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ハラダの自己紹介

どうも、サウナヌードルモンスターのハラダです。


先日、いつものように執筆したNoteを友人に送りつけたら、こんなコメントが返ってきました。

優秀な友人からの厳しいご指摘


読んだ瞬間、彼の言葉は鋭利な銀色の刃と化してモンスターの胸に突き刺さりました。


「自分勝手だ。」


そう言われた気がしました…


私は昔からエゴがむき出ている人が苦手でした。


しかし今、それが同族嫌悪だったことを教えられたのです。

このままだとエゴイストループから一生抜け出せなくなるかもしれない。


今日はその恐怖が私に筆を執らせます。汚名返上の自己紹介をします。


とはいっても、25年間の人生をつらつらと振り返っても面白くないと思うので、

私の性格がかなり色濃く出た、
「昨年の10月からアクトパス入社まで」
を中心に書いていこうと思います。

最近似てきたと言われる
中日ドラゴンズのレジェンド 山本昌


ハラダは今年4月に新卒社員として、
「温浴専門コンサルティング会社アクトパス」
へ入社いたしました。


ですが実は、私が就職活動で受けた会社のほとんどは「お笑い芸人の事務所」です。


特に新宿に本社を構える「大手お笑い事務所Y」は志望度が高く、計12回の面接回数を誇ります。

わざわざ留年までして2年間受け続けていました。


なぜここまでしたのか。それは「しつこい」からです。


アクトパスの採用ページには、


「『絶対に逃げない』という強い意志があることを求めています。」


と書かれています。


社長、安心して下さい。むしろ追い続けます。

ハンター時代のハラダ


そんなYから最後の不採用通知が来たのが、昨年の10月のことです。


新卒で受けられる最後のチャンスでした。
2年間追い続けた夢は儚く散りました。



その足でYの本社のすぐ裏にあるサウナに向かいました。あえて傷に塩を塗るためです。

これが本当の塩サウナです。


「くそったれ!もういいや。就活は忘れて、書きかけの卒論を完成させよう。」


そう決めました。ほとんどやけくそでした。

最近感動した言葉

実は、私の卒論のテーマは「サウナ」です。


「『ととのう』の表象から考察する第三次サウナブームの正体」

と題して執筆していました。


前年の10月から執筆し始めたのですが、しばらく放ったらかしにしていたのです。


早速アルバイト先の通信社へ資料を持って行き、空き時間に書き進めることにしました。


研究対象はタナカカツキさんの『サ道』。

ご存知の通り、サウナブームのきっかけを作った作品でもあり、研究対象としてはやりがいがありました。


ですが、一つ問題が…


それは、

「表象がアンダーグラウンド過ぎること」

です。

卒論の執筆場所は主にアルバイト先の通信社、それも歴戦練磨の記者が集う編集委員室。

記者の机に置かれている本は、
外交、日本の政治、教育、世界経済、哲学…


そんな中、私の机上に並ぶ本のタイトルは、
マリファナ、ドラッグ、中毒、危うい少女…


アルバイト席を通り過ぎる記者の顔からは、


(ハラダ、就活ヤバくて頭おかしくなった…?)


そんな声がだだ漏れでした。

特技:四ツ葉さがし


心配と軽蔑の視線をよそ目に書き続けること約2ヶ月。


小雨が降るクリスマスイブに、ついに庶務の方から声をかけられました。


「ハ、ハラダくん。だ、大丈夫?」


やはり、本を指差していました。その指は震えていました。


「卒業論文でサウナを研究しているんです。その資料です。」


目をパキらせながら(卒論で疲れていたせいです)一連の状況を説明すると、


「記者のKさんが、サウナについて取材してるよ」


と教えてもらいました。


バキバキの目のまま(興奮のせいです)、Kさんの机に飛んでいきました。


「サウナ文化研究家のこばやしあやなさんが新刊を出すんだ。その取材にハラダ君も来る?」


ニュース速報を伝える通信社のサイレンが、ジングルベルに聞こえました。(クスリはやってません)


「サンタさん、こんな僕に素敵なプレゼントをありがとう。」


心のなかでつぶやきました。



それから卒論提出までの1ヶ月間は、あやなさんからお話を伺ったり、あやなさんとタナカカツキさんのイベントで直接質問できたりと、非常に充実した執筆期間になりました。


そんなこんなであっという間に1月半ばになってしまい、なんとか卒論を完成させました。


忘れもしない卒論提出日。


卒論を提出したあと、自分へのご褒美として大好きなLaQuaへ行きました。


「あとは、就職か…」


せっかくのLaQuaなのに、せっかく卒論が終わったのに、私は露天風呂で途方に暮れていました。


北風が吹く中、遊園地を眺めているとカラフルに輝く観覧車がだんだん滲んでいきます。


「俺はこれからどうなるんだろう…」


知らず知らず涙が溢れていました。


「お前は止まったままだけどな、俺は回り続けるぜ?」


観覧車にもバカにされた気がしました。横では子どもがはしゃいでいました。


背中を丸めて、ため息を付きながら脱衣室へ戻りました。

滲む観覧車

ラウンジで不貞腐れていると、リュックの中に入れていたあやなさんの新刊がふと目につきました。


開くとそこには、


「温浴コンサルティング会社 アクトパス」


の文字が。


輝いて見えました。本当です。


急いで「アクトパス_採用」とググると、採用ページに飛びました。


「行動指針10 『ご縁を大切に』」


それ僕じゃないですか!それ僕です!僕!はーい!

縁から手と足が生えてるのが僕でーす!


というか、他の行動指針もだいたい僕でーす!挨拶めっちゃします!!メモもめっちゃ取ります!

勉強も好き!キレイ好きです!


…呼ばれてる気がしました。

最近感動した本


翌日、勢いに任せてESを送りました。そしていつの間にか入社していました…


僕の就活はこんな感じです。


いつのまにか自己紹介ではなくなってました。


やっぱり僕はエゴイストです。

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