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できない。だけどリーダーになる。

おはようございます。

この土日のスナックCANDY大阪の上映会で、大阪の美味しいものをほぼ網羅したんじゃないかと思っています。
(#みなさん差し入れありがとうございます!!)

さて、今日はいままさにぶちあたっていること、「リーダーの仕事」について、先日の西野さんの言葉がめちゃ響いたので、それについて書かせてもらいます。

わたしは今『えんとつ町のプペルVRプロジェクト』のリーダーをやらせてもらっていて、プロジェクトの全体管理はもちろん、クリエイティブの部分からプロモーションまで、あらゆる「決定」を背負わせてもらっています。

日々、たくさんのことを決めなきゃいけなくて、決めた上でそれをチームのみなさん、そして応援してくださってるみなさんにお伝えして、プロジェクトを進める。

開発に関することはもちろんわからないことばかりなのですが、「わかりません。だから決めれません」というわけにはいかないので、みなさんに教え定いただきながら、なんとか進めています。

そんな自分に、西野さんの言葉がめちゃくちゃ響きました。

少し長いですが、引用します。

リーダーの仕事は基本的には一つで、「決めること」なんですね。
正解なんて無いんです。
正解があれば、リーダーなんていなくても、チームは前に進むので。
正解がないからこそ、行き先を決めるリーダーが必要で、あとは「決めた答えを全力で正解にする」という作業です。

「正解はない」

実はこれ、前にも西野さんに教えてもらって、以来、心がけるようにしていることです。


そして、今回グッと響いたのは、そのもうひとつ先で。

これもまた、引用させてもらいます。

なので、リーダーは「右だ!」「左だ!」と指示しなきゃいけないわけですが、ここが難しいところで、指示されるスタッフの方が技術をもっていたりする。
つまり、スティーブジョブズがi―phoneを作る時も、ジョブズは「こういうものを作りたい」と言いますが、実際に手を動かすのは現場のエンジニアさんで、作ることに関してはジョブスよりも遥かに知識がある。
リーダーは「自分よりも能力がある現場スタッフ」に指示しなきゃいけない立場にあるわけですが、(中略)現場で手を動かすスタッフさんから「お前に何が分かるねん」という反発が起こる場合がある。
そりゃそうですよね。
技術的には現場のスタッフさんの方が上なわけですから、現場のスタッフさんがそう思ってしまうのも分かります。
・・・
その時、リーダーはどうしなきゃいけないかというと、「力で押さえつけるんです」
(中略)
その力というのは、技術力じゃないんです。
(中略)
圧倒しなきゃいけないのは技術じゃないんです。
答えはめちゃくちゃシンプルで、技術者を圧倒する為に必要な力の正体は、「費やした時間」です。
エンターテイメントに携わって、そこでリーダーを務めるのであれば、誰よりもエンターテイメントに時間を割かなきゃいけない。
手を動かすスタッフさんに対して、「費やした時間」でもって、黙らせる。
「費やした時間」こそが、説得力であり、覚悟であり、ライオンを従わせるサーカスの団長でいうところの「ムチ」なんですね。
「費やした時間」が不足していると、チームなんて、まとめられないんです。


リーダーは「自分よりも能力がある現場スタッフ」に指示しなきゃいけない


まさに、まさにいま自分がぶち当たっているところで、「西野さんはいまのわたしの状況を全部知ってくださってるのか?」と思いました(笑)

VRプロジェクトはどんどん開発フェーズに入ってきて、メンバーも増えてきて、プロのエンジニアさんやアーティストさんと直接やりとりさせていただくことが増えました。

「ここをこんな感じにしたいです」「これをもうちょっとこうしたいです」と、指示させていただくのですが、この指示が全然うまくできないんです。

知識や経験が足りていなかったり、「相手に自分のイメージを伝える」ということがまだまだ上手にできなくて、すごく的外れなことを言ってしまったり、みなさんに手間を取らせてしまったりしています。

実は、前にもわたしの指示があまりにも初歩的すぎたり、ミクロすぎたり、逆に大事なところを捉えていなかったりで、とあるスタッフさんに、「プロを舐めているように感じる時がある」と言われてしまいました。

本当、その方のおっしゃる通りで、すごく凹んだんですが・・・

そう感じさせてしまうってことは、まだまだわたしが想いや熱量を伝え切れていないんだなと思いました。

そして、この西野さんの記事を読んで、

知識も経験もない自分が、プロのみなさんに「しゃーない、やったろう!」と思っていただくには、「誰よりもこのプロジェクトに時間を費やすこと」

それしかないんだなと。

もちろん「時間」だけじゃなくて、「想い」と「行動」もです。



実は、VRプロジェクトを今のような形で背負わせてもらうことが決まった時、西野さんだけじゃなくて、(株)NISHINOのヤンさんとも二人でお話しさせてもらいました。

その時に言われたのも、「思考量」のことで。

「経験とか知識がないのは仕方ないけれど、だからこそまーちゃんがこのプロジェクトのことを誰よりも考えて、誰よりも行動しないといけない。『思考量』は素人もプロも関係ないから、そこで補うしかない」と。


いまこの環境ですごいプロの方たちに囲まれて、一番素人の自分がそれでもリーダーとしてプロジェクトを進めていく難しさをすごく感じています。

でも、あらためて、もうそこはシンプルに「費やした時間」なんだと気づきました。

そして、まだまだ足りないと。

あらためて、こんな風に没頭できる環境を作っていただいて、本当にありがたいなとひしひし感じています。

西野さん、サロンメンバーのみなさん、本当にありがとうございます。


最近、サロンメンバーさんにお会いすると、みなさんめちゃくちゃVRのことを心配して、応援してくださるのですが、

昨日・一昨日も、サロンメンバーさんが運営されている『黒門カルチャーファクトリー』という秘密の地下室でVRの作業をしていたら、聞きつけたサロンメンバーさんが差し入れを持ってきてくださいました( ;ᴗ; ) 


本当にみなさんに助けられています・・・!!

今日はこれから川西のえんとつ町CANDYで、ランチ会とVR体験会です!開発中のプロトタイプ版をみなさんにお見せして、色々アドバイスや感想をいただこうと思います。


たくさんの方の想いを背負わせてもらっているけれど、何より大きいのは自分の想い。

今日も頑張ります!!!

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