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聴きあうスナック

おはようございます。
昨日は、初のスナックCANDYの単独ママでした!

あらためていうと、スナックCANDYは、
キングコングの西野さんと、SHOWROOMの前田さんが
オーナーとなって作られたお店。

五反田店は住所非公開、
ドリンクも缶ビールやチューハイなど、
ふつうのスナックとはひと味違います(笑)

あえていうなら、『オフラインの待ち合わせ場所』です。

(株)NISHINOのインターン生になってから、
初のママは同じインターン生のべぇくんと2人で
やらせていただいたのですが、
今回は初めて1人でのママに挑戦しました!

今日は、その経験を日記みたいに
つらつらと書かせていただきます✏️

まず、「スナックCANDYのママをやります!」と言って
告知したはいいものの、
CANDYに着いて気がついたのは、
「あ、開店準備と閉店作業覚えてない。笑」

結局、
「鍵ってどうやってあけるん?」
「音楽ってどうやって流すんやっけ」と、
グダグダのスタートでした。
(&遅刻でお待たせしてごめんなさい。)

『ママがいちばん働かない』という哲学を信じすぎたこと、
ちょっと後悔してます(笑)

ベテランの方が1人もいなかったら回っていませんでした。
ありがとうございます!

そして、そんなこんなでなんとかお店はオープンしたのですが、
おもしろかったのは、コミュニケーションの形です。

今回は、初めての方や2回目くらいの方がとても多かったので、
(うれしい☺️☺️)

「じゃあまずみんなで自己紹介しましょう〜」と、
円になって座りました。

最初は7、8人くらいだったかな?

でも、あれよあれよという間に人が増えて、
結局20人くらいでひとつの輪になり
一人一人の話をじっくり聴く
、という状況が生まれました。

わたしにとっては
そんなに違和感のあるコミュニケーションではなかったけれど、
スナック常連の方々には、
「あんな状況みたことない(笑)」と言われました。

たしかに、あれだけの人数で
みんなが「聴く」ことに集中してるのってなかなかないですよね。
(しかもスナックで)

でも、わたしにとってはめちゃくちゃ楽しかったんです。

わたしは、お祭りとかで大人数でわいわいするのも大好きだけど、
ひとりの人の話を奥の奥まで聴くのもすごく好きで。

自己紹介を聴いていると、

「なんでそれを選んだんだろう」
「なにがきっかけでそうなったんだろう」
「いつからそんな風に考えているんだろう」と
どんどんどんどんいろんなことが気になってしまいます。

例えば、好きな服の色とか、昨日行ったお店とか、
何気ない些細なことの中にも
何らかの『らしさ』があるんじゃないかと。

やっぱり『話す』ことも大好きなんだけど、
それ以上に『聴く』のも大好きです。

ただ、わたしの場合の『聴く』は、
相手への気遣いとかそんな素晴らしいものではなくて、
単純に気になって、知りたくて、仕方がなくなってしまうだけなので、
あんまり本物のママには向いてないと思います。
(逆に、興味がない話の時はすぐバレる(笑))

でも、昨日お会いした方たちは
純粋に気になって仕方がないことを
たくさん持っている方たちばかりだったので、
めちゃくちゃ話してしまいました。

で、類は友を呼ぶじゃないけど、
同じように『聴く』が好きな方が多かったんじゃないかなぁと
思っています。

だからとっても心地いい空間だったなぁとしみじみしています^^

で、わたしが『聴く』を好きな理由はもうひとつあって。
それがこれです。

実は、大学院に入ってから、
この『哲学対話』の活動をずっとやっています。

『哲学』とかいうと、
なんだかめっちゃ強そうなんだけど、
ここでの『哲学』は誰かが言ったえらいことではなく、
みんなが身近に考えている問い
です。

「どうして勉強しないとダメなのか」
「お金がないと世界はどうなるのか」
「子育てと仕事の両立はできるのか」
「死んだあとの世界はどうなるのか」

などなど。

小学生の頃に疑問に思ったようなことを
みんなで輪になってひたすら話します。

これまで、このワークショップを学校や、過疎の村などでやって、
いろんな人といろんな問いについて考えてきました。

この対話にはいくつかルールがあるのですが、
その中でもわたしが肝だなと思っているのが、

・答えを求めないこと
・何を言っても否定しないこと

です。

会社の会議のように結論を求めるのではなく、
ただ頭の中にあることをシェアしあって、
みんなで考えを深めていく。

そして、目的は『正しいことを決める・言う』ではなく、
『考えを深める』なので、
だれが何を言っても否定しない。
(別に無理に褒める、とかもいりません。)

受け入れなくてもいいから、受け止めよう

の姿勢です。

昨日のスナックでは、20人もいたから
そこまでみんなでひとつのことを話し込んだわけではなかったけれど、

でもなんかこの『哲学対話』と同じようなエッセンスが
流れていたんじゃないかなぁと感じています。

そして、あらためて
「たしかに、スナックCANDYってそういう場所だなあ」と思って。

愚痴をこぼすのでもなく、
無理に答えを求めるのでもなく、
ただただ受け止めあっている。

(か、もしくは気持ちいいくらいスルーする(笑))

利害関係とか、上下関係とか
そういうものと離れた場所にあるから
みんなの『待ち合わせ場所』になるのかなぁと思いました。

こんな素敵な場所でママをやらせていただけたこと、
本当に楽しかったです!

そして、遊びに来てくださったみなさん、
応援レターをくださったみなさん、
本当にありがとうございました!^^

あとあと!
お店を閉めたあと階段をおりたら
最後までいてくれた方々が
みんな待ってくれていて、
なんかそんな雰囲気も大好きでした^^


次はいつママをしようかな〜

写真は今日もまたにぃです。
いつもすてきな写真(&ママ以上の働き)
ありがとうございます!🏃‍♂️

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西野亮廣エンタメ研究所のサロンメンバーで、
エッフェル塔個展の時に、和牛弁当を振舞ってくださったり、
食を通じたエンタメで日本とドイツをつなぐ活動をされている大矢さん。

ドイツがコロナショックに直面する中、
そんな大矢さんに何か恩返しができないかと
クラウドファンディングを立ち上げました。

公開から1日で、こんなにたくさんの方々にご賛同いただいて、
本当に感謝しています。

ありがとうございます!

まだまだドイツに想いを届けたいです!
共感してくださった方がいれば、ぜひご支援よろしくお願いします^^



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