VRをつくるって、「世界」をつくるみたいだなと思う。
おはようございます。
最近、思い立ってお花を大人買い(?)したので、家のベランダに5種類の花が並んでいます。足の踏み場がなくて洗濯物がうまく干せません(#ベランダの意味)
さて、今日は最近あまり書けていなかったのですが、VRのことを。
わたしは今、『えんとつ町のプペルVR』のプロジェクトを担当させていただいています。
(オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』メンバー限定グループです)
去年の4月ごろから動き始めて、紆余曲折ありましたが、もうすぐ完成・・!というところにきています。
(制作途中の一部です)
VRなんて作ったことがなく、ましてやエンジニアリングの知識なんて全然なかったのですが、一緒に走ってくださるチームのみなさんや、応援してくださるみなさんのおかげで、なんとか形になってきました。
毎日ずーっとVRのことばっかり考えていて、話題になっているいろんなVRコンテンツも試しました。
そして、お客さん側も作り手側も経験させていただいて感じているのは、「VR作るのって、本当にぜんぶの五感が必要なんだな」ということ。
とあるアーティストさんが、「VRって、総合格闘技だと思います」っておっしゃってたんですが、やればやるほど、本当にその通りだなと。
音楽でいうと、ピアノソロでもバンド曲でもなくて、オペラに近い感じです。
360°の景色があって、しかも自分の視点も動くようになっていて、音も聴こえて。
本当に、VRを作るって、世界のあらゆる要素をすべて埋めていく、そこから創造していく作業なんです。
例えば、このnoteだと、言葉や視覚だけ。
音楽だと聴覚、絵だと視覚。
また、映画や絵だと、2Dでしかも画面の枠に切り取られているので、その場面の360°や時間の経過すべてを表現しないんだけれど(もちろんだからこその表現の難しさ・奥行きはすごいと思います)、
VRはリアルタイムで景色が常に動き続けていて、しかも360°、プレイヤーが視線をやる向きを制御できないんです。
だから、どこに視点を向けられても穴がないように「世界」を作らないといけない。
もちろん、そこに流す音もすべてです。
VRを作らせてもらっていることで、ただまちを歩いているだけの時も、いろんな五感を考えるようになりました。
「この電柱がどんな形をしてるんだろう」
「あの雲はどう流れていくんだろう」
「この交差点ではどんな音がするんだろう」
「人はどんな風に動いているんだろう」
世界を分解しだすとキリがなくて、それをすべて3Dの世界で再現していくのは途方もない作業で・・・
クリエイターさんたちの想像力や技術は本当に素晴らしいなと感じています。
と同時に、わたしたちが何気なく過ごす日々の中で受け取っている「情報量」は半端ないんだな、とも。
それをすべて意図的に再現するのはものすごいことで、しかもVRだと重力の限界も越えられるので、高いところや本当はいけないような空の上まで行けたりします。
それをディレクションするのはとっても難しいけれど、でも、こうしてたくさんのクリエイターさんたちと、作りたい「世界」を探っていく作業は、とてもとても好きだなあと思いました。
こんな経験をさせていただいていることに、感謝しかありません。
今はサロンメンバーさんに協力していただきながら、ユーザーテストを繰り返しています。
早くみなさんにお披露目できるように頑張ります😊
いまこれを読んでくださっていて、「おもしろそう!」と思ってくださった方にも見てもらえますように。
今日も頑張ります!
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