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道路に油が! マカピーな日々#0935

マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にいまーす。
夜の道路を移動していると、ピックアップが道路の脇に落ちていました!

クラパサウィ(油ヤシ)のプランテーションが広がる地域では、収穫したヤシの実を満載した大型トラックが走ります。
工場で搾油した後のタンクローリーも走ります。

ですから、片側一車線しかない道路はそうした重量車両が走ると坂道では後続車が数珠つなぎになってしまうのでした。


こんなトラックにクラパサウィの実が満載され、時々落ちます

これを追い越すのも一つの技術なのです。
重量車両の車列が2-3台繋がっている場合、それを追い越すのはかなり難しいのです無理をすると追い越し中に対向車が来ても逃げる場所が無くなってしまうのでした。

おお、怖い!

もちろん道路を走っているのはトレーラーに積まれた建築資材やその他が日常的に道路を走って地元経済を支えているのでした。

これに雨が加わると状況は去らない厳しくなります。

トレーラーの後ろに着くと、その巻き上げる水しぶきで前が見えなくなるのです! それを追い越すって更に大変です!


雨に濡れた道路も滑ります!

そして、今回は道路に黒い筋があるのが気になり運転するジュルさんに尋ねました。

マカピー:「何か道路に落ちているの?」
ジュル:「ミニャ(油)」
マカピー:「ダリマナ?(どこから?)」
ジュル:「パームオイルのタンクローリーから」

ええ、それってヤバいじゃないのよ!!!

実際に側溝に落ちているピックアップトラックを見た時「あちゃー、事故が起きちゃったよ」

ジュルさんが車を止めて駆け寄ったのでマカピーも続きました。
30代と思われる若者が乗っていて、ケガはなさそうです。

若者:「ボクは大丈夫です。でも前輪がやられちゃって牽引してもらわなくちゃいけなくなったんで、救援車を呼んだところです。心配して観に来てくれてありがとう」

マカピー達は、彼が大丈夫そうなのでホッとして車に戻りました。

一体どうやってタンクローリーからオイルが漏れるんでしょう?


なぜかしら日本の中古車の文字が気になります

タンクに入ったオイルはバルブを開けなければ出ないはずです。

という事はバルブが緩んでいるという事でしょうか?

時々トラックから落ちてくる一抱えもある大きな油ヤシの実も怖いですが、油はもっと怖いですね!


これが、クラパサウィの木から採取された実です。この粒粒から油を搾ります

ヘッドライトに照らされる二つの黒い油の筋をまたぎながら車は進み、スリリングな夜は更けてゆくのでした!

マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。ともかくサバイバルしましょう!



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