっと妙な感じなんですがまあそれも一つの経験としてマカピーも楽しんでいます。

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。お隣のガレージの利用は辞めます!







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マカピー
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