2020年マイベスト音楽編〜邦楽〜
邦楽アルバムの10枚セレクト
1. THE THIRD SUMMER OF LOVE / ラブリーサマーちゃん
ラブリーサマーちゃんのUK愛にどっぷり浸かった。
バックボーンにあるリフやサウンドでどこか懐かしくもあって内から捻り出すと言うよりは、自然体に作りこんだのかなと思えるような。
ほんとに20代半ばなのか疑ってしまう。
"AH!"のイントロでモロにオレの鼓膜直撃。
まずは2020年最高の1枚。
2. ZOO!! / ネクライトーキー
いよいよメジャーデビュー。
アタマ空っぽにして聴けるポップで楽しい変態的構成なネクライトーキーだけど、このアルバム全体的にメロディラインに乗せる歌詞の世界像はエモーショナルな空気感。
シンガロングしたくなるサビも相変わらず特徴的。
まずは"北上のススメ"から聴いてハマってください。
3. CEREMONY / King Gnu
12曲中(インストが3曲あり)7曲はシングルで「タイアップ多すぎて最早ベスト盤じゃねぇか!」とツッコみたくなるくらいの3枚目アルバム。
アルバム収録オリジナルはベースラインブリブリな"Overflow"でミクスチャ全開なKing Gnuが聴けて高揚。
4. HELLO STRANGER / LERNERS
紗羅マリーさんのバンドLEARNERSは3枚目のアルバムでオリジナルとカバーまで。
駆け抜けるようなアイリッシュパンク"つきかけ"やスウィング調の"シャンブルの恋"があったりとモダンロックコンセプトになってる。
パーティーバンド最高!
5. Walking On Fire / GLIM SPANKY
2年振りのアルバム。
グリムスパンキーはいつ聴いても乾いてて土埃が立ちのめる感じがして大好き。
今作はナイトクルーズな"こんな夜更けは"を聴いてこんな方向にもいくんだ!と驚いたり。
そこからの"道化は吠える"で骨太ギターリフはもう堪らない。
6. LOVE FADERS / ENDRECHERI
"Kun kun Yeah!"のMVを観て「なにやってんだこの人は!」と笑ってしまったあとにショバリーダーワンみたいな作り込みサウンドに慄く。
配信ライブも良い意味でやりたい放題で、渋さ知らずオーケストラの世界観に類似したものを244分魅せられた。
語りたくて自身のラジオで特集を組んだけど、ガチなファンのひとりなので許してつかぁさい。
7. THANK GOD, THERE ARE HUNDREDS OF WAYS TO KiLL ENEMiES / SiM
まぁ本当に凄い作品。
こだわり抜いて余計なもの削ぎ落としながらもSiM全開。
付属の全曲解説を読んで欲しいから省くけれども各所にルーツサンプルを取り入れて"YO HO"のような海賊パンク、なんといってもあのイントロからの"FATHERS"には涙。
歌詞カードの仕掛けは未だいじれずそのままにしている。
8. BURST POP ISLAND / Wienners
みんな大好きwiennersのニューアルバム。
ライブハウス限定販売だった"ULTRA JOY"やリードシングル"ANIMALS"はアタマの中ではライブハウスを想像してとんでもなくグチャグチャで楽しい光景になっていた。
9. maze / chelmico
タイトルが「メーゼ」じゃなくて「マゼ」=「混ぜ」の意味というくらいポップにエレクトロなヒップホップベースのchelmicoのアルバム。
アニメ「映像研には手を出すな!」の主題歌だった"Easy Breezy"だけじゃなく妖怪的な見えない怖さを歌う"いるよ"みたいにアイデア豊富。
女性ラップユニットってここんとこあんまりいなくて貴重。それにしても面白い!
10. VINTAGE / G-FREAK FACTORY
3枚シングル曲収録のニューアルバム。
ジーフリのDREAD ROCK全開で始まる"BE ALL AROUND"から鷲掴み。
タイプ違いにブルージーでジャジーな"DAYS(#29)"があったり。
リード曲の"ヴィンテージ"にメッセージが全て込められてる気がする。
正に燻し銀。
自粛明けには北関東は群馬のオールドルーキーでオールドヤンキー、超ヴィジュアル系のG-FREAK FACTORYのライブをとにかく観たい。
YAH-MAN