家族のあり方とは マカピーの日々 #1425
マカピーです。
あるフィリピン人家族にお世話になったんです。
マカピーがその家を訪ねたのは幾度もWhatsAppで会話をしたこともあるハナさんの友達だったからでした。
彼らのいる都市の空港に到着したのですが誰も出迎えがありません。
そこでマカピーは事前に彼らのコンタクト先を聞いてなかった事に気がついたのでした!
ヤレヤレ
とりあえず旅先からハナさんに連絡を入れると「カトリンとロニが空港にいるはず」と回答がありました。
でも到着ロビーから人影がなくなりゲートも閉められてしまいました。
おかしいなあ、誰も来ないのかなあ。
老婆が1人出迎えに来ていて、マカピーと同じフライトで到着するはずの日本人だと言うではないですか!
「浦島太郎」のお話しのように、カトリンが白髪の年老いた姿になるのかと思いながら彼女の言う事をぼんやり聞いているとその背後にカトリンとロニが立っていたんです。
ヤレヤレ、やっと現れたか。
遅れちゃったのでごめんなさいの一言もありません
まあそんなもんでしょうかね(笑)
タクシーで彼らの家に到着してゲートを入ると、そこには異様な光景が広がっていました。
ゴミ屋敷か?
食べかけの食事が日常生活品と溢れかえり、洗いかけの食器がたらいの中に残飯と一緒に浮かんでいました。
本当にここに人が住んでいるの?
やがて主人のナッシュが現れ挨拶をしていると子供が二人家から出てきました。
6歳の長男は発達障がいがあるらしく、親指をくわえ時々奇声をあげるのでした。
3歳の弟は女の子のように背中までかかる長い髪をしていてどちらも紙オムツをしていてそれが幾度かの排尿で膨らんでいました。
ハナさんによるとナッシュは警官でカトリンとは幼友達で結婚したのは、彼女が最初の結婚に破綻しただけでなく精神的に病んでしまった時に高校時代も同級生
だったナッシュが助け出したと言う事でした。
ナッシュはそれなりに出世してゆくのですが、カトリンはもっと収入を増やせとせっつき稼いだお金をどうでもいいものや自分を飾り立てる物に変えてしまうのでした。
掃除をしない、食事を作らない、子供の面倒を見ない···その結果がこの家の状態を物語っていました。
ナッシュは優しい人でカトリンがなじるのを聞いても激昂せずにいました。
ハナさんは二人の相談に乗っていたのですが、余りにカトリンが何もしないので「子供に特別の教育が必要になるのにあなたは何もしてないのよ。インスタントラーメンや買ってきたものを食べさせ、清涼飲料水ばかりではバランスある栄養にはならないのを知っているでしょう。そんな事ではナッシュに捨てられちゃうよ」とさとしていたんです。
ところが今度はカトリンはナッシュに浮気をされないよう出張にも同行するのでした。
車も買ってもらい教習もしてるのですがその間もナッシュが子供の面倒を見ているんです。
ゲイのロニに一室を貸して食事を作ってもらったり掃除をするにもロニ自身がレストランで働いているのでの十分ではないのです。
そこでカトリンは友達に来てもらいお金を支払って定期的に掃除をしているのです。
カトリンはマカピーに子供がいるから何も出来ない。日本でもどこへでも自由になれるところへ行きたいと訴えるのでした。
マカピーもフィリピンで子供が二人生まれ少しは子育てを手伝いましたが、マカピー妻がいて初めて仕事が出来ると分かりました。
カトリンの家族を見ながら、何かのきっかけで状況が良くなるようにと願うばかりです。
マカピーでした。
最後までお読み頂きありがとうございました😊 子育て時期は大変です
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