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【映画えんとつ町のプペル 現場レポート vol.22】最後は、人の「心」で動く。

おはようございます。

さて、ついに12月になりました!!!
いよいよ今月、映画『えんとつ町のプペル』が公開されます。

今日は、この公開1ヶ月前の映画チームの打ち合わせの様子をレポートさせていただきます。

毎回、打ち合わせには約20名以上の方が出席されていて、西野さんはもちろん、アニメーション制作、音楽、宣伝・広告、プロモーション、映画興行、マネージメント、グッズ制作、海外展開、出版関係・・・他にもこの映画を盛り上げるためにさまざまな方が参加されています。

私は、(株)NISHINOのインターン生として今年の3月からこの会議に参加させていただいているのですが、公開が近づくにつれて、どんどん参加者が増え、会議資料が分厚くなって、もうものすごい数のチームが同時並行で動いています。

そんな中、音楽チームの報告がありました。
エンディング主題歌のロザリーナさんの「えんとつ町のプペル」をはじめ、いまはもうファイナルミックスを進めているとのこと。

音楽担当の方が様子を報告されていたのですが、曲単体で作っていたものが、映像と合わさって、その映像自体もどんどん変化して。日々作業していく中で、作品が進化していく、その様子に関わっているアーティストさんも感動しているとおっしゃられてました。

こういうお話を聞くと、作品が本当にたくさんの人の手で作られているんだなと思いました。

そして、昨日の会議の終盤、西野さんからある投げかけがはじまります。

それは、「出来上がっている映像をどこまで使うか」というもの。

実は、この議論は、私がはじめて会議に参加させていただいた3月からずっと行われてきたものでした。
まだプロモーションが本格的にはじまっていない時から、「徹底的にシェアする」ということを言われていて。

映画を作る過程も、そして届ける過程も、みんなで作っていこう!と言われてました。

ただ一方で、どうすればその映像が一番効果的に使えるか、にはいろんな考え方があって。

あえてここは公開しない方がいいんじゃないか、みたいな考えもあったりします。広告的な効果として、と言うのもあったり、クリエイターさんへの配慮もあったり。

前代未聞の挑戦だからこそ、答えがないからこそ、このあたりはすごくむずかしいです。

会議の中でもやはりこの議論にすごく時間が使われていて、ただそれは主張しあうというよりも、もうここまでずっと一緒に走ってきたチームとして、お互いの立場や気持ちを最大限尊重する、という話し合いでした。

とても優しいキャッチボールです。


そして、その最後。

ある方が言いました。

「この映画が成功してほしいという想いは、西野さんが誰よりも強いはず。公開間近のこの時期にスピード感はすごく大事で、毎回毎回みんなのチェックを通していると遅くなってしまう。もうここは西野さんを信頼して、預けてみませんか。」

私はこのセリフにすごく「おおお」と感動してしまって。

ここで文字にして、その温度感をどこまで伝えられるか不安なのですが、でも、ここまでずっと一緒に走ってきたからこそ、何度もぶつかってきたからこそ、その言葉の重みがすごかったんです。

そして、西野さんもチーム全員の気持ちをすごく尊重されていました。

これだけ大きな映画、莫大な人や予算が動くようなプロジェクトの判断でも、最後の最後は、具体的な数字や効果じゃなくて、人の「心」で動く。

その瞬間を見させていただいたような気がします。


いよいよ公開まで、あと23日。

私たちもその日までしっかりこの挑戦を見届けましょう^^

今日もお読みいただき、ありがとうございました!




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