2024/09/21日記_いろいろ悩むけど、朝食が待ち遠しい

昨夜寝る前に妻と店のことを話し合った。答えの無い堂々巡りの話し合いは気が滅入る。どんな夢かは忘れたものの、夢の中でも落ち着かず、寝たり覚めたりを彷徨った。

先週の反動なのか、とても暇だった。晴れたり曇ったり土砂降りになったりをくらい繰り返す天候にも原因があったかもしれない。開店してしばらくはお客さんが続いた。その後の来客はちらほらになって静かな店内が続いた。静かな店内は精神的にこたえてくる。オーダーが入って料理をすると気持ちが落ち着く。iPhoneで大谷翔平の最新情報を知り、気持ちが少し和んだ。そんなんで和んでどうする、という内なる声も聞こえてくる。今日のお客さんはうちの店の料理に関心がある人たちの割合が多かったことは救いだった。

生きる悩みというのは結局お金に通じている。やりたいようにやったら生きていけそうにない、やりたくないこともしなければならない、そこにはお金がある。でも、お金というよりそれは伝手の問題なのだろう。人のつながりはお金の繋がりでもある。でもお金が前面に出てしまうとその繋がりは苦しい。

あなただから頼みたい、そういう仕事についてみたかった。今の店でも何度も来てくれるお客さんはにとってはそうなれているのかもしれない。だからそれ以上と高望みをしてはいけないとも思う。今の自分ではないもの浮かべ過ぎると自己否定になってしまう。

最近台湾と日本の2拠点で生活している夫婦２組と出会った。一方は台湾人で、もう一方は日本人だった。生活の基盤が複数あるのは羨ましい。どちらもデザインやイラストレーターの仕事をしている人たちだった。美大へ行ってそんな仕事もしてみたかった。

店の外の植木鉢の一つが枯れてきている。水やりも多めにして、雨が足りないというので擬似的な雨のように霧吹きを入念にやるも回復しない。

母に電話をかけた。父の様子は少し良くなったときいてひとまずホッとした。ひとまずでしかないかもしれないけれど。

寺尾紗穂さんの『しゅー・しゃいん』を聴いている。寺尾さんの歌声は気持ちが落ち着く。

いろいろ考えてしまうけど、寝る前はお腹が空いて、明日起きたら何かを食べれるから朝が朝が待ち遠しくもある。