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ここで『チェッカーズ』かい!マカピーな日々#0954

マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にいて、明日帰国の途に就きます!
グラブ(Grab)・タクシーに乗ったら中国系のサバ人でした。

コタキナバルの街中でハナさんと外食して、いつもの通り帰宅する際にGrabタクシーを利用します。

最近でこそ、いくつかの競合他社が増えましたがここではGrabが最も人気がある乗車アプリですね。


ヘアサロンの入口の絵を描き込んでいる男性「一週間くらいかかる」そうです



グラブの運転手はCOVID-19対策で、客を拾うとマスクをすることになっています。そして客もマスクをすることを同意しないと乗車アプリを使えないシステムになっているのですが、マカピーはマスクを持っていますが殆どしたことがありません。

殆ど形骸化しているのですが、どこでも皆さんマスクに慣れちゃってますから、ビルに入ったりするとちょっと周囲の様子を確認しちゃいますね。

マレイシアでもずいぶん前にマスクの常用が規制緩和されたのですが、こうした「慣れ」とは恐ろしいものです!

さて、乗り込むとマカピーは運転手が二つのスマホを使っていることに気付きました。

一つは道路案内図(Google Mapなど)を表示するもの、もう一つは稼働していなかったのですが真赤なモニター画面となっていて覗き込むと歌手らしかったので「ねえ、その歌聞いてもいい?」って尋ねると運転手は快諾してくれました。


マイケルはフィリピンに転居したタッキーが名付けたユスフ家のネコ

予想通り、楽曲は中国の若手歌手でした。

運転手:「この曲好きかい?」
マカピー:「いや、分からないけどいいメロディーだね」
運転手:「うん?あんたは韓国人かそれとも中国人?」
マカピー:「日本人だよ!」

その時運転手の眼鏡の奥の瞳がかすかに光ったのを見逃しませんでした。

運転手:「お、そうかあんたは日本人なのか? 久しぶりだなあ日本人の客を乗せるの。日本人だったらボクのコレクションを聞かせてやるよ!」

彼は信号待ちの間に素早くスマホを操作して、彼の『日本の歌特集』を見つけ出しました!

インターナショナル・コンベンション・センターの車つけは3階になります

運転手:「最初はこれだ。ボクの好きな歌手はマッチこと『近藤真彦』良いなあ、いつ聞いても!」
マカピー:「ここで流行ったのマッチが?」
ハナ:「1980年代はもう、日本の曲だらけよ!」

マカピーは80年代半ばにサバで2年間暮らしていたのに、クダット地区の電気水道のない村に入っていたので、そういう事にはとんと疎い生活にいたので知らなかったのでした。

ハナ:「例の『五輪真弓』もその頃で誰もが歌えるようになったのよ」
マカピー:「全然知らなかった!」
運転手:「ほら、次はマッチの恋人だった『中森明菜』だよ(笑)」
マカピー:「そんなゴシップまで知ってるの?スゴイ!」

運転手は次々に彼のコレクションを繰り出してきます。
まるで、『イントロ当て・クイズ』のようになってきました!


コタキナバルの夕方の通りの様子

運転手:「でも、僕の好きなのはこれなんだなあ!」
マカピー:「おっと、『安全地帯』玉置浩二か、今じゃあ役者の方で売れていたなあ。『ワインレッドの心』とは懐かしい!」

家に近づいてきても、運転手の選曲は止まりません。

マカピー:「でた『チェッカーズ』! 涙のリクエスト フォー ユーと来たもんだ!」

たった7分ほどの間に、マカピーはカラオケ・タクシーの中で歌い家に着いて、車外に出た時はいったい自分がどこからの帰りか分からなくなっていました!

まったく、サバのタクシー運転手って無茶苦茶変な人がいますね!

否、それに合わせて歌っている日本人客もノリが良すぎたかしら(笑)

昨日は嵐だったらしいですが今日は静かなリカス湾

マカピーでした。

最後までお読みいただき感謝します。やっぱサービスには応えなくっちゃ!



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