小説の感想がほしい文字書きの感想ほしいアピール7つの法則

わたくし、同人界隈で二次創作小説を書き始めて、ようやく一年経った文字書きですが、小説を書くと、やっぱり感想はほしいものですよね。

もちろん私もほしいです。小説の感想はもちろん、Twitterで垂れ流してるSSのような細々したところまで、とにかく何でもいいから感想がほしい。いつでも常にオールウェイズ感想がほしいのが文字書きの性であり業だと思います。

だから、

何とかして感想もらえないかな?

どうしたら感想もらえるかな?

というのを色々考えて、自分なりにTwitter上で大騒ぎしながら感想ほしいムーブをかまして参りました。相当うるさかったろうと思います。私の近隣住民(フォロワー)の皆さまには先んじて謝っておきます。みんないい人だねほんとにね愛してるよ。

そして一年経ってみて、一つの小説に対して一件でも感想がもらえているか、を検証してみたところ、なんとなんと、打率10割、毎回一件は感想をいただけているという何とも何とも幸せな状況にあったのです。やんややんやと一人で小躍りせざるを得ない状況です。感想をいただく度に毎度もれなくTwitter上で一人で小躍りしております。

私は自分から積極的に誰かをフォローしに行ったり、相互様を増やしたりしたわけではありません。むしろ一人でひっそりと一人遊びをしていたのです。推しや周囲のキャラクターの考察やネタを垂れ流し、時々小説を書いて、ひたすら一人遊びをしていたのです。

それなのに、こんなにもたくさんの方に小説を読んでいただき、更には感想までいただけて、挙動がおかしい文字書きの感想ほしいムーブに付き合ってくれる心優しいフォロワーさんたちに恵まれたのは、ひとえに、私の人徳……いえいえ、運が良かったのだと思います。

たくさんの文字書きさんたちが、感想をもらえない問題に直面しているのは、Twitter上で定期的に見かけてきました。感想をもらえなくて辛くて筆を折ってしまう人がいることも知りました。

私も一年前に文字書きを始めてから、感想をもらえる嬉しさやもらえなかった時の寂しさを知りました。だからその感想をもらえない時の気持ち、とてもよくわかるのです。打率10割と言いつつ、小説を掲載してすぐに感想をいただけるわけではなかったので。ひたすら感想ほしいムーブをかましてかましてかまし続けてきたので。

そこで、一年間私が繰り広げてきたその感想ほしいムーブについて、それを一体どうやってきたのか、体系立てて組み立ててみることにしました。今までは全て己の感覚だけで行動していたことを、わかりやすく体系化しようと思ったのです。

そしてそれが、もしかしたら、感想をもらえなくて哀しい思いをしている文字書きさんを元気付けられるかもしれないなあと、淡い期待もあったりして。もしそれで、感想をもらえるようになったら嬉しいなあって。

そうでなくとも、あくまでも私なりの経験則を体系立てたものなので、私にとってはものすごく役立つのです。だから絶対に無駄にはならない。やったね。(合理的)

というわけで、これが、感想がほしい文字書きさんの何かしらの助けになることを祈って、まとめたいと思います。

あと本題に入ると急に口調が雑になります。あしからず。


【小説の感想がほしい文字書きの感想ほしいアピール7つの法則】


①まず大前提として、「感想がほしい」と言おう。とりあえずスタートラインくらいには立て。


「そもそもこの人は感想を送っていい人なのかな?」

という大前提の部分がわからないと不安だったりする読者もいるから、この人に感想送ったら喜ぶのか、それとも気分を害するのか、というところからきちんとアピールしよう。ここがまず基本。

「私は!感想もらえたら!めっちゃ嬉しいよ!!!感想はいつでもほしいよ!!!」

ってアピールすれば、フォロワーや読者が感想を送るハードルが数段下がる。


②感想を送っていい場所を明記しよう。住所を書かなきゃ手紙は届かないし、感想を送る場所を書かなきゃ感想は届かない。


次に「感想はこちらにお願いします!」というアピールをする。

どこから感想を送ればいいのかわからない読者もいると思うから、「ここに送ってください」ってきちんと指定すれば相手も迷わずに済む。

だから私はTwitterで定期的にマシュマロ置くし、リプでも大丈夫って何度でも言う。

「どこに感想送っても大丈夫です!」って言うのももちろんOKだけど、とにかく読者が迷わないように気を付ける。

Pixiv等で小説を掲載するなら、キャプションに「コメントやメッセージ等で感想いただけると嬉しいです!」と一言添えるのも一つの手段だし、もし同人誌とか出すなら、TwitterのIDとマシュマロ他匿名サービスのQRコードを載せて「もし良ければこちらに感想お願いします!」ってやるのもアリ。

