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サバは雨季 マカピーな日々#0811

マカピーです。
毎日雨が降るんです。
そうです、今は「雨季」なんだそうです。

Musim Hujan(雨季)というマレー語を思い出しましたが、実際にその綴りが正しいのかあいまいになってます。それでも「ムシム フジャン」とカタカナ言葉で書くと、今度は居心地が悪いマカピーなんです。

雨の降り方はシトシト雨が続くことは少なく「ドバーッ」と降って、「カラッ」と晴れ上がるパターンが多いです。

いわゆる「スコール」ってやつですね。
そのスコールでも、たいがい先走り(前兆)があり、続いて風が吹くというパターンなんですよ。

だから、ヤバいと思っても雨宿りに逃げ込む時間はあります。

それで30分もしない間に雨が上がるのだったら、ずぶ濡れるリスクを冒さないで待てばいいのです。

それなのに・・・人は待てないんですね。
ずぶ濡れになりながら歩く人、バイクに乗っている人がいます。

そんな時は、道行く人が皆焦っているので事故も多く発生しやすいんです。

「アラマー、雨だよ。じゃあちょっとお茶でも飲みながら待ちましょう!」
ってならないことが、人間の悲しい性(さが)ってやつなんですね。

早朝散歩は毎日どの方面へ行くのかその日の気分で決めます。

今日はLikasのスポーツコンプレックス(総合運動場)に行き、沢山の老若男女に混ざって、先日と同じコースを歩いたのですが「やっぱり同じところから帰っても面白くない」と別の出口から駐車場に出たのです。

するとそこにピックアップトラックがあって、体格のいい若者がドラゴンフルーツを売っているのを見かけたんです!
こんなこともあろうかと今日はポケットに50リンギット(約1500円)を忍ばせてきたので買えそうです。

マカピー:「いくら?」
若者:「キロ13リンギット」
マカピー:「このドラゴンフルーツどこから来たの?」
若者:「ケニンガオ」
マカピー:「ケニンガオってドリアンもランブータンもフルーツを沢山作ってるんだね」

若者:「ところで、アナタはどこから来たんですか?」
マカピー:「ボク、日本人」
若者:「あ、知っているこの近くに住んでいるんでしょう」
マカピー:「え、確かに近くに住んでいるけど、日本人が沢山いるの?ボクは先週来たので知らないけど(後で分かったのは近くに日本人学校があるので先生方が住んでいる地域が近かったのです)」
若者:「それにどうして、マレー語を話すんですか?」
マカピー:「ずいぶん前にクダットで住んでいたからね。ところでこっちにアボカドがあるけどこれもケニンガオ産?いくらなの?」

若者:「それも13リンギット」
マカピー:「じゃあ、1キロずつ下さいな」
さすがにぴったり2㎏にならないのでした。少し余分に入れてもらい
若者:「じゃあ、全部で28リンギット」
マカピー:「お、今日は商売になったね!」

若者:「(笑)じゃあ、気をつけて帰ってください」
マカピー:「君もね!」

そうして2㎏のプラスチック袋を下げ、用心棒を突きながら歩くとバランスが悪くなるのでした。

しかも、細かい雨が顔に当たるのが感じられました。
空を見上げると暗雲が垂れ込んできています、こりゃ朝っぱらから雨になりそうです。

急げやいそげ!!!

ハジさん宅に戻り、シャワーを浴びていると「ド~ッ」と雨が降り始めました。プライさんの朝食の準備ができている階下に降りてゆくとハジさんがいつものようにニコニコと声をかけてきました。

ハジさん:「おはようございます。マカピーさん、今日はこの雨でさすがに歩きに行かなかったんですね?」
マカピー:「ところが、ラッキーなことに雨が降る直前に帰って来ることができたんです! それからドラゴンフルーツとアボカドも買ってきましたから後で食べましょう!」
ハジさん:「お、それはそれは素早い行動ですね!」

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。早起きは三文の得!




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