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ベトナム1ヶ月滞在日記 #3 〜滞在中のハプニング編〜

わたしって体張ってネタ収集してる?

そう自分に言いたくなるほど、滞在中もとにかくハプニングが多い。

逆に1日の中にハプニングがないと「今日は平和に終わってしまったな…」とさえ思う。


出国前もとにかくハプニングだらけだった。


今回は滞在中のハプニング編です。

細かいハプニングは数えきれないくらいありますが、今回は中でもインパクトが大きかった内容を選びました。

長いので気楽に読んでください。


エアコンから滝水事件

ベトナムに到着してから2〜3日経った時。

朝、ホテルの部屋で化粧をしていると、背後から「ビタビタビタビタ」という音が聞こえた。


一瞬スピーカーのブチブチ音かな?と思ったものの、どうも様子が違う。


恐る恐る室内を見渡すと、枕がビッタビタに濡れていて、枕のすぐ上に設置されたエアコンから滝のように水が滴っていた。


打たせ湯のような水の勢いに「こりゃ〜すげえや〜」と面白くなり、とりあえず滝は放置して最後まで化粧を済ませた。


今回はairbnbでホテルを予約していたので、かなり怪しいGoogle翻訳英語で


「クーラーから滝のように水が滴っている。
枕もとても濡れている」


みたいなメッセージを写真と共に送り、その日中に修理してもらった。

寝てる時に滝の水が口に入って、飛び起きる羽目にならなくてよかった。
起きるまで耐えてくれてありがとうエアコン。


直ったとはいえ、この事件以来はベッドの頭の向きを反対にして寝ている。

でも部屋を毎日お掃除してくれる方は、毎回枕の位置を直してくれる(そりゃそう)


違うんです。
こういう事件があってこの向きで寝ているんです。


と言いたい。
決して風水に強い思想を持っている訳じゃないんです。


熱中症ジュース事件

レストランで冷たいレモンジュースを頼んだ時のこと。

レモンジュースなので特に何も疑わず飲んだものの、口に入った瞬間「ブッハァ!!」と吹き出しそうになった。


とにかく塩辛い。
ものすごく塩辛い。


かろうじて飲み込んだけど、あまりの塩辛さに訳が分からなくなった。


もしやわたしの味覚が狂ったのか…?とさえ思い始めてきて、もう一回飲んだけどどうしても塩辛い。

フォーに入れる用のレモンを絞って中和を試みたけど、やっぱり口に合わない。



読んでくださっている方は、大体この辺で事の顛末が分かるかもしれない。


でもその時のわたしはあまりにも混乱していたので「もしやこの国のレモンジュースは、熱中症対策で塩辛くしてるのか…?」と本気で考えていた。

今思うとそんな訳はない。


とにかく口に合わないものは仕方がないので、熱中症ジュースは放置し、アイスティーを頼み直した。


アイスティーで塩辛さを中和していると、女性のベテランぽい店員さんがサーっと近づいてきて、熱中症ジュースのグラスをサーっと下げていった。


店内も混んでいたしグラスが足りないのかな?と目で追っていたら、その店員さんが「大丈夫、あたしに任せな」と目で合図してくれた。


そうこうしているうちに、そのベテラン店員さんがもう一回同じグラスを持ってきてくれた。

さっき塩辛さに面食らったばかりなので、今回はマドラーで先にちょっと舐めてみた。


よかった!
この国のレモンジュースはちゃんと甘かった!