というわけで、手段は何でもいいけど、フォロワーや読者が感想を送るハードルと手間を最大限省く。とにかくつまづかせるな。

必要ならTwitterのアンケート機能等を使ってワンポチで感想を送れる体制も整える。文明の利器は最大限に活用しよう。


③感想ほしいアピールはめっちゃする。他人は自分が思っているほど自分のことなんて見ていない。


私がTwitterで感想ほしいアピールを定期的にするのは、それがフォロワーに見えていない可能性があるから。

一度や二度呟いたところで、人によってはその時タイムラインを見てなかったり、フォローが多い人のタイムラインなら見る前に時の流れに流されたりしてるわけで、そのツイートがそもそも見られていない可能性もある。

自分は自分のツイート全部確認してるから、「あんまりアピールするとウザいと思われるかな…?」と思うかもしれないけど、フォロワーは常日頃からこちらのツイートを全部見ているわけではないってことを念頭に入れて、「全員プリント確認したー!?これ大事なお知らせだからねー!?」っていうクラスの担任みたいな気持ちで何度もお知らせする。

これは何度でも言う。【他人は自分が思っているほど自分のことなんて見ていない】。「みんな見てるしどう思われるか不安…!」なんて自意識過剰。そういうのは相当な人気が出てから考えればよし。どうせ見られてないからどんどんアピールしていい。過剰なくらいで丁度いい。

だからと言ってさすがに毎日何回もしつこくやってたら周りは逃げていくから適度な加減はしよう。どれくらいの頻度でアピールすればいいのかは周りの反応を見つつ経験を積もう。やればできる。


④感想もらえなくても拗ねるな。めんどくさい奴まっしぐらになるな。


感想もらえなくてもとにかく拗ねない。

「感想もらえなかった…どうせ私なんて…」とか言ってるのは、重くてめんどくさい構ってちゃんなので大体みんな近付きたくない。

ちなみに私はかつて文字書きになるより昔はこのタイプだったから経験上わかる。そういうやつは大体ウザがられるし距離を置かれる。

一つ前でも言ったけど、まずタイムラインを見ていない可能性もあるし、そもそもその時感想送れる気分じゃなかったとか、言葉が纏まらなかったとか、忙しくてそれどころじゃなかったとか、フォロワーや読者にも色んな事情があるので、感想もらえなかったからと言って別に私の落ち度じゃない。

だからどうせならとにかく明るい構ってちゃんを目指す。

「感想ほしいです!お願いします!私構ってほしい!めっちゃ感想ほしい!えっ!?感想くれるの!?ありがとうございます!!!やったーーー!!!嬉しいーーー!!!」

とかやってたら大体みんな微笑ましく見守ってくれるし、また構ってやろうかなって思ってくれる。(経験則)
それに感想もらえなくても別に私の落ち度じゃないから落ち込まない。(大事なので二回言う)


ちなみにこれは声を大にして言いたい。

自分の気持ちが落ち込んでる時は絶対に構ってちゃんするな。

落ち込んでる時の構ってちゃんは「私を見て!」「私を認めて!」みたいなネガティブオーラがダダ漏れるので相手にもそれが伝わる。そして引かれる。

私も時々無意識にネガティブになってる時に構ってちゃんしてしまって、後から「あー!!!やっちまった!!!これネガティブ構ってちゃんだ!!!」って頭を抱えることがある。で、そういう時は大体周囲の反応が悪いからすぐにわかるので、ネガティブモードを修正できる。

でもこの理屈がわかってない人は、構ってもらえないのが寂しくて更にネガティブ構ってちゃん追撃モードに入るのでどんどん引かれる。そのスパイラルに嵌るな。抜け出せ。まずは自分がネガティブ構ってちゃんしてることを自覚するところから始めよう。

構ってちゃんは “明るく楽しくポジティブに” が絶対条件。


⑤お家に帰るまでが遠足。アフターケアまでが感想もらうための鉄則。もらうものだけもらってお礼もないんじゃ失礼すぎる。


フォロワーや読者が感想を送ることに不安にならないように、準備もして、アピールもして、更にその上でアフターケアを大事にすることも考えたい。

感想を送っても、それに対する作者の反応が悪かったり薄かったり何だか素っ気なかったりすると、「感想喜んでもらえなかったのかな…?もう言わない方がいいかな…?」って思われてしまうかもしれない。

