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出土文化財センターで新しい仕事をスタート

昨年初夏からそんなこんなで国民年金の免除申請だけはしてその後はシゴトを探すどころか生きる気力も失い、今年の二月までとにかくうつうつと過ごした。そんなわたしを見かねて両親が私が小学三年の時自死した母のお墓参りに行こうかと提案され(離婚後なので今の母には気の毒だが)三人で京都の大きなお寺にあるお墓に赴いた。
亡くなった母も喜んでくれたのがわたしにも伝わり心機一転。

いつもは見もしない回覧板の市の広報で作業員募集の記事を見つけ3/9から遺跡発掘の調査補助員として働けることになりました!
初日3/9月曜はR1沿いの大きな工場からも近い場所で遺跡発掘作業。
 東大寺二月堂の修二会もクライマックスをむかえていないというのに日差しが暑くてピット(柱穴)の仮掘り(5㎝程度スコップ使用)はきつかったです。(粘土質で手ごわい)
土器のかけらが出てきたりして楽しさもあります。火曜は雨天でセンター内で出土した土器、須恵器と土師器(はじき)を刷毛でやさしく洗浄する作業。これも焼き加減によって柔らかいものもありなかなか一筋縄ではいかないけど、クレイパックした後のように手荒れしてた指先がツルツルになりました。
センター内の展示品に興味深い出土品:
市内の遺跡で、2010年、井戸跡から壺に収められた木製人形が二体出土。災厄をはらう祭事で、井戸に手厚く封入されていたそうです。パネルに納められていた木製人形の写真があって、吹き出しに「狭いよー。暗いよー。」って書いてあってロマンとブキミが同居。2010年と言えば京都から6年間の一人暮らしを終え、僕が実家に出戻りした年。封入を解かれた彼らが何らかの影響をもたらしたか?と邪推。(僕が実家に彼らの身代わりで封入された年と言っても過言ではない。)などと邪推。
奈良時代の人形(ひとがた)を発見
http://www.city.ritto.lg.jp/koho/1203/031_4.html?fbclid=IwAR1KHdELOwtaAt6HXkVCIR7O9xvRpYmCLGAt6lrqVKPiy7EPDgliKzpgyS0
なにはともあれ、躓くことで「これは未来からのメッセージが発せられている時なんだ」と気づくことができたような気がしています。そんなことに思いを馳せています。
写真は、就職活動をするにあたり、これも偶然二月の中ごろ近くの「自然観察の森」で道に迷い、やはり携帯電話がないと自分も心細いし他人にも迷惑を掛けると気づかされ十年持っていなかった携帯電話を二月二十八日(死んだ母の誕生日)に契約し、仕事に慣れたある日の休日近くのミモザが満開の場所で撮影したものです。スマホではなくガラホ(要は十年前とそう変わらない携帯電話)なので画質は悪いですが、時々景色を撮影して楽しんでいます。(十年間、美しい景色は脳内で記録していたので、時々しか写真は写しませんが、原始的にmail で PCに撮った写真を送信し、それをtwitterに掲載したりしています。)よかったらツイッターも見てください。アカウントは @mabuk_ です。

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