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人生にも定年制度があればいいのに

会社は定年制度があって、60才になったら定年退職ですよね。終わりが決まっているから、あと〇〇年だから頑張ろう!とか思いながら仕事してます。まだ働きたかったら、再雇用という制度もあるし、他で働き続けてもいい。最近は早期定年というのもあるし、辞めたければいつ辞めてもいいし、計画的に辞めることも出来る。

人生には定年がありませんね。ある日突然やってくる。それがいつなのか、本人も分からないし、周りの人にもわからない。元気なうちはいいけど、働くことも遊ぶことも出来ないような体になってしまったら、ただただ、その時を待って、毎日を生きているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私の父親は90才。お金はあっても、使い道がない。元気なころは、海外旅行に行ったり、乗馬をしたり、スキューバーダイビングをしたり、使い道があった。
朝起きて、朝ご飯を食べて、テレビを見て、お昼を食べて、杖をついて散歩に行って、昼寝して、テレビを見て、時間になったら寝る。
もう終わりにしてもいいと思っても、自分で終わりを決めることはできない。
ただ終わりが来るのを待って生きている。

認知症や病気で生きることに大きな苦痛を感じている方は、なおさらでしょう。「終わり」を選択出来る国もあるようですね。

私はまだ定年前ですが、自分の役割を終えたら、家族の同意を得て「終わり」にしたいなあ、と思っています。
計画的に「終わり」をきめられれば、残りの時間を大切に使えると思うし、生前整理もできる。

最後は、自分の体が、病気で苦しんでいる方々の役に立てればと思っています。




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