ここ、自分では無意識だし気付きにくいので意外と盲点。

私自身も、好きな作家さんに感想を送って相手の反応が薄い時には、感想の内容が微妙だったかな、それとも嬉しくなかったかな、さて次はどうしようかな、ってやっぱりちょっとは思ってしまう。人間だもの。

だから感想もらったら大袈裟なくらい喜ぶ。「感想ありがとうございます。嬉しいです。」で終わらせるよりも「めっっっちゃ嬉しいです!!!ありがとうございます!!!あなたは神ですか!?スクショ撮って家宝にします!!!」の方が伝わる。もちろん私はもれなくスクショ撮ってる。

私の場合はさらにもっと大袈裟に、「この感想のこういうところが好き!こう言ってもらえると嬉しい!」等、感想の感想まで言ったりするけど、そんな私ですらまだまだ足りないと思う。感想もらったら嬉しいだろ。その喜びと興奮を360度全開放して伝えろ。Twitterなら140字から溢れ返るくらいに喜べ。

メールやLINEもそうだけど、文字列だけで感情を伝えるのってすごく難しい。メールやLINEの文字列で相手から素っ気なくされた気がして不安になる人いません?でも相手は全然そんな気ないんだよね。そういうことがネット上でも起こる。

だから、なるべく感情が伝わるように、記号や絵文字なども駆使して全力で喜びを表現してみよう。ここは腕の見せ所。「感想を伝えると、この人はこんなに喜んでくれるんだ」って思ったら、感想伝える方も安心するし嬉しくなるし今後のハードルが更に下がって、これからも楽しく感想伝えられるようになるよ☆(*・∀・)

それにそれを見ている周りの人も、「じゃあ自分も伝えてみようかな」っていう気持ちに、もしかしたら、ちょっとくらいは、1ミリくらいはなってくれるかもしれない。安心感は大切。(=´∀`)人(´∀`=)

「記号とか絵文字とか使うの苦手です…」「私そういうキャラじゃないんです…」みたいな人は、句読点だけでも相手に感情が伝わるような、喜びと情熱が伝わるような工夫をしてみよう。感想ほしいんだろ。やれることは!!!全部やれ!!!


⑥自分のことは自分で褒める。それが作者としての基本姿勢。


究極的には、自分の作品の感想は自分で書くくらいでいい。「私は私の作品のここが好きでここに力を入れてて特にここがお気に入りなんだけどみんなわかる???だよね〜〜〜!!!」くらいでいい。自分が自分の作品を好きなら、それだけで充分。推しは自分。

むしろ自分が自分の作品に100%の愛と情熱のエネルギーを注げないとか、自分が自分の作品を好きになれないとか、それで人に感想もらおう褒めてもらおうなんて虫が良すぎる。

自分が使ってみて良かった商品は口コミするかもしれないけど、良くなかったものはわざわざ口コミしないのが普通。「私はこれを良いとは思わないけど、あなたには好きになってほしいし、これを使ってみた感想がほしいの」とか相手に失礼極まりない。それは作品だって同じこと。

自分が良いと思えないものを人に好きになってもらおうとか感想もらおうっていうのは違うんじゃないの。誰よりも自分が良いと思えるものを作ろうよ。

そもそもその作品は一体誰のために書いているのかを考えてほしい。もしそれが他人のためなら要注意。何もかも他人のために書いていたらいつか潰れる。他人のために書いていたら、ものすごく極端に言ってしまえば、感想をもらえなかった時点で、自分にとってその作品の価値は無いということになってしまう。『他人のために=他人に自分を認めてもらうために』ということだから、感想もらえなかったらそれで終わり。

だから、書くならまずは自分のために書こう。自分が最高に満足できるものを書こう。そうしたらたとえ感想をもらえなくても、自分で自分に満足できるから。

自分で自分を認める。自分で自分を褒める。それが基本姿勢。

で、ここでひとつ注意事項。上記とは逆の話も一応あるにはあるから気をつけてほしい。

自分がいいと思えなかったものでも、誰かが「私は好き」って言ってくれることも、もちろんある。そういう時は、それを素直に受け取って「ありがとう」と言おう。誰かが「好き」って言ってくれるものを、「そんなことないです。こんなの全然駄目でほんと恥ずかしくて…」とか言うのは、相手が好きになったものを否定する行為だからやっぱり超失礼。だから褒められたら素直に受け取る。

ちなみにこれは普段の人間関係でも当てはまることだから気をつけよう。


⑦下心とは『隠している本心』のこと。隠しているから気持ち悪いのであって、隠さず表に出してしまえばそれはただの本音。


下心は隠すから気持ち悪く見えるのであって、隠しているつもりでも隠し切れていない何かが滲み出てくるから気持ち悪いのであって、素直に口に出せばただの本音でしかない。褒めてほしいなら褒めてほしいと言えばいいし、感想ほしいなら感想ほしいと言えばいい。それをハッキリ言わずに、「誰か褒めてくれないかな…(チラッ」「誰か感想くれないかな…(チラッ」とかやって遠回しにジメジメ訴えるから嫌われる。

