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詐欺を見破る力こそ教育に必要 マカピーな日々#0347

マカピーです。

ザンビアに滞在していたころです。

日本研修から帰ってきたザンビア人から相談されました。

ザ:「マカピーさん、車が欲しかったから日本の評判の良い会社にお金を入れたんです」

マ:「インターネットで申し込んだんですね」

ザ:「利用者にザンビア人もいて、その会社から程度のいい中古車を手に入れたコメントがあったんで、これなら安心と思ったんです」

マ:「それでどうしたんですか?」

ザ:「私もお金を支払って希望する車両の日本輸出を待っていたら、ちょっと不具合があって輸出に手間取っていると連絡があったんです」

マ:「今も連絡できていますか?」

ザ:「このメール・アドレスです」

マカピーはそのメール先に連絡しました。

最初は返事があったのですが、仕様の変更があり・・・とらちが明かないので、解約して返金を求めるとある日から突然返信がなくなり、電話も通じなくなりました。

日本大使館に相談すると「最近はこうした詐欺が横行していてつかまえることが困難な状況です」

そのザンビア人は結局涙をのむことになりました。これはポンジスキームと言われる典型的な手口の一つです。

最初にちゃんと商売をして評判を高めておいて、沢山の顧客に金を入れさせておいてドンと行方をくらます詐欺なんですね。

まったく人の風上にもおけない恥ずべき行為です。


ウズベキスタン滞在中にオレオレ詐欺(振り込め詐欺)未遂がありました。

マカピーが海外勤務ですぐに連絡が取れないのを知って、マカピーの実家の母に電話を入れてきて「会社の金をつぎ込んじゃって穴をあけたのがバレそうだから200万円入金して」とマカピーになった男が電話してきたのだそうです。

マカピー母は話の内容に動転してしまい、本人確認もせず近所の金融機関から入金しようとすると、係の人が不審に思って声をかけると田舎の事ですから事情をその係に話したのだそうです。

係:「マカピー母さん、それってオレオレ詐欺だとおもいますよ!」

母:「あらそうかしら? そういえば何で京都西陣の口座に振り込むというのも変な話だね」

ようやく自分も騙されている事に気づいたそうです。

当時、海外出張や滞在している人の家族を狙った振り込め詐欺が横行していたそうです。


「嫌な世の中になったもんだ」というのは簡単ですが、それに引っかからない教えこそが生きた教育だと思います。

マカピーの息子が通っていたインターナショナルスクールのIT(Internet Technology)の先生が言っていたことが印象的です。

先:「子どもたちから有害サイトにアクセスしないようにするのではなく、そこにアクセスするとどんな怖い事が待っているのか見せてあげるのが教育です

マークが言っていたのは、Hot Mailと打ち込むときHotと書き込んだだけでHotな画像がドーンと現れてしまう世の中なのだから、「フィルターをかけても全く意味がないんだ」よって事をしるべしなんだ。

それよりもそうしたサイトにアクセスすると、どんなトラップにかかるのか教えてあげるのだと。

「寝た子を起こすな」というのは全くの時代遅れの発想なんだ!

子どもたちは、既に目を覚ませているどころか、目をギンギラにして情報を集めているのだから。

「彼らが正しい判断を下せるりリテラシー(知識)を伝授するのが教育なんです」

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。やっぱり生きた教育こそが人生の武器になるのです。

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