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銀ちゃんといっしょ 25

バランス、かな

お金の話ってデリケート
人に話す時は多く嘘ついたり 少なく嘘ついたり
露骨にほんとの事を話すと煙たがられたり
めんどくさいですね

物欲のない私は
婚約指輪も結婚指輪もいらないって言いました
結婚式もドレスやらなんやかや一切なしの食事会

当時 物凄い金額だったパソコンにはまって
借金たくさん!の主人と
1円の貯金もない私との結婚生活のはじまり
おまけにたくさんの謂れのない借金をかぶり
今でも1円の貯金もありません
どうしよう(笑)

20年間 主人と二人三脚で自営業を続けて
間違いなく思うのは

〝お金は大事〟は当たり前
生活していかないといけないから
でも仕事でもなんでも相手との間にお金や物を
挟むと大切なものを見失ってしまう

という事

枚方市のにしき屋さんとのやりとりの中で
こんなお話をしてくださいました

【……ソロでやってる職人さんの場合
自分の価値を「お金」「金額」で
アピールしたがる人は少なくないようです
私の周りにも居ます
やたらと金に固執する人達です
「この前こんな仕事でxx万円稼いだ」とか…
そんな自慢もよく聞きます
こういう話を聞くと心の中ではなんか少し
悲しく思います
貴方のモノサシは「お金」しかないんですか?と

私は報酬とは自分がやった仕事に対するお客様の
感謝の気持ちとして受け止めています
自分が作り出したお客様の喜びや満足の代償として
報酬があるという考えです
金額の大小には関係ありません
たとえ金額が小さくても心のこもったお金なら
ありがたく受け取ります

多くの職人さんの場合
「自分が与えた価値」ではなく
「自分が費やした労力」という自分目線での
報酬請求です
下請けオンリーならこれでもいいんでしょう

私のモノサシは今も変わらず
「どんだけ喜んで貰えるか」
って事です

それが楽しくて生きている幸せを感じられるから
確かにお金は生きていく上でとても大切です
必要最小限は稼がなければなりません
でもお金に固執しすぎると
とても大切なものを
見失ってしまうような気もします

うまくバランス取りながら
やっていければいいんですけどね】

職人として何が一番大切かって考えると
自分が身につけた技術で
困り事を解決する事
あ~助かった!って言ってもらえる事
それが何より嬉しいと思います

人それぞれ生き方があるけれど
私たちはコレ
それでいいと思う

私の大好きなワンシーン

修理の依頼で出向いた主人が
すまなそうな顔で帰って来た時
手にはたくさんのみかんやお菓子
〝キュッとひねったらなおった…〟
〝良かったやん!〟

さぁ!
また今日も1日元気に仕事しよ!

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