タトゥーと魚肉ソーセージ

ある週末、地下鉄銀座線に乗ると、同じ車両の端の方から男性たちの大きな話し声と笑い声が聞こえてきました。

今までならそれくらいのことは普通のことでしたが、最近は外で大声で話すのは飛沫の関係で控えましょうという暗黙のルールというか、オフィシャルなルールとなってきているので、声が聞こえてきたことになんとなく違和感を覚えて、なんだなんだ?とそちらをのぞき込んでいました。

そこにいたのは、年の頃30代?くらいの男性二人。

片手に魚肉ソーセージのようなものを持ってかじりながら二人で楽しそうにはしゃいでいる様子でした。

そう、大きな声が聞こえたのは、マスク越しではなかったんですよね。

魚肉ソーセージらしきものをかじっているから、マスクはしているけれど、いわゆるアゴマスクになっていて、その状態で話すから、よりクリアに声が聞こえるし、そもそも声も大きい。うーん、これは車両を変わって避難したいところ。

次の停車駅が来たら降りて隣の車両に移動しました。その瞬間にちょうど彼らの脇にあるドアから下車したので、様子をさらに詳しく見ることができました。

彼らは、割とガタイのいい系の男性二人で、半袖Tシャツから伸びた腕には一面にタトゥーがあしらわれており、黒マスク、優先席に一つ席をあけて二人で座っていました。

なんだかすごく注目を浴びたいんだろうな〜と感じられますね。笑

それぞれの単語にはそれほどネガティブなイメージはないと思うのですが、これらが一つにまとまって現れたとき、だいぶ嫌な感じのイメージに変換されることに気づきました。

地下鉄の優先席に座る・・・混んでいなければ座ってもいいと思うし。

黒マスク・・・白マスクよりは顔色よく見えるし、そんな珍しいものでもない。

タトゥー・・・コワいっちゃあコワいけど、日本でもファッション的な要素も浸透しつつはあるから、必ずしも悪ではないかな。

顎マスク・・・外で人がいないところで、とか、息苦しいからたまに息継ぎ必要よね。

大きな声で話す・・・元気でよろしい。

大きな声で笑う・・・楽しそうでよろしい。

※とはいえ、大声とか騒音など基本的に大きな音は個人的に苦手なのですが、それは個人的な部分なので、一般的に100%悪ではないということで。

そんな感じで、それぞれが単体では必ずしも悪いものではないのに、状況と組み合わせで、ここまで最悪なものに見えるとは。。。ふしぎなものです。

渋谷で乗ってきて銀座で降りてたけど、どこの田舎からでてきたのかしらね。


ではまた〜

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