仕切り直しだよ マカピーの日々 #1285
マカピーです。
明日から4人になります。
ファラ以外のスタッフ全員が辞める緊急事態発生のハマナスレストラン2号店でした。
それでも奇跡的にシェフのオトの合流で休業はまぬがれる事ができました。
さてこれから巻き直し作戦開始です。
アピとサリの家族問題を踏まえて基本方針を決めました。
レストラン階上には夫婦、家族連れは住まわせない。
このレストランでの夫婦共稼ぎはさせない。
店内の食材や備品を担当者以外が勝手に取り扱わない。
契約を結び、退職は2週間前の事前通知が必要。過失があった場合は解雇。
損害の程度により補償又は警察への届け出をする。
などです。
え、それまでやってなかったのかですって?
カンポン、つまり村での風習でゆるい口約束だったのは、対象者の身元がしっかりしていなかったからでした。
さてTさんを連れてハマナスレストラン1号店側に行くと、なんとアイビルがニコニコして出てきて荷下ろしを手伝ってくれたんです。
あれ、あなたの兄も叔母さんに従って辞めていったのよ。どうしちゃったの?
ウン、夕べサリ家族が戻ってきてボクも帰るように言われたけど、断ったんだ。
だってボクはここで働きたいから。
ふーん、分かった。これからも宜しくお願いね。
店が開くとみんなでバスリのマカナイ御飯を囲んでいるところに現れたのがサリでした。
おおボス。お元気ですか?
握手をしながらマカピーは少し複雑な気持ちになりました。
昨日勝手に怒ってみんなで飛び出し、今日はニコニコとはね。
実はバスリとサリは親戚でした。
バスリはサリから戻ってきた理由を我々に追い出されたと説明していたそうで、ハナさんが説明すると納得してました。
ふーん、まるっきり逆の話だね。
マカピーはハナさんがロビンや知り合いに会うとサリやアピがどうやって自ら辞めていったかを説明するので、もう去った人の事を言うのを止めようって言ったのです。
違うのよ!
みてごらんなさい、放っておくと私達がワルモノになっちゃうんだから!
人は誰もが自分をよく見せたいものよ!
ナルホド
ハマナスレストラン2号店近くの24時間営業のレストランはかつてバスリが働いていたところでここ2・3年で繁盛しているインド人経営店です。
バスリの同僚だった小太り髭面のジャンバンはその店のチーフシェフで2号店開店前から今の店を辞めてここで働きたいと言っているのでした。
経営感覚もあり売れるレシピ作りも提案して店を繁盛させたと自負している自信家ですが借金があり店を離れることができません。
借金の理由は父親の葬儀代だったそうです。
それを肩代りしてくれればこの店を繁盛させるよ!
一方オトのつてで3人加わりました。
更にその一人の姉も明日から加わりそうです。
オトのチームはもしもジャンバンと一緒に仕事をすると、早晩追い払われてしまいそうな弱さがあるのでした。
Tさんもジャンバンを見てそう思ったそうです!
さて、2号店はどうなるのでしょうか?
マカピーでした。
最後までお読み頂き感謝します。先程17歳ウエイトレス候補が来ました!(笑)
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