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2本植えれば林、3本で森・・・マカピーな日々#0859

マカピーです。
宮脇昭(みやわき あきら)さんってすごい人がいたんです!

そうです、昨年93歳でお亡くなりになっています。
マカピーが学生の頃、宮脇さんの「日本の植生」を先輩から紹介され、すごい人と尊敬する植物学者でした。

彼が提唱した「鎮守の森」プロジェクトは日本のみならず、世界各地で開花しています。

マカピーの友達で中東のヨルダンで活動している能智さんも、宮脇先生の理論で森つくりを進めています。

宮脇さんの著書の中にこんなくだりがあります。

苗を2本植えれば「林」3本植えれば「森」5本植えれば「森林」

「森の力」植物生態学者の理論と実践 宮脇昭

おお、確かにそうだよね!

つっかえ棒のある樹木を植えるのではなく、メンテナンス不要の「鎮守の森」を世界中に作ろう!

そうしたら、森が災害から人を守ってくれる。

地元の本来の植生に混植して最初の3年ほど雑草を刈り取ってあげれば後は森自体が植物層を形成してゆき、自己再生も始めちゃうんですから。

そして森は防火帯となり人を火災から防ぐ、簡単にすっぽ抜けるような植林された木々ではなく、実生苗はしっかり大地に根を張り洪水や津波を防ぐのですからこんなに素晴らしいシステムはないんです!

一番安上がりの森つくりが、一番強力な森になるって不思議だなあ。

残念ながらもうこの世には、宮脇先生はいません。

でも、宮脇流「鎮守の森」の教えは広く行き渡り森が再生されて行きます。

マレーシア国サバ州コタキナバルの海岸公園

人間の記憶なんて、案外あてになりません。

いつか津波が来ると知っていても人々は海の近くに住むのです。

洪水や土石流が発生した場所の近くに自宅を作る人もいます。

そうやっていつしか森は「邪魔者」扱いされ伐採され、現在進行形で再開発で姿を消してゆきました。

でも、ぼくらは宮脇先生の様に木を植え続けるんです。

いつか「木の大事」が認識できればいいんです。

宮脇先生も称賛していますが、本多清六さんが造った明治神宮のような森が各地に出来たらいいですね!(本多さんはマカピーの住んでいる隣町久喜の出身です!)

いつか人々はその自然林の持つ「叡智」に驚かされるでしょう。

ね、木を植えましょう!

マカピーもサバで原生林を再生したいなあ!

宮脇先生の本と「花春」の女性杜氏のコメントのあるしおり

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。


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