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残り物には福がある?マカピーな日々#0961

マカピーです。
マカピーは拾い物が好きなんです!

12月に入ってから帰国したので、いつもあの木たちは待っていてくれるかしらと心配だったんです。

そうです、公園のイチョウの木です。
晩秋ともなればその木の下でイチョウの実を拾って来て、食べるのが楽しみなんです。

もちろんそのまま食べられるわけではありません。

単純ながらその処理が必要です。

しかも、ギンナンの果肉はご存知の通り異様に臭いのです!


ほーら、まだギンナンの実がボクを待っているよ

小学生の頃、マカピーはこの人糞臭のあるギンナンの実を男友達と一緒になってクラスメートの女の子たちに投げつけたので、担任に呼びつけられ廊下に立たされる記憶があります。

今となっては懐かしい思い出ですが、あの元村役場前に立っていた大イチョウの木も今は道路拡張で倒されてしまいずいぶんと経ちました。

そのイチョウの木があった事さえ、近所は新興住宅地が増加して往時の記憶を持っている人も殆どいない事でしょう。

早朝散歩で公園内で柔軟体操をするのですが、「しまった、今朝も袋を持ってくるのを忘れた!」って思っていたので、お昼過ぎに自転車でギンナン拾いに行ってました。

小さなお孫さんを連れた年配者が来ていましたが、自転車を停めるとマカピーは低いフェンスをまたいで一直線にいつもの女木(めぎ)の下に行きました。

そうです、ギンナンの実が採れるのはメスの木なんです。

ご存知の方も多いと思いますがイチョウは雌雄異株なんですね。

ギンナンの実が沢山路面に落ちると滑ったりしますから、街路樹として植樹する際はオスの苗木を選びます。

ちなみにイチョウは「銀杏」て漢字で書きます。漢語読みすれば「ぎんご」ですね。英語でもその漢字から「Gingo」と読むんですよ。

温帯地方での植物で、マレーシアのような熱帯で見る事はありません。

マカピー三男が行っていた大学がドイツのブレーメン市にあり、晩秋にそこの植物園に立ち寄ったら立派なイチョウの木があり見事に黄色く色付いていました。

そして、その下の歩道に拾われることのないギンナンの実が踏まれてドロドロ状態になっていたのを思い出しました。


霜にも負けずけなげな花

さて、近所の公園のギンナンは前日に公園管理課による清掃が行われたらしく、下草と一緒に見事にかき集められ廃棄された模様!

遅かりし由良助!(『忠臣蔵』の討ち入りの季節も近い!)

シルバー人材センターからの人も真面目らしく、熊手でしっかり地面を掻いてってくれたので、その掻き残しから5㎏程拾うのに苦労しました。

更に持ち帰り駐車場の片隅で皮むきをすると1時間半ほどかかってしまいました。

さらに洗ってしまう頃にはとっぷりと日は暮れ、手が凍える程になっていましたのですが干す場所がありません。

こんな形の恐竜の足跡ってあったよね

一昨年までは軒下で乾燥したのですが、コンクリートを隠すためにセダムを生やしたのでもう干す場所が無いのでした。

取りあえず軽自動車の後ろに、ギンナンを洗ったバケツを流して翌日を待つことにしました。

今朝、適当な大きさの段ボールの空箱を見つけ出してそちらに移して干し直しました。

近所のハーさんが10年物の杏(あんず)酒を持ってきてくれたので「じゃあ、このギンナンが乾燥したらお持ちしますね!」と約束しました。

ハーさん:「ボクは大分県の日田出身で実家のそばに小川が流れていたんだ。拾ってきたギンナンを網袋にいれてその流れに浸しておくといつの間にかきれいに皮むきが済んでいたんだよ」
マカピー:「いいなあ、そんな流れのある所に住んでいたんですね!」

ハーさん:「ボク、帰りたいんだ。日田に!」
マカピー:「アイちゃんがハーさんがその事をいつも口にするって言ってましたよ。彼女は止めていないんだから行ってくれば?」
ハーさん:「・・・でも一人じゃ嫌なんだよね」

こんな感じで干しなおしました

マカピー:「アイちゃんと一緒じゃないとダメなの?仕方ないなあ、それじゃあボクと行こうか?」
ハーさん:「え、本当?」
マカピー:「でもまたすぐにマレーシアに行っちゃうんだけど、何時になるかなあ」
ハーさん:「ほら、それだ!」
マカピー:「じゃあ、ハーさんが日田で浸けたという古ーい『杏酒』で一杯やりながら日田での思い出話を聞かせてもらいますか?」

おお、恐竜の足?の落ち葉が

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。知らずに残っていたものてありますよね!


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