上場コンサルティング会社についてのメモ(1)


なんで、こんなタイトルのエントリーをおこしたのかというと、株式投資、特に、長期投資というのは経営のうまい会社(利益率もよく、売上成長もし、企業価値を上げていける会社)に投資をしろということだと思うが、経営を指南する立場の会社の経営ははたしてうまいのか?論語読みの論語知らず、医者の不養生のようなことになっていないか?または、ぶっちゃけコンサル会社の株を買って儲かるの?ということについてつらつらと考えてみたいからである。

上場しているコンサルティング会社ってどのくらいあるのだろうか。株探のテーマで「コンサルティング」を選んで一覧を出してみる。

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ええ、208社もあるのか(上記のイメージは208社のうち証券コードの若い4社のみで大幅に端折ってある)。困ったね。一つ一つ見るのは大変だ。まあでも、コンサルティングを本業としている会社でないものがかなり入っているもよう。ではどうするか。マネジメントソリューションズの採用情報にいい情報があった。

コンサルティング業界の市場規模、成長性、世の中にはどのようなコンサル会社があるか、また、業界の課題についての解説が載っている。非常に勉強になる。こんなものがタダで読めるのだからいい時代である。

現在の日本のコンサルティング業界の市場規模は約0.4兆円。ITサービス市場規模を見ると、5.5兆円の規模にもなります(世界のコンサルティング業界の市場規模は推定で6~10兆円)。グローバル化やデジタル化に伴い、ビジネスのスピードが速くなったことで、プロジェクトマネジメントの意思決定をサポートするコンサルティングのニーズは年々増えており、業界の成長率も直近で約7%伸びています。
コンサルティング業界を説明するうえで、まずはコンサルティングファームの種類についてご紹介します。コンサルティングファームは得意とするコンサルティング領域によって大きく6つに分類することができます。

この6つとは、総合系 戦略系 シンクタンク系 国内独立系 IT系 人事系ということだ。

総合系 ー ベイカレント・コンサルティングとかかな、チェンジもはいるのか。マネジメントソルーションズもここか

戦略系 ー マッキンゼーとかボストンとかだろう

シンクタンク系 ー 三菱総研とか野村総研とかか

国内独立系 ー 船井総研とか識学とかか

IT系 ー ULSグループとかか

人事系 ー リクルートということになるんだろうか、日本エス・エイチ・エルというのもあるか。

まあ、だいたいの絵は頭の中にできた。それで同じページにある、コンサル業界の課題というのが結構面白くて、かつては

今までコンサルティングファームは、グローバルにおけるベストプラクティスや経験の積み重ねによるフレームワークをもとに経営課題の解決策をお客さまに提供することで付加価値を提供してきました。

これで事足りていたのが、今はどうなっているかというと

ITの急速な普及により企業がさまざまな知識・情報・経験を自ら収集できるようになりました。その状況に相まって、コンサルティング業務経験者が転職市場に増加したことで、企業が自力で課題に対する解決策を考えられるようになりました。その結果として、お客さまがコンサルティングファームに求める役割は、「経営課題に解決策を提示する役割」から「解決策をともに実行する役割」へ転換を求められています。

ま、そんなことはどうでもいいや。知りたいのは、「経営を指南する立場のコンサル会社ならさぞかし自社の経営もうまいのだろうから、その会社に投資すれば儲かるんでないの?」ということだ。これから先のことはわからないが、トラックレコードとして各社の年足を株探で調べてみよう。

6532 ベイカレント・コンサルティング

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うむ。続いて、7033 マネジメントソリューションズ

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ほうほう、なるほど。次は 3962 チェンジ

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むうう。戦略系は非上場なので飛ばして、シンクタンク系の 3636 三菱総研

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上がり方がおとなしいが、10年で倍にはなっているね。続いて、シンクタンク系の 4307 野村総研

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これはなかなかのパフォーマンス。国内独立系もみてみよう。9757 船井総研

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これも強烈。7049 識学もみてみよう

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まだ、上場してから年数浅いが、最安値の4-5倍にはなっている。

IT系 3798 ULSGroup

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人事系 順に6098 リクルート、4327 日本エス・エイチ・エル

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なんだ、儲かっていたんじゃないか。これからどうなるかは保証しないが、まあ魅力的な年足が多いと思わないだろうか。NISA でワン株で基本的に毎月の等分分散というのはこれからも断然ありの投資戦略だと思うが。



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