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こんな道路でいいのかな? マカピーの日々 ♯1554

マカピーです。
フィリピンの道路は殆どコンクリート製なんです!
(写真は珍しくアスファルト工事をしているところ)

フィリピンに来たことのある人は日本にはないそのコンクリート舗装道路を見て「カッコいい」なんて思ったかもしれません。

しかし、マカピーの経験からはアスファルト道路に比べて随分劣るように思うのです。


ハリー叔父の家に行く道はこんな農道で未舗装です

舗装の仕方についてCopilotに尋ねてみた結果が以下の通りです。

アスファルト舗装とコンクリート舗装は、道路建設において異なる特性を持っています。以下にそれぞれのメリットを詳しく説明します。

  1. アスファルト舗装:

    • 見た目: アスファルトは黒色で、一般的に「黒舗装」とも呼ばれます。コンクリートよりも滑りにくく、乗り心地が良いです。

    • 耐久性: アスファルト舗装は10〜20年の耐用年数がありますが、コンクリートよりも劣ります。ひび割れが発生しやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

    • 施工時間: アスファルトは施工後、2時間程度で車が通行可能です。工事期間を短縮したい場合に適しています。

    • 用途: 日本の道路の約95%がアスファルト舗装です。また、空港の滑走路にも使用されます。

    • 費用: アスファルト舗装は施工費用が安く、初期コストが低いです12.

  2. コンクリート舗装:

どちらを選ぶかは、予算や用途に合わせて検討する必要があります。

ニュースソースは以下の北大の資料です!

ところが、北大の解説にもあるようにコンクリート舗装の方が長期使用に耐えられるととしていて評価が高い感じです。

コストが高い(アスファルト舗装の二倍程度)けれども耐久性に優れ、燃費向上にもつながるというのです。


用水路の水門にゴミが詰まって越水してしまうと、あっという間に道路を壊してしまいます。

あれれ、マカピーの評価は間違ってたのかしら?

マカピーがフィリピンに多いコンクリート舗装のデメリットとして考えるのはその更新作業で異常とも思える時間を要する事にありました。

フィリピンでは幹線道路であろうと路地裏であろうとコンクリート舗装となっています。

まず圧搾粉砕機を装備した重機がガンガン30センチ以上の厚さのコンクリートをたたき割るのにその騒音と振動は相当なものです。

その後にコンクリート流し込む作業に入ります。

幹線道路などでは約500mほどコンクリート舗装を剝いでまたコンクリートを流し込んで養生させます。

なんとフィリピンでは強度が出るまでに1か月も養生させるのでその期間中、片側通行が続くことになります。

24時間人が工事現場に張り付いて相互通行させるのですが、このゲートが長距離では沢山ありとても効率が悪いのです。

日本は95%がアスファルト舗装なので、高温でアスファルトと材料を混ぜたものを敷き鎮圧すれば、たった2時間ほどで通行可能になるのと比べて気が遠くなるほど長い事になります。

幹線道路でこうした道路工事があるので待合時間が相当なものになります。

首都マニラとイザベラ間も8時間と書いてありますが、実際はこうした工事による待ち時間が加算され10時間超えになる事が常態化しているのです。


幹線道路の様子。コンバインハーベスターを運搬するトラクター

50年くらい前の世界ではコンクリート舗装でも良かったかもしれませんが、現代のモータリゼーションを支える道路にはふさわしい舗装と言えないとマカピーは考えます。

また、5m毎くらいに仕切った溝にコンクリートを流し込む作業をしているのですが、山地の傾斜地でのコンクリート施工は簡単ではありません。

それにコンクリートの区分ごとに摩耗が違って、走っていると波乗りのような不快な振動が続くことになったりします。

ところどころで傷んだコンクリート舗装路の上にアスファルト舗装してある場所があるのですが「とっても快適!」なのでした。

イフガオの臨時クリニック二往復する際の道路も相当ボロボロな個所があります。

雨の影響で風化が激しく傷みやすいと言えます。

実際オートバイのタイヤがはまってしまうような穴が開いていたり、亀裂があるので夜間走行では特に注意が必要です。


おお、トラックの荷台にハンモックを吊っているぞ

本当はどちらが正しいかよくわかりませんが、やっぱりマカピーはアスファルト舗装賛成派だなあ!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。フィリピン程コンクリート舗装率の高い国を知りません!


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