病気になったら休むんです!マカピーな日々#0920
マカピーです。ボルネオ島北部マレーシア国サバ州にいます!
先週マカピーが出張先から持ち帰った風邪がコタキナバルの同居住人に猛威を振るっているのでした!
ちょっと大げさなんですが、マカピーの体調不良がどんどん伝染してマカピーが回復する頃に、薬を処方してくれたハナさんが風邪症状で鼻水、のどの痛みを訴えるようになりました。
それでも二人で出張へ行くと、今度は留守居のハジさんもタッキーも絶不調となって寝込んでしまったのでした。
マカピーとハナさんが3泊4日して帰って来ると、ハジさんも「やっと起き上がれるようになった」状態で、タッキーに至っては「ボクきっとCOVID-19だから近づかない方が良いですよ」なんて言う始末。
ハナさんはそれを聞いて笑ってました。
ハナ:「あのね、ワタシが見た本当のCOVID-19症例は一人だけ。後は基礎疾患のある人ばかりだった。今は変異株ばっかりで発症しても風邪だか何だか分からないじゃない!普通の人が変異株に感染したからってどうってことないわよ」
それでも、確かに体調が悪化したタッキーに対しては薬を処方してからこういうのでした。
ハナ:「いい?しっかり休むことよ。忙しくって毎晩遅くまで仕事をしているようだけど、今は体を休める時なの!静養って免疫力を回復するとっても大切な医療行為でもあるのよ!馬鹿にしないでちゃんと休みなさい!」
ハナさんの対処療法は一瞬、「え?本当にそれでいいの?」と思うようなことがありました。
マカピー妻がバスルームでの転倒で目の周囲が「お岩さん」状態になってしまった時は、熱々のお湯にタオルを浸してそれを絞り、タオルを押しながら周囲にうっ血を散らしていました。
おお、そんなやり方は初めて見ました。
先日の出張では、体調が回復していなかったマカピーが狭い車に押し込められ山道を揺られたので、久しぶりの車酔いになりました。
ドライブインでみんなで朝食を食べるのですが、トイレに行くにもまるで雲の上を歩いているようなフラフラ状態で、マカピーはどうしても物がのどを通らなかったのです。
それを見たハナさんは「ダメよ。そんな事じゃ!食べるの。吐いてもいいからお腹の中に食べ物を入れるの!」
と容赦ないのでした。
マカピー:「頭がクラクラしてしまって、水さえも飲みたくないんだ」
ハナ:「朝起きてから、何も口にしていないでしょう。すきっ腹が一番車酔いに良くないのよ。ともかく何でもいいから胃に入れなさい!」
結局、マカピーは「飲む点滴」ともいえるヤシ水を一つ頼んで少しずつそれを飲み切りました。
すると、あーら不思議。
頭のクラクラが次第に消えて行き、吐き気も落ち着いてきたのです。
ハナ:「どう?落ち着いてきたでしょう。私は船酔いしても食べる事にしているの、吐いても食べるのよ。負けちゃダメ。食べれば元気になるのよ!」
マカピー:「吐いても食べるって言うやり方は初めてだけど、こうしてやってみると確かに効くんですね」
ハナさんはマカピーの言葉を聞いて、ニヤリってしただけでした。
自分は医者だからと言うような高圧的な態度を見せずに、ひょうひょうとしているハナさんでした。
ところで、ハナさんもユスフさんも70年代ポップ以降の曲を実によく知っているのでした。
マカピーのスマホでYouTubeからダウンロードしたSlow RockをBluetooth de車のオーディオにつなぐとユスフさんも一緒になって大声で歌い出すのです。
まるで人間カラオケ!
そういえば、ユスフさんは一緒に泊まった娘さんの家で朝の4時ころ、突然スマホを見ながら歌い始めたのにはびっくりしました。
マカピーから1mほどの至近距離です!
近くにいたハナさんもそれに起こされてしまい「何であんなに早く歌い出すのよ?まだ、みんな寝ているでしょう!」と怒り出す始末。
ユスフ:「ボク妻が亡くなってから、夜何もする事が無くて寝るとどうしても朝早く起きちゃうんだ。朝の御祈りするまえなんで一人で歌を歌うのがルーチンになってんだよ」
ハナ:「そういう事は、自分の家で一人でいる時にやって!こっちは眠れないで困ってんだから!」
ユスフ:「OK」
ユスフさんはノロノロ運転をハナさんに馬鹿にされても「安全が一番で、ボクの昔のボスから褒められたんだ、それでいいってね」と意に介していない様子でした。
それにしても時速40㎞以下のスピードしか出さないユスフさんの新車は、どんどんトラックやバスに追い越されてゆくのでした。
それを見て、ハナさんと笑いをこらえながら「ダメだこりゃ」とお手上げのポーズをとるマカピーでした。
マカピーでした。
最後までお読みいただき感謝します。一緒に旅をすると人間観察ができます
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