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【旅ログ】ヴェネツィアで暇すぎて折り紙を折る

自分の世界を広げるために、不定期で行う海外旅。
今回は4月、10日間のスペイン・イタリアで、
体験したことや感じたことを記録します。

イタリア3日目は、アドリア海に浮かぶ水の都ヴェネツィアに行く。(ミラノから日帰り)

ミラノとヴェネツィアは、
東京と福島くらいの距離

高速鉄道のチケットは、ヤング割(29歳以下)× 早割で往復約5000円と、結構安く買えた。

ヨーロッパは、学割的な位置で若者割があり、年齢設定が27〜30歳くらいまでのことが多く、たくさん遊べと言われてるみたいで嬉しい。

 ミラノセントラル駅から出発
電光掲示板が大きくてSF感があり、かっこいい
15分前にならないと乗り場が表示されない
ホームも壮大
高速鉄道「イタロ」に乗って行く

だんだんと、のどかになる景色を眺める。
途中で子羊がたくさん走ってる牧場があって少し感動した。

2時間半くらい

ヴェネツィア・サンタルチア駅に到着

ハイブランドのお店があったりと、思ったより都会っぽい。

そして駅には、トイレが一つもない。
「トイレに行きたい場合は、カフェかレストランに入ってください」と書いてあった。

ヴェネツィアは海上に作られた人工の島で、丸太を打って石を積んで出来ているらしい。

近い将来に沈むと聞くけど、実際に歩いてみるとその実感は無く、よく分からない。

お昼は、地元で人気な海鮮イタリアンに行く。

日本で事前に電話予約したときはすごく緊張した。
イタリア語なのか英語なのかも分からないし、、
勇気が出なくて何日か先延ばしにし、このお店に行くのは諦めようかなとも思った。

けれど、やってみたら驚くほどスムーズに会話できて、電話を切った後の高揚感は自分の中で大きな経験になった。

発信履歴に初めて「イタリア」が刻まれたとき、
一つ違う自分になったようだった
運河沿いのテラス席で
オレンジとハーブの食前酒、スピリッツ
ヴェネツィア発祥のイカ墨パスタ
シンプルだけど濃厚で、イカが柔らかい
海鮮パスタ
貝と海老の旨みがぎゅっと麺に詰まってる

美味しくて、無くなるのが惜しかった。

店員のお姉さんに「どうだった?」と聞かれたので、「ブオニッシモー」(ボーノの上位互換)と伝えたら笑っていた。

常連の人は、店内のカウンターでお酒を飲んでサンドイッチを食べていた。


とりあえず、ヴェネツィアの奥の方まで歩いてみる。

教会を改装した、スーパー
イタリア初ジェラート
外観がおしゃれで釣られたけど、香料が強くて微妙だった

島の真ん中らへんまで来た。

ここから他の島にも行けるらしいけど、ゴンドラは一律15000円くらいで高いのでやめた。

ヴェネツィアンガラスやカラフルな建物で有名な「ムラーノ島」「ブラーノ島」もあるけど、私は「墓地の島」とか「教会の島」が気になった。
本島では土地が足りないから、専用の島がいろいろあるらしい。

ヴェネツィアは、島が120個くらいある

そういえば、観光客が増えすぎて「オーバーツーリズム問題」があると聞いていたけど、人がひしめき合うような人口密度ではなかった。

ただ、観光色ばかりの街並みに飽きてきた。

通りは同じようなものを売るお土産屋と飲食店ばかりで、同じ景色を切って貼って伸ばしたような感じがする。

ヴェネツィアに住んでる人は、どこで暮らしているんだろう。

現地の暮らしを覗いてみたくて、
奥まった道を見つけたらひたすら入ってみる
しんとしてる

暇になった

小雨が降ってきたのでカフェに入ったけど、やりたいことが思い浮かばなくて、困った。

あまりにも暇で、
折り紙をし始める私と友人

とりあえず帰りの駅の方へ歩いてみる。

そしたら、友人がなんとなく曲がった道に、静かで平和な空気が漂ってきた。いい感じに閑散としてる。

中国人がいないし、運河にはゴンドラじゃなくて小型ボートに乗ったおじさんたちが高速で走ってる。お土産屋も無くて、ただひたすらに穏やかな空気が流れてる。

奥にアドリア海が見える
静かだけど、ちゃんと人の気配がする
ぶいーん
自宅の前に、各々のボートがつけてある

あぁーヴェネツィアに住んでる人は、ここにいたのかぁ。

いいなぁ。ゆっくりとした心地いい雰囲気。

最後にふと、ヴェネツィアの暮らしが見える場所に来れてよかった。

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