そういうことです。
砂糖と塩を間違えるというベタなオチ。

ちなみにベテラン店員さんは、最初の熱中症ジュースを飲んだ瞬間のわたしのものすごい顔を見て気づいたらしい。


ちゃんと甘いレモンジュースを飲んだ後、わたしとベテラン女性店員さんはお互いに顔を見合わせて爆笑した。

わたしが表情豊かな人間でよかった〜


炭水化物フードファイター事件

わたしはとにかく英語が苦手。
そしてとにかくせっかち。

そのためメニューに英語が併記してあっても、翻訳して調べるのを面倒くさがってしまう。


その時はお腹が空いていたので、鶏のフォーともう一品何か鶏系のおかずを食べたい気分だった。


スコールで滲みまくったメニューの写真をガン見して、おおよそおかずか?みたいなメニューを指さして注文した。

そしたら、運ばれてきたのは鶏のお粥だった。


わたしを含むその場にいた全員が店員さんを見て
「え、お前間違ってね?」みたいな雰囲気だった。

でも間違っていたのはわたしだった。
写真で皿部分だと思っていたのは、どうやらお粥だったらしい。


炭水化物ダブルパンチに呆然としていると

「あんた2個も食べるの?」

と、同じテーブルに座っていたマダムが話しかけてくれた。


「メニュー間違えちゃったわ」と返事すると、同じテーブルに座っていた全員が爆笑していた。わたしも爆笑した。


その後「お粥は飲み物!」と自分に言い聞かせて何とか全部食べ切った。

さっき話しかけてくれたマダムは去り際に
"Enjoy~~~"と言ってくれた。


マダムへ。
わたしは存分にフードファイトを楽しみました。


黒い悪魔事件

※ここから先の話は、みんな大嫌いなあの虫の話になります。苦手な方は飛ばしてください。
おおよそご想像の通りです。




ついに恐れていた事態が起きた。

黒い悪魔こと奴が部屋が現れた。
しかもかなり酔っ払った夜に。


ちょうどその日かなり度数の高い米のワインを飲んで楽しく過ごし、バイクタクシーで夜風に当たりながら良い気分で帰ってきたのに。

38度の米のワイン。ものすごく辛口だった。



黒い影が見えた瞬間に酔いは覚め、そしてわたしは青ざめた。


かなり遅い時間だったものの、とりあえず処さないことには寝れないので、まずホテルのフロントのお兄さんに助けを求めた。


There was a cockroach in my room.


ハァ???みたいな顔をされたけど、怖いの!助けて!を連呼していたら、お兄さんが部屋まで来てくれることになった。


エレベーターの中で、お前はジャパニーズか?と聞かれて、そうだよと答えると妙に納得していた。


納得してんちゃうぞ!一大事やからな!
わたしは密かに内心でキレた。


ちゃんとお兄さんは倉庫から武器(箒)を持ってきてくれた。

部屋のドアを開けた瞬間、奴が現れたのでわたしは悲鳴を上げた。
お兄さんは箒でサッサッサ〜とやってた。


箒でサッサッサ〜とやったからなのか、奴の生存本能なのか、一瞬姿を見せた後に素早く逃げてしまった。


ちょっと待って!?逃げた!?!?


日本語混じりでウワーン!どうしよう〜〜と言っていたら、お兄さんは"Don't worry~~! Don't worry~~!"と言ってくれた。

iPhoneのライトで照らして、ベッドの下に逃げ込んでないかもちゃんと確認してくれた。


Don't worryどころかworryしかない…どうしよう…と思いつつも、お兄さんに深々と頭を下げて、来てくれたことに心からのお礼を伝えた。


お兄さんは去り際に「なんかあったら言えよ!俺は朝までフロントにいるから!」と言っていた(ような気がした)


事実、来てくれて本当にありがたかったし心強かった。奴は逃げちゃったけど。


怖いので、その夜は電気をつけたまま寝た。

そして日本から持ってきたホウ酸団子スーパーウルトラ強い版みたいなのを部屋中に設置した。


なぜ最初から置かなかったのか!
油断した!!


これがきっかけで一気に日本の家の現状が怖くなった。

ゴミは片っ端から全部捨てて、水回り系は全部掃除してきたから大丈夫と信じたい…。


どうか大丈夫でありますように。

そんな願いと、最後まで読んでくれた方へのお礼を込めて、最後は可愛いわんちゃんの画像で締めることにする。

お鼻。


〜#4につづく〜


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