ニシキヘビ食べた マカピーの日々 #1364
マカピーです。
オジサンたちとコタキナバル郊外にあるロッカウィ動物園でニシキヘビを見たんです。
オジサンたちと車で移動中に、フッと動物園で紹介されたニシキヘビの事を思い出しました。
そうだ、JOCV(青年海外協力隊)でクダットで活動した際にマカピーはニシキヘビを食べたんです。
それはルングス族の村で暮らして半年ほどたった頃だったでしょうか、ある日同僚隊員のイシミルが「さっき村人からもらって来た」と見せてくれたのは頭部に近い30センチほどのニシキヘビのぶつ切りでした。
ルングス族には「獲物を取ったら最初に出会った仲間にその一部を分け与える」習慣があり、イシミルがたまたまそれに当たったと言うわけでした。
マカピーは見事な「網目」デザインをみながら、全長はさぞや長かったのかと想像しました。
一緒にいたルミさんは「そんなもの貰ってどうするのよ?」というのでマカピーは「もちろん食べるために貰って来たんだよね?」とイシミル同意を求めました。
ルミさんは「本当に食べるの?だってヘビよ、蛇!」
マカピーは「どうやらニワトリの肉みたいな味だって言うよ!せっかくだからいただいたものを無駄にしない事だね」
そうしてマカピーはヘビを持ってキッチンに行きまな板の上で皮をむき、骨を取り、肉を細切れにして焼きそばの具にして三人で食べてしまいました。
確かに淡白な味で悪くなかったのでした!(笑)
その後も二年余りのマレイシアでの滞在期間中、マカピーは日本ではお目にかからないような食べ物を口にすることになりました。
イヌ肉
村人の家の食事に誘われたのですが、缶に灯心を入れて火をつけただけの暗がりの中で珍しく肉があったので「久しぶりの肉に感激してそこの女主人に尋ねました。
「夕方にいつもキャンキャンとうるさい犬を殺したんで、その肉よ」
え、 思わず口の中の肉をどうしたものかと思いましたが、しっかり食べる事にしました。
吐き出すなんてもったいないぞ!
もう料理が終わっているのだから堪能した方が得策だと思えたのです。
それでさらに思いは、マカピーはジュゴンも食べたことがあります。
食糧調達にクダットの魚市場に出かけた際、遠くから「こっちへ来い」というおっちゃんの誘いがあり行って見たら「お前はマーメードを食べたことがあるか?」と尋ねられました。
「無い」と答えると目の前の肉塊を指して「ほら、これだ」というので見ると、確かに魚ではありません。
「こっちは手だった」と手の骨格を見せてくれました。
マーメイドってジュゴンの事だったんです。
もちろん、マカピーだって絶滅危惧種のジュゴンを捕獲してはいけない事を知っています。
でも、こうして肉として売られているのですからどうしようもありません。
それでマカピーはジュゴンの肉を2㎏買い、村に帰って仲間三人で食べたのです。
味? 牛肉というか水牛(カラバオ)の肉でした。
ヤレヤレ
その後も海カメの卵を食べさせてもらったりしました。
そうなんです。
人間とは他の生き物の命を食べる事で生きながらえる動物なのですね。
マカピーはサバ州に来てつくづくそれを実感したんです!
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。生きとし生けるもののさだめ
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