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2020年マイベスト音楽編〜洋楽〜

洋楽10枚セレクト。

1. Notes On A Conditional Form / The 1975

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邦題で仮定形に関する注釈。
22曲の80分超えというボリュームで圧倒的だった。
多種なコンセプトに多様なサウンドで一見(一聴?)バラバラだけどこれでまとまってるっていう不思議なアート感覚。
畳み掛けのラスト”GUYS”で「バンドでよかった」と歌うリリックを知った時に背筋がゾクっとした。
ライブバンドが好きでよかったって自分を肯定してくれる。
それにしてもSuper Sonicの幻のヘッドライナー!本当に観たかった!!

2. After Hours / The Weekend

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グロ顔ウィークエンドのジャケットで攻めすぎだろ!っていう。
リードの”Blinding Lights”は6分のロングナンバー。
ヘッドフォンで聴いていると四方八方からASMRみたいに音が飛んできたりと聴き入ってしまう。
パーティーの終わったあとのイメージでアフターアワーズというタイトルらしくアビエントで全曲通して心地良い。
やっぱりウィークエンド!

3. Fetch the Bolt Cutters / Fiona Apple

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8年振り?のアルバム。
こんなに自由な感じだったっけ?!と思ってしまうくらいサウンドもリズムも際限なし(一発目からアフリカンビートで転調ポップスだったり)。
むしろ狂気すら感じる。
フィオナアップル自身が抱えてる闇から放っているのか、はたまた脱却から生まれてるのかは知る由もないけれどアーティスティックな事実には一切の偽りなし。
なんだこれ?!とずっと聴き入ってしまうくらいのスルメ名盤。
とりあえず1曲目の”I Want You To Love Me”から聴いて欲しい。

4. The New Abnormal / The Strokes

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フィオナアップルと同じくらい、7年振りのアルバムが出るとは思わなかった。
なんならもう活動してないと思っていたくらい。
ジュリアンの声も健在で安心。
4曲目"Bad Decisions"のようにらしさは残りつつも、原点回帰に加えて実験的なのか進化なのか持ち前の80年代風サウンドとは少し違うテイストの”At The Door”が織り混ざっていて、それが余計に”らしさ”を感じる。
本来はフジロックのヘッドライナーだったストロークス。
現地には行けない組だったので配信を楽しみにしていただけに残念。

5. WE ARE CHAOS / Marilyn Manson

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ここ数枚のアルバムからようやく少しずつ期待してるものに戻ってきてる感がある。
バンドからソロ傾向が強いのでそれは仕方ないけれど毒々しさは健在。
ライブをやっても過去の曲がセットリストに多かったりするのでKnotfestでどんな感じで来るんだろうとワクワク感も2022年の開催まで持ち越しかよっ!(出演するとしての話)
John5戻ってこないかなぁといつまでも期待してしまう。
”BROKEN NEEDLE”は何度もリピート。

6. Strange Days / The Struts

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まだ3枚目なのにこの貫禄。
"Wild Child"にゲスト参加してるトム・モレロ、他にデフ・レパードもゲストに来てる辺りが凄い!
荒々しく生々しい骨太バンドサウンドって良いですよね。
日本版のボーナストラックにSummer Sonic2019の音源が入ってるという粋な計らい!

7. I Disagree / Poppy

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音楽好きな友達に説明する時「ベビメタっぽいマッドなきゃりーぱみゅぱみゅ」と言ってます。
ジャパンカルチャーに影響を受けてるのが露呈していて“I Disagree”では日本語の歌詞も出てくるくらい。
というかこんな最強メタルサウンドでキャッチーなメロがツボ。
いつかBABYMETALとの共演あったら歓喜。

8. Petals for Armor / Hayley Williams

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PARAMOREが好きなものでソロ出すのか!と驚いた。
”Cinnamon”のリズムが独特でクセになる。
「Uh~Uh~Ah~Ah~」と口ずさんじゃう。
”Simmer””Leave It Alone”のMVと合わせてひとつの話になっている遊びもあったり。
ソロも続けるみたいなので楽しみ。
ちゃんとPARAMOREはやってね!と言いたい。

9. A Celebration of Endings / Biffy Clyro

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本当に3ピースなのかと思ってしまうビッフィ・クライロの新作。
UKバンドはなんでこう壮大なスケールなものが目立つのか不思議。
何年経っても相変わらずUKは好きなので嬉しい。
今回音の作り込みに余念がなく映像にも拘った作品らしく、MVと合わせて観ると面白い。
クラブサウンドのような”Instant History”は1番聴いていた。
”End Of”のMVはラストまで転がるような展開が魅力。

10. Have You Lost Your Mind Yet? / Fantastic Negrito

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ファンクもあり、ロック・R&B・ソウル・ヒップホップも取り込んで前作よりもバラエティーに富んだアルバム。
ギターに日本人のマサ小浜さんが参加しているのを後で知ってびっくり。
インタビューで”ギターに鬼が住んでる”と表現していたのに笑ってしまった。
1曲目の"chocolate Samurai"からもうご機嫌モード。


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