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5度の買収経験を持つ”M&Aの兄貴”【カーレントサービス・保坂代表】|Vol.417-418

コロナ禍でも3回、既に5度もの買収を経験したという保坂代表が登場。最近では21億円規模の買収を実施したというM&Aの兄貴に、これまでの経験から得られたノウハウを訊ねました。

▶動画の一気見はこちらから◀

ゲスト■保坂 高広氏 株式会社 カーレントサービス代表取締役
1979年、東京都生まれ。2003年に法政大学を卒業後、商社勤務を経て2006年4月に早稲田大学大学院に入学。在学中の2007年7月に株式会社アスリブを設立し、2008年3月にMBA(国際経営学修士)を取得。2008年に株式会社カーレントサービス、株式会社キョーワ・トレッドの代表取締役に就任。2009年8月にはCS空間創造研究所株式会社を設立し、代表取締役兼グループCEOに就任。総合物流サービスに対し、独自のワンストップサービスを行うグループとして成長を続ける。

​聞き手■島袋 直樹 M&A BANK株式会社 取締役会長
シリアルアントレプレナー。26歳でインターネット広告代理店を創業、年商20億円規模に成長させる。2016年に同社を分社化し、インターネットメディア運営を主体とするIdeaLink株式会社を創業。2017年12月、自社メディア5媒体を上場企業に事業譲渡し、2018年3月よりM&A BANKの運営を開始。「事業は創って売る」をモットーとする。「会社は伸びてるときに売りなさい。」の著者。 Twitter​



【コロナ禍でも3件買収】”M&Aの兄貴”の強さの謎に迫る!!|vol.417



コロナ禍に3件、これまでに5回も買収⁈


株式会社カーレントサービス

重量物、機械設備など、BtoBの物流サービスを提供
運搬だけでなく組立、据付、搬出入も対応

歴史ある会社をM&Aで成長させた
創業約70年、長く梱包事業を行ってきた
2008年に継いでからは新しい事業を模索
M&Aが事業利益拡大のきっかけ


M&Aで次々に事業領域を拡大


M&Aで事業領域が広がった

精密機械の会社を買収し、事業領域が拡大
時間・ノウハウ・スキルが手に入った
その後積極的に売却案件を探し始める

2件目は粗利率の高い会社を買収
運送事業者では平均10%と言われる中
20%を超えている会社を発見し、数千万で買収
販管費の改善で価値が上がると確信して決めた

M&A資金を借りるには
約5年間で返済する計画を立てる
シナジーでどれだけキャッシュフローが生まれるかを緻密に計算する必要がある


最大の案件は買収額〇〇億⁈


買収額21億円、最大のM&A案件は

担保になる資産を持つ会社の買収を考えていた際にトレーラーを扱い、3000坪の土地を持つ会社に出会う
粗利が30%を超えることもあり、買収を即決

価格ではなく、ハートで勝負
買い手が気にしているのは会社や社員がその後どうなるか、買収後の姿を明確に伝えることで「君に任せたい」と思ってもらうことが大事



【強い買い手】5度の買収経験で得たノウハウ大公開!!|vol.418



5度の買収経験を持つ「M&Aの兄貴」ノウハウ大公開


「相手のためのM&A」として話を進める

自分たちが得られる利益を前面に出さずに話をすることが大事

DDではキャッシュフロー、人事・労務まわりを重視
キャッシュフローが10年後も続くビジネスか、買収後に訴訟につながる問題(未払い賃金・社保など)をDDで必ず確認する

PMIではまず〇〇まわりを整備
人を送り込まないマネジメント方法
※ 詳細は↓

土地付きの会社だったから買収資金を借りられた
買収対象会社の不動産を担保にして買収資金を調達することができた(LBO)

「コロナのせいで赤字」の会社は怪しい
強い会社はコロナ禍でも黒字を維持している
特に物流業界では大きな影響はないはず

仲介・FAにも本気さを伝える
本気じゃないのにアプローチする会社も多いのでそうではないことを行動で示した方がいい

売り手社長とは買収前に必ず食事する
何回かご飯に行けば胡散臭い人はわかる
いいことしか言わない人は避けるべき


今後の野望は!


物流とその前後に関わる会社は金額問わず買収したい

物流の川上から川下を網羅し、国内に物流網を確立
ゆくゆくは海外にも展開していく







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