パクチーが食べれるようになった瞬間
柴崎友香さんの『あらゆることは今起こる』を読んでいる。柴崎さんはさんざん試したものの今もパクチーが食べれないと記していて、パクチーが食べれるようになった時のことを思い出した。そもそもぼくもパクチーが食べれなかった。食べてもカメムシ臭いと例えられるあのニオイが耐えられなくて、いつも避けていた。
香港を旅行した時に知り合い宅を訪ねたとき、手料理をご馳走になってその中に粥があった。そこにはどっさり山盛りのパクチーがのっていた。どっさりという表現が適切かはわからないけどぼくにとって