母子喧嘩 マカピーの日々 #1348
マカピーです。
日曜の夜は8時前なのに店が閉じられ、シャッターを閉める音に驚きました。
マカピーは店の二階でnote投稿記事を書いていたのでした。
そこへ、険しい顔のハナさんがやって来て「もう今日は店を閉めたわ!」というではないですか!
「え、どういう事?何があったの?」
「アジズよ! あの子は私の質問にまともに答えないのよ!自分はもう大人のような態度でね。まったくバカよ。まだ社会経験もない14歳なのよ」
「そもそも目上の人に対する態度、親に対する態度が間違っているのよ」
「それは彼が毎日接しているスタッフの方が大人だから影響されてるんだから仕方ないよ」
「彼らだって、必死になって働いているのよ家族のために!でもアジズが何をしているというのよ、少し店を手伝うくらいで。私にはあの態度は許せない!それで彼をひっぱたいたのよ!」
アララ、みんなの前で顔でもはったのかしら?
「で、アジズはどこにいるの?」
「知らないわよ、どこかに飛び出していったわ!いいのよ、家に入れなければ!」
「・・・と言ってもね。未成年だし夜の街に放り出すのもちょっと・・・」
そう言えば、マカピー息子たちもマカピー妻に叱られてよく家から出されたなあ。
ネパールのカトマンズ、カンボジアのプノンペンどちらも門番に警備員を雇っていたのですが彼らがいようが構わず、息子を引きずり出して門を閉めてしまうので、どうしたものかと警備員が困ってたっけ。
もっと頃合いを見計らって、マカピーが出て行って門の前でうずくまっている息子を連れ戻し「じゃあ、お母さんに謝って寝なさい」と諭すのがパターンでした。
母子家庭で長く母親不在の時間が長かったアジズは、お手伝いさんに面倒を見てもらっていたり母親の働く会社のマネージャー家族と仲良くしていました。
それが、母親のもとに来てから約10か月経ちます。
学校へは行かせずにレストランの手伝いをさせています。レジや注文取りが主な役割です。
マカピーはハナさんに尋ねました。
「アジズは学校へ行かなくていいの?」
答えは「寄宿校にでも入れようかなあ。それとも友達が勧めるフィリピンの学校に入れようかしら。でも今は社会勉強が出来るお店の仕事も彼を成長させているわよ」
「確かに、学校へ行く意味が薄れてきているよね。無理して学校へ行く必要はないかも知れない。必要だと思ったらその時は自分で各種のアプローチも出来るしね」
「そうなのよ、私はそれほどシリアスに考えていないの。息子とはいえ別人格で私の人生じゃないしね」
結局、アジズは夜半にこっそり帰って来てベッドで寝ていました。
ヤレヤレ
マカピーでした。
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