だけど相手にも事情はあるから、その本音を叶えてもらえなかったからと言って相手を責めるのは違うし、自分には価値がないなんて落ち込むのも違う。④でも言った通り、まずタイムラインを見ていない可能性もあるし、そもそもその時感想送れる気分じゃなかったとか、言葉が纏まらなかったとか、忙しくてそれどころじゃなかったとか、フォロワーや読者にも色んな事情がある。ただタイミングが悪かっただけかもしれないのに勝手に拗ねてたら、ただのめんどくさい奴まっしぐら。みんなが自分の思い通りに動くわけじゃない。

そしてそれ以前に、誰か褒めてくれないかな、感想くれないかな、って口にも出さず遠回しに訴えもせず、ただ期待して待ってるだけで、誰も反応してくれないと落ち込むなんてのはそもそも論外。察してちゃんに構ってるほどみんな暇じゃないんだから、自分の気持ちはちゃんと自分で言う。

私は感想いくらでもほしい!!!常にほしい!!!もっと!めっちゃ!マシュマロでお返事出来なくなるくらいほしい!!!感想ください!!!長ければ長いほど嬉しいです!!!


まとめ


①まずは「私は感想がほしいです」って言う。

②「ここに感想送ってね」って場所を提示する。

③「私は感想もらえたら嬉しい人です!」って定期的にアピールする。

④感想もらえなくても拗ねない。みんな色々忙しいから。自分のせいじゃない。

⑤感想もらったらいっぱい喜ぶ。お礼も元気よく言う。

⑥自分のことは自分で認める。自分で褒める。

⑦下心は勇気を持って、素直な気持ちで出してみる。それは自分の本音だから、ちゃんと自分でその気持ちを認めてあげる。


あとがき


私は現在、発表されてからかなりの歳月が流れたジャンルで活動しています。今でも新作が出たりはするので決して廃れたとは言えないのですが、流行ジャンルではないのです。なので私の作品は、今流行しているジャンルほどたくさんの人の目に入るわけではありません。

そんな私の体感として、小説書いて感想もらう頻度は、一作品につき一度あるかないか。そう、体感です。ちゃんといただいた感想を全部見返してみて初めて、打率10割、しかも二件も三件も感想をいただけている作品もあったことに気付いたのです。相当感想に飢えてるな。

小説を掲載して三ヶ月くらい経ってから感想をいただけた作品もありました。文字書きを始めて一年経ちましたが、一年前の作品に最近感想をいただけたこともあります。だからすぐに感想をもらえる、打ったら即返ってくる、というわけではないのです。それ故の体感でもあります。

そう考えるとやっぱり読者には読者のタイミングがあると思うので、小説を掲載してすぐに感想をもらえるものと思わない方が気が楽になっていいですね。気長に待つのも楽しいです。忘れた頃に感想をもらうと飛び上がるほど嬉しいですから。

でも、それもこれも、私がこうしてたくさん感想をいただけているのは全部、私自身がTwitterで日々めげずにしょげずに、アグレッシブに感想ほしいムーブを繰り広げていたからというのもあると思っています。もちろん毎度のことながら大騒ぎする私に、いちいち構ってくださる大変心優しいフォロワーさんたちに恵まれているのもありますが。健全な自己主張はとても大事だと毎度思う次第です。健全に、程々に。

あ、でも、これから試してみようと思った人、やりすぎは禁物ね。やりすぎると引かれるからね。その辺は上手くやってください。(丸投げ)

感想をもらった時の嬉しさも、もらえなかった時の哀しさや寂しさも、とてもよくわかります。でも、それだけを目標にしてたら辛すぎる。だから、感想をもらうことだけを目指すのではなくて、まずは自分が最高だと思える、自分が満足できる作品を書いてください。感想ほしいアピールと言いつつ、感想はあくまでオプションです。

誰かのために書こうとするから辛いのです。まずは自分のために、自分のためだけに書こう。それで誰かが喜んでくれたら、それはそれでハッピーってことでね。

これを読んでくれた人が少しでも気が楽になってくれたらいいなあと願って、この話を終えたいと思います。

そして最後に、もし好きな作家さんが感想もらえなくて悲しんでいたら、この記事をそっとおすすめしておこうね!!!

感想は!!!自分からもらいに行け!!!


まか


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