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銀ちゃんといっしょ 76

ごんさんぽ 11 マロ

マロはしなやかなお転婆娘

娘と言っても推定9歳の♀猫
多頭飼い崩壊から救われた猫です

相談を受けて保護に着手した保護団体の人が
一番最後に確保したそうです
俊敏だとか男勝りだとか言われていましたが
……実際♂だと思われていました……

我が家に来てからわかった事は
物凄い怖がりさんという事

だから逃げ仰せていた訳です

マロを気に入ったのは主人
おでこの黒丸2つと悪そうな顔が気に入ったんです
私は内心〝他に可愛い保護猫がいるのに〟と
思っていました

でも我が家に来て
カン太と仲睦まじく過ごすようになり
顔がどんどん変わっていきました
保護団体の人たちもびっくりでした

でもうちに来て4年以上になりますが
こちらから抱っこはできません
冬の夜は自分から私の膝に乗ってきてくつろぎます
でも捕まえたら逃げて行きます

捕まえられて身をよじって逃げるまでの時間が
少しずつ長くなって
〝抱っこ〟と言えるようなくらいに近づいたかな~
と思ったら
毎年の予防接種の時に捕まえて連れ出すので
また振り出しに戻ります

ずっとそれの繰り返しです

〝嫌!〟というより〝怖い!〟と思ってるようです

やはり5年以上も野良のように生きてきたから
心を開いてくれるのは難しいんでしょうか

身をおもいっきり固くして逃げ出すマロ
怖い怖い思いをした
トラウマもあるのかも知れません

とても身軽でチャーミングなマロ
フードを少しずつしか食べないので
お腹が減るとキラキラの瞳でじっとみつめてきて
みゃ~ みゃ~と愛らしい表情をします
年下のカン太といつまでも仲良く
長生きして欲しいです

☆☆☆

多頭飼い崩壊は
いつも〝優しさ〟から始まっている気がします
人それぞれどんな事でも限界があります
キャパシティオーバーになる前に気がつかないと
犠牲になるのは野生には戻れない犬猫たち

相も変わらず
捨て犬
捨て猫
野良猫の出産

なくなりません

〝ペット〟を迎え入れるのは子育てより大変です
確実に〝亡くなるまで〟世話をしないといけません
いずれ自立して出て行ったり
逆に助けてくれるようになる訳ではないんですから

そして1つ1つ大切な命である事に
変わりはない訳で…

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